“肌の赤み”により肌の明るさが失われることを発見
一因である血液のTARC(タルク)を抑制するエキスを見出し、明るい肌へ
株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:及川美紀)は、肌の赤みが増加すると、肌の明るさが失われることを発見しました。その原因の一つが血清中のTARC(タルク)であることも解明し、ヒト末梢血単核球のTARC産生量を抑制するアーティチョーク葉エキスを見出しました。この知見は、ポーラから発売される製品に応用されます。
- 肌の赤みと肌の明るさの関係
- TARC※1と肌の赤み及び肌の明るさの関係
※1胸腺活性化制御ケモカイン(白血球走化作用を持つケモカインの一種。炎症反応を惹起すると考えられる。)
参考:2022年9月15日リリース「ポーラ、世界的に権威ある化粧品技術者学会にて発表
皮膚はなぜ赤くなるのかに着目 血液に潜む TARC(タルク)と皮膚の赤みの関係を解明」
https://www.pola.co.jp/company/pressrelease/un1llu000000h5i7-att/po20220915.pdf
- ヒト末梢血単核球※2細胞を用いたアーティチョーク葉エキスのTARC産生抑制効果
ヒトの血液に含まれるヒト末梢血単核球細胞を使ってアーティチョーク葉エキスのTARC産生抑制効果を評価しました。刺激因子であるインターロイキン(IL)-13を上記培養細胞に添加するとTARC産生量が増加します(379.44±22.43 pg/mL)。一方、IL-13と同時にアーティチョーク葉エキスを添加するとTARC産生量は146.10±9.62 pg/mLとなり、IL-13によるTARC産生の増加が61%以下に抑制されました(図4)。
※2ヒトの末梢血から分離された単球やリンパ球を含む単核球(単核細胞)
また、アーティチョーク葉エキスを配合した飲料を摂取することで、血清中TARC量が抑えられ、肌が明るくなる傾向を示しました(補足資料2)。
- 【補足資料1】TARCと肌の赤み及び肌の明るさの代表画像
- 【補足資料2】アーティチョーク葉エキスの効果
- 【補足資料3】POLAイノベーションセンターについて
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