旧松尾鉱山新中和処理施設における災害・事故に備えた緊急対応訓練を実施
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野哲弘)は、6月13日(水)、旧松尾鉱山新中和処理施設(以下、新中和処理施設)の運営管理を行っているJOGMEC松尾管理事務所職員による災害・事故に備えた緊急対応訓練を実施しました。
JOGMECは、新中和処理施設における万が一の災害・事故の発生に備え、日頃から様々な緊急対応訓練を行っています。
今回実施したのは、緊急時に炭酸カルシウムを河道投入する際に必要となる河川水の水質分析訓練です。これは、河川の水位観測、採水、現地測定から水質分析までを職員全員で行うことによって、ベテラン職員から若手職員にノウハウが確実に承継され、全ての職員が迅速に対応できるようするためのものです。
河道投入は松尾管理事務所の近くの「富士見橋」における赤川の水質が判断基準(pHが3.0未満でかつアルカリ度8.4Ax値が535ミリグラム/リットルを超えた場合)であるため、まずは現場へ行き河川に設置されている標尺にて水位を観測し、河川水の採水、pHと水温を測定した後、松尾管理事務所に移動してアルカリ度8.4Ax値の測定を実施し、一連の作業に要した時間は約60分でした。
JOGMECはこれからも災害・事故に備え、今回のような訓練を積み重ねることにより職員の緊急対応力を維持しつつ、新中和処理施設運営管理におけるリスク低減に役立てます。
■旧松尾鉱山新中和処理施設の概要
http://www.jogmec.go.jp/mp_control/matsuo_mine_001.html
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000407.html?mid=pr_180618_03
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