カプコンがデータ分析基盤を刷新し、レポート作成時間を約80%、データ復旧時間を約75%削減

227の国や地域で展開するデジタルビジネスの拡大に向けて、データドリブン経営を強化し、AI活用を加速

株式会社日立ソリューションズ

システム概要図

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣/以下、日立ソリューションズ)は、世界的なゲームメーカーとして知られる株式会社カプコン(本社:大阪市中央区、代表取締役社長COO:辻本 春弘/以下、カプコン)に対し、AIデータプラットフォーム「Snowflake」を活用したデータ分析基盤の構築と、Salesforceのクラウド型BI*1プラットフォーム「Tableau Cloud」へのレポート基盤統合を支援しました。

 カプコンは、ゲームソフト販売の約90%をデジタルが占め、227の国や地域で事業を展開しています。事業拡大とデータ量の増加に伴い、分析基盤の処理性能の低下や障害時の復旧時間の長さが課題となっていました。新たに構築した基盤は、事業部門横断でデータ共有がしやすくなり、レポート作成時間を約80%削減しました。また、処理の高速化とスケーラビリティの向上により、大量データの安定的な分析や、SaaS型AI予測ツールとの連携も容易になりました。さらに、障害時のデータ復旧時間を約75%短縮し、事業継続性の向上にも貢献しています。これによりカプコンは、データドリブンでの経営戦略を強化するとともに、AI活用を見据えた柔軟かつ拡張性の高いデータ活用基盤を整備しました。

 日立ソリューションズは今後も「DX by AX toward SX」をコンセプトに、企業のSXの実現に貢献します。

*1 Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略


■導入効果

1.データ分析基盤を、社内サーバー上のリレーショナルデータベースからSnowflakeへ移行。従来と比較し、レポート作成時間を約80%削減するとともに、データ復旧時間を最大約8時間から約2時間へ短縮

2.リレーショナルデータベースにデータを集約した巨大なデータマート構成から、大規模なデータレイクを基盤としつつ、用途ごとのデータマートを複数用意する構成へと見直し、パフォーマンス向上と、実務で扱いやすい環境を実現

3.「Tableau」のオンプレミス版とクラウド版で併存していたBI環境をクラウド版のTableau Cloudに統合し、二重ライセンスによるコスト増やデータのサイロ化、サーバー運用負荷を解消

4.Snowflakeの標準コネクタを活用することで、SaaS型AI予測ツール向けのデータ作成や加工、連携が容易になり、運用負荷を軽減


■今後の展望

 カプコンは今後、ゲームの販売データに加え、アミューズメント施設やプロモーションイベントなどのデータも連携させ、横断的かつ高度な分析を推進していきます。また、整備したデータ基盤を活用し、販売予測や異常検知に加え、RAG*2や自然言語で問い合わせができるAIエージェントの作成や検証など、AI活用の本格化を進めていく計画です。

*2 Retrieval-Augmented Generationの略で、生成AIの回答精度を向上させる技術。ユーザーの質問内容に関連する情報を指定されたデータベースから検索し、回答を生成する


■背景

 ゲーム市場ではデジタル販売の進展により、販売動向やユーザー行動など、分析対象となるデータが急速に増加しています。カプコンにおいても、複数の国や地域で多数のゲームソフトを販売する中で、多様なデータを蓄積、分析し、次期コンテンツの内容やリリース時期、価格設定、セール施策など、開発、販売戦略に活用する取り組みを進めていました。

 そのような中、従来の社内サーバー上の分析基盤では、データの急増や多様化に伴う性能低下、運用や保守にかかる負担が顕在化していました。また、社内から寄せられるさまざまな分析パターンの要望に柔軟に対応することが難しく、改修のたびに運用負荷が増大し、SaaS型のAI予測ツールとのデータ連携にも多くの工数がかかっていました。さらに、レポート基盤においては、BIツールとしてTableauのオンプレミス版とクラウド版が併存しており、ライセンスの重複やサーバー運用、バージョン管理などが運用負荷となっていました。

 カプコンは、データドリブンでの経営戦略や一層のAI活用を見据え、分析基盤やBI基盤の刷新を検討する中で、SnowflakeとTableauの双方に高い知見と豊富な導入、運用実績を有し、トータルに支援できる点を評価し、日立ソリューションズをパートナーとして選定しました。


■お客さまからのコメント

 株式会社カプコン 業務システム室 室長 宮永 浩次氏よりコメントをいただいています。

 「Snowflake、Tableau双方の知見が高く、導入、運用の実績が豊富なのは日立ソリューションズだけでした。一人ひとりの技術力の高さに加え、チームとして課題に対応する組織力も信頼できました。引き続きAI活用を含めた提案と支援に期待しています。」


■「Snowflake」について

https://www.hitachi-solutions.co.jp/snowflake/ 

■「Tableau」について

https://www.hitachi-solutions.co.jp/tableau/ 


■導入事例紹介のサイト

https://www.hitachi-solutions.co.jp/snowflake/case02/ 


日立ソリューションズについて

 日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。

 そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。

 詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。

ソリューションに関するお問い合わせ先

株式会社日立ソリューションズ
https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/ 

※記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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会社概要

URL
https://www.hitachi-solutions.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東品川4ー12ー7 日立ソリューションズタワー
電話番号
03-5780-2111
代表者名
森田英嗣
上場
未上場
資本金
200億円
設立
1970年09月