RFマウントを採用する交換レンズ“RFレンズ”6機種を開発
レンズラインアップの拡充により「EOS Rシステム」を強化
キヤノンは、2019年中の発売を目指し、RFマウントを採用する交換レンズ“RFレンズ”6機種の開発を進めています。“RFレンズ”は、EFマウントと同じ内径54mmの大口径マウントとショートバックフォーカス(※1)というRFマウントの特長を生かすことで、従来のEFレンズに比べてレンズ設計の自由度を飛躍的に高めています。魅力的なレンズをラインアップに加えることで、「EOS Rシステム」を強化していきます。
キヤノンは、2018年9月5日に、レンズ設計の自由度を高め、光学の可能性を広げた、カメラ・レンズで構成する新たなイメージングシステム「EOS Rシステム」を発表し、新開発のRFマウントを採用する「EOS Rシステム」の核となる“RFレンズ”4機種を順次発売しています。
写真・映像表現の本質は光を操ることにあり、その要はレンズです。キヤノンは、高解像・高コントラストな描写性能を実現する「理想のレンズ」への挑戦を続け、2018年12月19日にEFレンズの累計生産本数1億4,000万本(※2)を達成し、カメラ用交換レンズの累計生産本数において世界最多記録を更新しました。これからも、1987年から続くEOSシリーズの開発コンセプトである「快速・快適・高画質」を追求するとともに、ユーザーの撮影領域のさらなる拡大と新しい映像表現の可能性を提供していきます。また、魅力的で信頼性の高いものづくりに挑戦し続けることで、写真・映像文化の発展に貢献していきます。
※1 無限遠に焦点を合わせたときの、最後部のレンズ面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
※2 EF-Sレンズ、EF-Mレンズ、RFレンズ、EFシネマレンズを含む。
描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」として、新たなラインアップとなる「F2.8 L ISズームレンズシリーズ」を開発し、ユーザーの撮影表現の幅を広げることを目指しています。
“RF85mm F1.2 L USM”は、絞り開放から大きくて美しいボケ表現が楽しめるほか、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」として、プロフォトグラファーをはじめ、優れた映像表現を求めるすべての方への提供を目指しています。
“RF85mm F1.2 L USM DS”は、“RF85mm F1.2 L USM”と同様の光学系を備えながら、開発中のキヤノン独自の蒸着技術により、ボケ像のエッジを滑らかにし、柔らかな独特のボケ描写「DS(Defocus Smoothing)効果」を持つ、ポートレート撮影に適したレンズとして開発を進めています。
レンズの光学系は、複数枚のレンズの組み合わせにより構成されます。レンズの組み合わせにおいては、適切な硝材の選択、適切なレンズの形状や配置の設定により、総合的に収差を良好に補正し、目的とする光学性能の達成を目指します。
通常のレンズでは、光学系の中心付近に「絞り」を配置し、その前後に複数枚のレンズを配置して収差を補正しています。
さらに、大口径マウントを採用することにより、より口径の大きなレンズを撮像面に近い位置で配置することが可能となります。小口径マウントの場合、マウントの内径の制約により大口径レンズの配置や口径に制約が生まれるほか、無理に後方に配置した場合は画面周辺部までの光線を大きく屈折させる必要があり、収差が発生しやすくなります。大口径マウントであれば、問題なく口径の大きなレンズを後方に配置し、周辺画質の向上を図ることができます。
■ レンズ設計の自由度を高めた“RFレンズ”
RFマウントを採用する“RFレンズ”は、EFマウントと同じ内径54mmの大口径マウントとショートバックフォーカスの採用により、レンズ設計の自由度をより一層高めています。「高画質・ハイスペック・コンパクト」といったレンズ設計の可能性を広げ、将来に向けて、魅力的なより多彩なレンズを提供することで、「EOS Rシステム」を強化していきます。
現在、さらなるレンズの選択肢を望む市場からの声が高まっており、キヤノンはEFレンズ同様に“RFレンズ”の充実したラインアップを目指し、開発に注力しています。
開発中のRFレンズ(外観サンプル)
写真・映像表現の本質は光を操ることにあり、その要はレンズです。キヤノンは、高解像・高コントラストな描写性能を実現する「理想のレンズ」への挑戦を続け、2018年12月19日にEFレンズの累計生産本数1億4,000万本(※2)を達成し、カメラ用交換レンズの累計生産本数において世界最多記録を更新しました。これからも、1987年から続くEOSシリーズの開発コンセプトである「快速・快適・高画質」を追求するとともに、ユーザーの撮影領域のさらなる拡大と新しい映像表現の可能性を提供していきます。また、魅力的で信頼性の高いものづくりに挑戦し続けることで、写真・映像文化の発展に貢献していきます。
