京都大学発CO2分離膜スタートアップの株式会社OOYOOに出資
三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、当社が運営するファンド(三菱UFJキャピタル10号投資事業有限責任組合)より、株式会社OOYOO(以下、「OOYOO」)に対し、2025年9月30日に出資したことをお知らせいたします。

OOYOOについて
OOYOOは、京都大学 iCeMS(物質–細胞統合システム拠点)Easan Sivaniah教授らの研究成果を基盤に設立されたディープテック・スタートアップで、独自の高分子膜構造設計により、CO₂回収コストを抜本的に削減する高性能分離膜を開発しています。従来の吸収・吸着法と比較して、大幅な消費エネルギー削減とシステムのコンパクト化を両立するこの技術は、CCUS(Carbon Capture, Utilization and Storage)実装の鍵を握る基盤技術として注目され、現在、国内の発電所・化学プラント等で複数の実証プロジェクトを展開中です。
出資背景
カーボンニュートラル実現のためにはCO2の回収、固定化、再利用のCCUS技術は必須であり、OOYOOの開発する「高CO2透過膜」、「製膜プロセス」及び「分離膜による小型・高効率な二酸化炭素回収システム」は、その要素技術の一つとして、グリーンイノベーション基金やNEDO GX支援事業に採択され、一定の進捗を見せています。また、大企業との複数の共同開発やパートナーシップを構築している点からも、今後の社会実装が期待されるスタートアップとして、この度出資をさせていただきました。今後はMUFGとしての強みを活かし、OOYOOの成長に貢献してまいります。
【OOYOO 概要】
会社名:株式会社OOYOO
所在地:京都市下京区中堂寺南町134番地
代表者:代表取締役 大谷 彰悟
設 立:2020年1月
事業内容 :空気やその他のガス分離技術の開発およびその製品の販売
U R L :https://www.ooyoo.co.jp
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約930社と、業界トップクラスの実績を有しています。

◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/
◆三菱UFJキャピタル10号投資事業有限責任組合について
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2025年4月1日
ファンド総額:300億円
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