建築家・藤本壮介氏と構造家・腰原幹雄氏による特別講演会「木造建築の未来」を2024年8月5日(月)に開催
WHAT MUSEUM「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」関連イベント
現在WHAT MUSEUMでは、「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」を開催しています。本展覧会では、建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当て、模型を見たり、触れたりしながら、構造デザインの可能性や哲学を体感することができます。展示は、A「伝統建築と木造の未来」、B「次世代を担う構造家たち」、C「構造デザインの展開」、D「宇宙空間へ」の4つのテーマで構成されており、構造デザインの今後の可能性と広がりを提示しています。
A「伝統建築と木造の未来」の展示では、近年サステナブルな建材として注目が高まる木材を用いた建築に焦点をあて、古代から現代までの日本の木造建築を歴史的に俯瞰し、未来の木造建築の可能性を考察しています。本テーマに関連して、藤本壮介氏と腰原幹雄氏をお招きし、特別講演会を開催いたします。藤本氏は2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーであり、国際的に活躍する建築家です。腰原氏は、伝統木造から近現代の木造建築に至るまで、その可能性を構造の視点から研究し、エンジニアとして構造設計も手掛ける木造建築のスペシャリストです。
講演会では、主に展覧会で模型を展示中の「大阪・関西万博 大屋根リング」 について、構造や木造建築としての位置付けを、木造建築の歴史的な背景を踏まえてお話しいただきます。展覧会とあわせて、木造建築に関する理解が深まる機会を提供します。
「感覚する構造- 法隆寺から宇宙まで -」展示風景 photo by ToLoLo Studio
「感覚する構造- 法隆寺から宇宙まで -」展示風景 photo by ToLoLo Studio
「大阪・関西万博 大屋根リング」模型 1/500
模型所蔵:株式会社 東畑建築事務所
photo by ToLoLo Studio
「大阪・関西万博 大屋根リング」模型 1/50
模型所蔵:東京大学生産技術研究所 腰原幹雄研究室、KAP
photo by 稲口俊太
【特別講演会 開催概要】
タイトル:特別講演会「木造建築の未来」
日時:2024年8月5日(月)10:00〜12:00
(受付時間 9:15~9:45 ※9:45までに受付をお済ませください)
登壇者:藤本壮介、腰原幹雄 ※敬称略
参加費:一般 2,500円、大学生/専門学生 1,800円、高校生以下 1,000円
※「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」の展覧会鑑賞チケット付き
定員:200名(事前申込制・先着順)
会場:WHAT MUSEUM(〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号)
主催:WHAT MUSEUM
企画:WHAT MUSEUM 建築倉庫
公式サイト:https://what.warehouseofart.org/events/sense-of-structure_second-term_event4
【藤本壮介(ふじもと そうすけ)氏 略歴】
1971年北海道生まれ。
東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2021年には飛騨市のCo-Innovation University(仮称)キャンパスの設計者に選定される。
主な作品に、ブダペストのHouse of Music (2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc (2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013 (2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。
【腰原幹雄(こしはら みきお)氏 略歴】
構造家/東京大学生産技術研究所 教授
1968年 千葉県生まれ
1992年 東京大学工学部建築学科卒業、
2001年東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)
構造設計集団<SDG>、東京大学大学院助手、生産技術研究所准教授を経て、
2012年 東京大学生産技術研究所 教授
NPO team Timberize 理事
【感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで - について】
WHAT MUSEUMでは、建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」を開催中です。日本には世界に誇る建築家が数多く存在しますが、建築家の仕事を支える構造家の存在はあまり知られていません。重力や風力といった力の流れや素材と真摯に向き合い、その時代や社会とともに創造してきたのが建築の構造デザインです。専門性の高い構造デザインの世界ですが、建築の「骨組み」の模型を見たり、模型に触れたりしてその仕組みを分かりやすく紹介いたします。
このたびの後期展では、近年サステナブルな建材として注目が高まる木材を用いた建築にフォーカスします。日本の伝統的な木造建築から最先端のものまでを取り上げ、木造の特質を歴史的に俯瞰し、未来の木造建築の可能性を考察します。また、構造デザインを応用したファッションや宇宙開発など、他領域との横断的な取り組みを通じて、構造デザインの広がりを提示します。前期展から大幅に作品を入れ替え、100点以上の構造模型を鑑賞できます。
展覧会名:感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -
会期:2024年4月26日(金)~2024年8月25日(日)
会場:WHAT MUSEUM 1階・2階(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日11時~18時(最終入場17時)
休館日:月曜(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料:一般 1,500 円、大学生/専門学生 800 円、高校生以下 無料
※チケットはオンラインにて事前購入可能
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
展覧会パスポート 2,500円
主催:WHAT MUSEUM
企画:WHAT MUSEUM 建築倉庫
【WHAT MUSEUMについて】 https://what.warehouseofart.org
2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT MUSEUM」。寺田倉庫が作家やコレクターからお預かりしている貴重なアート作品を中心に公開する芸術文化発信施設です。倉庫会社としての美術施設はどう在るべきかを模索し、たどり着いたのは「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というユニークなコンセプトでした。作家の思いはもちろん、作品を収集するコレクターのこだわりを大切な作品とともに展示。アートとの出会いの場を創出します。倉庫内で静かに光を放つ文化的価値を暗示した、WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)の名のもとに展示されるのは、平面や立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々。これらの多様な芸術文化を、倉庫会社ならではの美術館のかたちとして、新たな切り口で企画・展示を行っています。
【寺田倉庫について】
社名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設立:1950年10月
【本イベントに関するお問い合わせ先】
寺田倉庫 WHAT MUSEUMチーム E-MAIL:info.what@terrada.co.jp
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