TISとあくしゅが、共同開発した「インフラ運用テスト基盤」のβ版の提供を開始
~ 物理ネットワーク機器を含む本番環境を複製し、DevOpsによる運用の品質向上と迅速化を実現 ~
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野徹、以下 TIS)と、株式会社あくしゅ(本社:東京都渋谷区、代表取締役 山崎泰宏、以下 あくしゅ)は、共同開発したネットワーク仮想化技術を活用した「インフラ運用テスト基盤」(以下、本製品)のβ版の提供を開始し、利用者を募集することを発表します。
本製品は、物理ネットワーク機器を含む大規模なネットワーク環境の複製を、仮想ネットワークの技術を用いてベアメタルクラウド上で容易に構築することができる運用のテスト基盤です。複製した環境上でテストケースを実行することで、システムへの変更内容を検証することが可能です。
提供形態としては、スイッチ型1Uサーバアプライアンス版、およびソフトウェア版の2つの形態を予定し、運用者が少人数でも、スピーディで安定した運用を目指す運用部隊を利用者として想定しています。
<インフラ運用テスト基盤の利用イメージ>
TISとあくしゅは、本製品のβ版を展開し、利用者のフィードバックを受けることで「大規模ネットワーク環境における、インフラ環境の複製とテスト自動化」の実用化に向けたパッケージング、サービス化を目指します。
■「インフラ運用テスト基盤」β版提供の背景
近年、システムのインフラに対する構成変更、脆弱性対応に伴うアップデートや設定変更などは頻度を増し、運用部門の負担は増加する傾向にあります。
大規模ネットワークの運用でシステムの構成や設定を変更する場合、従来は事前に詳細な手順書を作成し、有識者がレビューを実施した上で、その手順書を用いて作業を実施する、という手段がとられてきました。しかし、この方式は工数を要すことに加え、人手を介するためミスの発生を完全に防ぐことが難しく、スピーディで安定した運用を実現する妨げとなっていました。
そこで、TISとあくしゅは、本番環境と同等のネットワーク環境を提供し、運用の効率化と品質の向上を実現するための製品として、本製品を提供します。
■「インフラ運用テスト基盤」によるDevOpsの実現
本製品を使用することで、物理的な本番環境と同等の検証環境を複製し、仮想の検証環境上でテストをコードで記載し、実施することが可能になります(※1)。更に、フレキシブルな構成変更イメージの確認や、設定変更内容の事前検証が可能です。
頻繁に実施するテストのテストパターンを用意することで、テスト実施のための工数を削減し、ミスの低減を実現します。本製品を活用し、運用の現場をDevOps(※2)化することで、スピーディかつ安定したシステム運用を提供することができます。
※1:構成変更、テストパターンの作成等の操作は、運用者がコードを書くことで実現できますが、コーディングに不慣れな運用者でも操作が可能となるように、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)による操作も可能となる予定です。(順次実装予定)
※2:開発(Development)と運用(Operations)が協力し、ビジネス要求に対して、より柔軟に、スピーディに対応できるシステムを作り上げるためのプラクティス。ソフトウェアのビルド、テスト、リリースの一連の作業を、従来よりも迅速かつ確実に実施するため、開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法です。
<本製品によるDevOpsの変革イメージ>
■ヤマトシステム開発による先行導入事例
TISとあくしゅは、β版の提供に先行して、ヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:星野 芳彦、以下 YSD)に本製品を導入しました。YSDでは、本製品を用いて物理ネットワーク機器を含む大規模なネットワーク環境を複製し、検証環境を構築することで、ネットワークの網羅的な接続確認を自動的に実施し、環境変更の確認が取れた構成を本番環境に適用する仕組みを運用に取り入れました。そのことによって、「変更リスクの低減」と「リリースサイクルの速度向上」、および「品質の向上」を実現することができました。
様々な運用手順を削減できたことにより、YSDのインフラ部門では、より創造的な業務や新たな課題に取り組むことが可能となりました。これにより、社員の業務に対するモチベーションが向上するなど、働き方改革の観点からも多様な効果を生み出しています。
■「Interop Tokyo 2018」への「インフラ運用テスト基盤」β版の出展
TISとあくしゅは、「Interop Tokyo 2018」(会期:2018年6月13日(水)-15日(金)、会場:幕張メッセ)に「インフラ運用テスト基盤」β版を出展する予定です。
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
株式会社あくしゅについて
株式会社あくしゅは「分散」と「協調」を技術テーマに据え、クラウドコンピューティング向けの高度なソフトウェア開発ができる企業です。複雑で難しい仮想化のためのソフトウェアを、基盤部分を含め、ゼロから設計、開発する能力を有しています。特に、DevOpsを軸としたソフトウェア開発プロセスを持ち、ソフトウェアの品質安定化と正確なデリバリーに、クラウド時代ならではのノウハウがあり、お客様と共にチームを作って進めて行きます。高度ソフトウェアの提供に加えて、そうした体制面も、お客様にご評価いただいています。詳細は以下をご参照下さい。https://axsh.jp/japanese.html
