世界最高峰のラッパー、ケンドリック・ラマー初の本格評伝『バタフライ・エフェクト』が遂に発売!

13のグラミー賞&ヒップホップ初のピューリッツァー賞を受賞した、キング・オブ・ラップの過去と現在。

河出書房新社

 


株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役 小野寺優)より、世界最高峰のラッパー、ケンドリック・ラマーのこれまでの軌跡を描いた評伝『バタフライ・エフェクト ケンドリック・ラマー伝』が2021年12月2日に発売となりました。

黒人としてアメリカに生きることの怒りと哀しみ、生まれ育った地元コミュニティへの愛情と戸惑い、成功してもなお自身を襲う鬱や葛藤を重層的に織り込んだリリックと、ブラック・ミュージックの歴史と蓄積、その最先端を取り込んだ楽曲でヒップホップの可能性を拡張し続ける世界最高峰のラッパー、ケンドリック・ラマー。

『good kid, m.A.A.d city』、『To Pimp a Butterfly』、『DAMN.』のわずか3つのアルバムで、瞬く間に頂点を極めたラッパーはいかにその表現を獲得したのか。
映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』でも描かれた、警察の蛮行とドラッグ、ギャング・カルチャーが蔓延する街、カリフォルニア州コンプトンで生まれ育った青年が、アメリカの光と闇を誰よりも深い次元からえぐり出し、アメリカ現代史やブラック・ライヴス・マター(BLM)とも交差する作品を生み出すに至るまでを克明に描いた本作。
ドクター・ドレ―、スヌープ・ドックら数多のヒップホップ・レジェンドから賞賛を浴び、レディー・ガガをも虜にするキング・オブ・ラップ、世界中のファンを熱狂させ続けるスーパースターの半生をスリリングに描く、ケンドリック・ラマー初の本格評伝が待望の日本上陸。

 

  • ケンドリック・ラマーの主なリリースと受賞

2003年、16歳の時からミックステープをリリースし音楽活動を開始。
2011年、アルバム『Section.80』をリリースしインディーズデビュー。
2012年、メジャーデビュー・アルバム『good kid, m.A.A.d city』は米アルバム・チャート初登場2位を獲得し、第56回グラミー賞で主要2部門を含む7部門にノミネートされた。
2015年、セカンドアルバム『To Pimp a Butterfly』は米アルバム・チャート初登場1位、第58回グラミー賞で「ベスト・ラップ・アルバム」他4冠を達成。
2017年、サード・アルバム『DAMN.』は米アルバム・チャート初登場1位、第60回グラミー賞5部門を受賞、また、ヒップホップアーティストとしては史上初の快挙となるピューリッツァー賞を受賞した。
2018年、マーベル・スタジオ作品のO.S.T『ブラックパンサー・ザ・アルバム』をプロデュース、第61回グラミー賞最多8部門でノミネート。

 

  • 本書について

・日々の暮らしをありのまま歌詞にするヒップホップは、音楽としての魅力だけでなく、その土地を生きる人びとを描いたノンフィクションやルポルタージュとして読めるものです。とりわけケンドリック・ラマーの諸作品や彼の人生の軌跡からは、日々のニュースなどでは知ることのできない黒人コミュニティの実状、窮状に喘ぐ人々の姿、よりリアルで凄惨な現代アメリカの諸相に触れることができます。

・2014年、マイケル・ブラウン射殺事件を端に発したブラック・ライヴス・マター(BLM)では、人種差別の苦しみや、不条理な警察権力への怒りを描いたケンドリックの楽曲「Alright」がアンセムとなり、デモや抗議集会などでは「We gon’ be alright!(俺たち、きっと大丈夫さ!)We gon’ be alright!(俺たち、きっと大丈夫さ!)」と口々に歌われました。

・ヒップホップ、R&Bの伝道師、松尾“KC”潔さんより、twitterにて「"初の本格評伝"と銘打たれた『バタフライ・エフェクト:ケンドリック・ラマー伝』が届く。部屋に戻るのも待てずに玄関で文字通り立ち読み。第1章「奪われたグラミー賞」からグイグイ読ませる。気づけば30分立ちっぱなしだった。塚田桂子さんの翻訳読みやすいなぁ。」(2021年11月26日 @kiyoshimatsuoより)と、早速お褒めの言葉を頂戴しました。

・ケンドリック・ラマーは2022年2月13日(日)に行われるスポーツ界最大の祭典、NFL第56回スーパーボウル・ハーフタイムショーへの出演が決定。2017年『DAMN.』以来となるニューアルバム発売の噂が急浮上する中、まずはこの評伝を読みながら、うれしい続報を待つことをおすすめしたい。

 

  • 本書目次
1 奪われたグラミー賞
2 「カリフォルニア・ラブ」
3 ケンドリック・ラマーの誕生
4 スター誕生
5 黒人の命のための闘い
6 キング・ケンドリック
7 「俺たち、きっと大丈夫さ」
8 ケンドリック、王位継承の夜
9 アメリカに広がる悲嘆 他


 

【著者略歴】
マーカス・J・ムーア(Marcus J. Moore)
音楽ジャーナリスト、編集者、キュレーター、ポップカルチャー解説者。『カニエ・ウェストへの手紙』でエドワード・マロウ賞を受賞。

【訳者】塚田桂子(つかだ・けいこ)
ヒップホップ・ジャーナリスト、翻訳家。LA在住。音楽専門誌で取材やコラム執筆を行うほか、ヒップホップ/R&Bのアルバム・リリック対訳、ライナーノーツ執筆等を手がける。ケンドリック・ラマーへは、デビュー当時よりインタビューを重ね、メジャーデビュー作『good kid, m.A.A.d city』以降のアルバム日本盤のリリック対訳を務める。訳書に『ギャングスター・ラップの歴史』(DU BOOKS、2019年)がある。



【書誌情報】

書名:バタフライ・エフェクト ケンドリック・ラマー伝
著者:マーカス・J・ムーア著/塚田桂子訳
発売日:2021年12月2日
定価:3,135円(税込)
体裁:46判/352頁/並製
ISBN:978-4-309-29171-0
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291710/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月