ナノテラスを活用したプラスチックの資源循環を目指し 使用済みコンタクトレンズケースの回収を開始します。

株式会社メニコン

宮城県仙台市(郡 和子市長)と株式会社メニコン(本社:名古屋市中区葵三丁目21番19号、代表執行役社長 CEO 川浦康嗣)は、使用済コンタクトレンズケースの回収拠点を仙台市内の複数の公共施設に設置し、市内4カ所において実証事業を開始することをご案内いたします。

仙台市の「クロス・センダイ・ラボ※1」では、複雑化・多様化するさまざまな地域課題の解決に向け、仙台市と民間企業等の連携による取り組みを進めています。この度、株式会社メニコンの提案を受け、メニコンが進める「メニコン1Caseプロジェクト※2」と連携し、コンタクトレンズケースの回収拠点を、市内4カ所に設置いたします。

株式会社メニコンは、令和6年4月に東北大学内に「メニコン×東北大学みる未来のための共創研究所」を開設しました。さらに、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に参画し、3GeV高輝度放射光施設「NanoTerasu」(ナノテラス)を活用しながらプラスチックの資源化に関する研究を推進しています。また、コンタクトレンズケースの回収を行う「メニコン1Caseプロジェクト」を通じてサーキュラーエコノミー活動を推進し、最新の研究拠点を活用した資源循環社会の構築を目指しています。

仙台市とメニコンは、HOKUSHU仙台市科学館でのナノテラス関連展示※3や進出企業セミナーなど、様々な分野で連携を進めているところです。この実証事業では、各箇所に使用済みコンタクトレンズケースの回収拠点を設置し、行政と連携した回収の可能性を探るとともに、回収したコンタクトレンズケースを再生材として利用することを目的としています。

回収したコンタクトレンズケースは、SIPの活動の中で、自動車用部材への活用に関する研究が進められております。

1 実施期間 令和7年5月16日(金)~ 令和9年3月31日(水)

※設置場所によって期間が異なる場合があります。

2 実施場所 仙台市役所(青葉区役所内、環境局所内、経済局所内)、HOKUSHU仙台市科学館

※状況により、設置場所が増減・変更となる場合があります。

3 内容 

仙台市では、使い捨てコンタクトレンズケースを回収する拠点を設置し、コンタクトレンズケースの回収を進めます。メニコンは、東北大学共創研究所を起点に、NanoTerasuを活用したプラスチック再生材の研究開発を促進します。また、SIPの活動において自動車用部品等への再生材の適用に関する検討を進めます。

※1 クロス・センダイ・ラボ

民間企業等からの提案を一元的に受け付ける窓口であり、次の2つの事業で構成されている。

(1)パートナーシップ推進事業

民間企業等から行政・地域課題の解決に向けた提案を幅広く受け付け、対話を重ねながら提案の実現に向けた支援を切れ目なく行うことで、スピーディーかつ強力に連携を推進する。

(2)実証フィールド支援事業

AI、IoT、自動走行、ドローン等を活用した市内での実証実験について、必要な手続きに関する相談の受け付け、関係機関や実証実験のフィールドの管理者等との調整等を行い、民間企業等による実証実験の円滑な実施を支援する。

※2 メニコン1Caseプロジェクト

令和6年10月より実施。回収したコンタクトレンズケースをもとに、自動車等の工業製品向けに利用可能な再生プラスチック材料を研究開発する資源循環プロジェクト。全国約550か所に回収ボックスを設置しており、仙台市内ではコンタクト販売店7か所に設置している。(2025年4月現在)

https://www.menicon.co.jp/campaign/1casepj/    

※3 ナノテラス関連展示

HOKUSHU仙台市科学館は令和7年4月より3階展示室をリニューアルし、ナノテラスに関連する展示「NanoTerasu~ナノの世界を明るくてらす~」を新たに設置した。ナノテラスの施設概要や仕組みともに、株式会社メニコンを含むナノテラスを活用した企業の研究成果の展示も行っている。

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会社概要

株式会社メニコン

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URL
https://menicon.co.jp
業種
製造業
本社所在地
愛知県名古屋市中区葵3ー21ー19
電話番号
052-935-1187
代表者名
川浦康嗣
上場
東証プライム
資本金
55億3545万円
設立
1957年07月