◆「インフラ運用テスト基盤」β版の利用および先行導入事例に関するお問い合わせ
TIS株式会社 戦略技術センター 梅谷/村木/石橋
TEL:03-5909-4501 E-mail:info-stc@ml.tis.co.jp
株式会社あくしゅ 代表取締役 山崎泰宏
TEL: 03-6300-7624 E-mail: info@axsh.net
提供形態としては、スイッチ型1Uサーバアプライアンス版、およびソフトウェア版の2つの形態を予定し、運用者が少人数でも、スピーディで安定した運用を目指す運用部隊を利用者として想定しています。
<インフラ運用テスト基盤の利用イメージ>
TISとあくしゅは、本製品のβ版を展開し、利用者のフィードバックを受けることで「大規模ネットワーク環境における、インフラ環境の複製とテスト自動化」の実用化に向けたパッケージング、サービス化を目指します。
■「インフラ運用テスト基盤」β版提供の背景
近年、システムのインフラに対する構成変更、脆弱性対応に伴うアップデートや設定変更などは頻度を増し、運用部門の負担は増加する傾向にあります。
大規模ネットワークの運用でシステムの構成や設定を変更する場合、従来は事前に詳細な手順書を作成し、有識者がレビューを実施した上で、その手順書を用いて作業を実施する、という手段がとられてきました。しかし、この方式は工数を要すことに加え、人手を介するためミスの発生を完全に防ぐことが難しく、スピーディで安定した運用を実現する妨げとなっていました。
そこで、TISとあくしゅは、本番環境と同等のネットワーク環境を提供し、運用の効率化と品質の向上を実現するための製品として、本製品を提供します。
■「インフラ運用テスト基盤」によるDevOpsの実現
本製品を使用することで、物理的な本番環境と同等の検証環境を複製し、仮想の検証環境上でテストをコードで記載し、実施することが可能になります(※1)。更に、フレキシブルな構成変更イメージの確認や、設定変更内容の事前検証が可能です。
頻繁に実施するテストのテストパターンを用意することで、テスト実施のための工数を削減し、ミスの低減を実現します。本製品を活用し、運用の現場をDevOps(※2)化することで、スピーディかつ安定したシステム運用を提供することができます。
※1:構成変更、テストパターンの作成等の操作は、運用者がコードを書くことで実現できますが、コーディングに不慣れな運用者でも操作が可能となるように、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)による操作も可能となる予定です。(順次実装予定)
※2:開発(Development)と運用(Operations)が協力し、ビジネス要求に対して、より柔軟に、スピーディに対応できるシステムを作り上げるためのプラクティス。ソフトウェアのビルド、テスト、リリースの一連の作業を、従来よりも迅速かつ確実に実施するため、開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法です。
<本製品によるDevOpsの変革イメージ>
■ヤマトシステム開発による先行導入事例
TISとあくしゅは、β版の提供に先行して、ヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:星野 芳彦、以下 YSD)に本製品を導入しました。YSDでは、本製品を用いて物理ネットワーク機器を含む大規模なネットワーク環境を複製し、検証環境を構築することで、ネットワークの網羅的な接続確認を自動的に実施し、環境変更の確認が取れた構成を本番環境に適用する仕組みを運用に取り入れました。そのことによって、「変更リスクの低減」と「リリースサイクルの速度向上」、および「品質の向上」を実現することができました。
様々な運用手順を削減できたことにより、YSDのインフラ部門では、より創造的な業務や新たな課題に取り組むことが可能となりました。これにより、社員の業務に対するモチベーションが向上するなど、働き方改革の観点からも多様な効果を生み出しています。
■「Interop Tokyo 2018」への「インフラ運用テスト基盤」β版の出展
TISとあくしゅは、「Interop Tokyo 2018」(会期:2018年6月13日(水)-15日(金)、会場:幕張メッセ)に「インフラ運用テスト基盤」β版を出展する予定です。
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
株式会社あくしゅについて
株式会社あくしゅは「分散」と「協調」を技術テーマに据え、クラウドコンピューティング向けの高度なソフトウェア開発ができる企業です。複雑で難しい仮想化のためのソフトウェアを、基盤部分を含め、ゼロから設計、開発する能力を有しています。特に、DevOpsを軸としたソフトウェア開発プロセスを持ち、ソフトウェアの品質安定化と正確なデリバリーに、クラウド時代ならではのノウハウがあり、お客様と共にチームを作って進めて行きます。高度ソフトウェアの提供に加えて、そうした体制面も、お客様にご評価いただいています。詳細は以下をご参照下さい。https://axsh.jp/japanese.html
◆「インフラ運用テスト基盤」β版の利用および先行導入事例に関するお問い合わせ
TIS株式会社 戦略技術センター 梅谷/村木/石橋
TEL:03-5909-4501 E-mail:info-stc@ml.tis.co.jp
株式会社あくしゅ 代表取締役 山崎泰宏
TEL: 03-6300-7624 E-mail: info@axsh.net
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