※1 無限遠に焦点を合わせたときの、最後部のレンズ面の頂点から撮像面までの光軸上の距離が短いこと。
※2 EF-Sレンズ、EF-Mレンズ、RFレンズ、EFシネマレンズを含む。
<開発中のRFレンズ6機種の主な特長>

製品名 | レンズの種類 |
RF15-35mm F2.8 L IS USM | 大口径広角ズームレンズ |
RF24-70mm F2.8 L IS USM | 大口径標準ズームレンズ |
RF70-200mm F2.8 L IS USM | 大口径望遠ズームレンズ |
RF85mm F1.2 L USM | 大口径中望遠単焦点レンズ |
RF85mm F1.2 L USM DS | 「DS効果」を持つ大口径中望遠単焦点レンズ |
RF24-240mm F4-6.3 IS USM | 高倍率ズームレンズ |
- ズーム全域で開放F値2.8の大口径ズームレンズ3機種(“RF15-35mm F2.8 L IS USM”、“RF24-70mm F2.8 L IS USM”、“RF70-200mm F2.8 L IS USM”)
RF15-35mm F2.8 L IS USM
RF24-70mm F2.8 LIS USM
RF70-200mm F2.8 L IS USM
描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」として、新たなラインアップとなる「F2.8 L ISズームレンズシリーズ」を開発し、ユーザーの撮影表現の幅を広げることを目指しています。
- 開放F値1.2の大口径中望遠単焦点レンズ2機種(“RF85mm F1.2 L USM”、“RF85mm F1.2 L USM DS”)
RF85mm F1.2 L USM
RF85mm F1.2 L USM DS
“RF85mm F1.2 L USM”は、絞り開放から大きくて美しいボケ表現が楽しめるほか、描写性能や操作性、堅牢性などで最高水準の性能を追求した「L(Luxury)レンズ」として、プロフォトグラファーをはじめ、優れた映像表現を求めるすべての方への提供を目指しています。
“RF85mm F1.2 L USM DS”は、“RF85mm F1.2 L USM”と同様の光学系を備えながら、開発中のキヤノン独自の蒸着技術により、ボケ像のエッジを滑らかにし、柔らかな独特のボケ描写「DS(Defocus Smoothing)効果」を持つ、ポートレート撮影に適したレンズとして開発を進めています。
- 幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームレンズ1機種(“RF24-240mm F4-6.3 IS USM”)
RF24-240mm F4-6.3 IS USM
- <ご参考:展示会への参考出展>
- <ご参考:レンズ設計の自由度の向上について>
レンズの光学系は、複数枚のレンズの組み合わせにより構成されます。レンズの組み合わせにおいては、適切な硝材の選択、適切なレンズの形状や配置の設定により、総合的に収差を良好に補正し、目的とする光学性能の達成を目指します。
通常のレンズでは、光学系の中心付近に「絞り」を配置し、その前後に複数枚のレンズを配置して収差を補正しています。
図1:分散する光線
図2:「前玉」を前に移動させた 一眼レフ構造におけるレンズ設計
図3:「後玉」を後ろに移動させた ミラーレス構造におけるレンズ設計
さらに、大口径マウントを採用することにより、より口径の大きなレンズを撮像面に近い位置で配置することが可能となります。小口径マウントの場合、マウントの内径の制約により大口径レンズの配置や口径に制約が生まれるほか、無理に後方に配置した場合は画面周辺部までの光線を大きく屈折させる必要があり、収差が発生しやすくなります。大口径マウントであれば、問題なく口径の大きなレンズを後方に配置し、周辺画質の向上を図ることができます。
■ レンズ設計の自由度を高めた“RFレンズ”
RFマウントを採用する“RFレンズ”は、EFマウントと同じ内径54mmの大口径マウントとショートバックフォーカスの採用により、レンズ設計の自由度をより一層高めています。「高画質・ハイスペック・コンパクト」といったレンズ設計の可能性を広げ、将来に向けて、魅力的なより多彩なレンズを提供することで、「EOS Rシステム」を強化していきます。
現在、さらなるレンズの選択肢を望む市場からの声が高まっており、キヤノンはEFレンズ同様に“RFレンズ”の充実したラインアップを目指し、開発に注力しています。
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