パーソルR&D、排出ガス試験法に対応した試験受託サービスを開始
~路上走行時の排出ガス測定からデータ解析までをトータル支援~
総合人材サービス、パーソルグループにおいて技術系エンジニアリング事業を手掛けるパーソルR&D株式会社(本社:愛知県名古屋市中区栄3丁目18番1号、代表取締役社長 礒田英嗣、以下パーソルR&D)は、路上走行時の排出ガス試験法(Real Driving Emission、以下RDE)に対応した計測装置搭載から、走行ルート計画、計測、データ解析までをパッケージとしたRDE試験受託サービスを提供開始いたします。
■背景:排出ガス測定の規制強化による、測定方法の変化
近年、自動車の電動化が進む一方、2050年においても内燃機関を搭載した車両は全体の約7割※1を占めると予想されており、排出ガスの低減は自動車開発に携わる方々の継続課題となっています。
また、2015年9月に発覚した欧州でのディーゼル車の排出ガス不正に端を発し、日本でも2018年に国土交通省から、台上試験と路上走行時の排出ガス量の乖離をなくす目的で、路上走行時の排出ガス試験の導入の義務化※2が発表されました。これにより、新型ディーゼル乗用車は2022年10月1日、継続生産車は2024年10月1日から型式指定時、路上走行時の排出ガス試験の適用が予定されています。
これまでの、試験室内に設置されたシャシダイナモメーター※3上に自動車を固定し、ある走行パターンを代表する決められたモードで運転して排出ガスを測定する方法は、条件が一定で再現性が高いことが利点でした。しかし、実際に路上を走行している時の排出ガスの状況を完全に再現することはできず、今後は公道で自動車を実際に走らせ、走行中の排出ガスを測定するRDE試験法が本格化されます。
※1: IEA-MMo2012
※2: https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000198.html
※3: ローラー上に自動車を走らせることで、動力性能や燃費性能、耐久性などを試験する装置
■RDE試験受託サービスの概要
パーソルR&Dは、これまでもシャシダイナモメーターやエンジンテストベンチを用いた排出ガス測定をはじめ、種々の試験サービスを提供してきましたが、RDEの規制化に対応すべく、Portable Emissions Measurement System(以下PEMS)を導入しました。これにより、車両へのPEMS設置、走行ルートの計画・検証、さらにはデータの計測、解析までの路上走行時の排気ガス測定に必要なすべての過程をトータルで支援することが可能となりました。
■特徴
①粒子状物質の粒子数をParticulate Number(PN)として計測することが可能
窒素酸化物(NOx)に加え、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、全炭化水素(THC)などの計測が可能であり、粒子状物質の粒子数をParticulate Number(PN)として計測することも可能です。
②解析サポートとの組み合わせで、高い試験成功率を実現
RDE試験では、走行距離、走行条件に加え市街地、郊外、高速道路をある割合で走行することが定められており、走行ルート計画にも知見・技術が要求されます。パーソルR&Dの自動車開発に多くの知見を持つ熟練した実験技術者の対応と、当社開発のリアルタイム解析ソフトを組み合わせることで、高い成功率の走行試験を実現しています。
③同一ドライバーの対応で精度の高い比較データの取得
試験室内に設置されたシャシダイナモメーターでの排出ガス計測試験と路上走行試験は、同一ドライバーが対応しますので、より精度の高い比較データの取得が可能です。
今後は、自動車のみならず、順次規制化が検討されている農機・建機への対応も視野に入れ、設計開発における試験確認、実力調査、ベンチマークなど、さまざまなご要望にお応えし、排出ガス抑制の課題解決に貢献してまいります。
■パーソルR&D株式会社について<https://www.persol-rd.co.jp/>
パーソルR&D株式会社は、自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル家電などの領域で、技術コンサルティング、一括請負、部分請負、技術者派遣にて、企業様の設計・開発をサポートしています。
これからも、機械・電気電子・制御ソフト分野の設計、実験・認証サービス、モデルベース開発(MBD)の技術を駆使し、設計、研究開発から実験までの「ワンストップサービス」を提供してまいります。
■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/>
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも取り組んでおり、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、ITイベント情報サイトおよびイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
近年、自動車の電動化が進む一方、2050年においても内燃機関を搭載した車両は全体の約7割※1を占めると予想されており、排出ガスの低減は自動車開発に携わる方々の継続課題となっています。
また、2015年9月に発覚した欧州でのディーゼル車の排出ガス不正に端を発し、日本でも2018年に国土交通省から、台上試験と路上走行時の排出ガス量の乖離をなくす目的で、路上走行時の排出ガス試験の導入の義務化※2が発表されました。これにより、新型ディーゼル乗用車は2022年10月1日、継続生産車は2024年10月1日から型式指定時、路上走行時の排出ガス試験の適用が予定されています。
これまでの、試験室内に設置されたシャシダイナモメーター※3上に自動車を固定し、ある走行パターンを代表する決められたモードで運転して排出ガスを測定する方法は、条件が一定で再現性が高いことが利点でした。しかし、実際に路上を走行している時の排出ガスの状況を完全に再現することはできず、今後は公道で自動車を実際に走らせ、走行中の排出ガスを測定するRDE試験法が本格化されます。
※1: IEA-MMo2012
※2: https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000198.html
※3: ローラー上に自動車を走らせることで、動力性能や燃費性能、耐久性などを試験する装置
■RDE試験受託サービスの概要
パーソルR&Dは、これまでもシャシダイナモメーターやエンジンテストベンチを用いた排出ガス測定をはじめ、種々の試験サービスを提供してきましたが、RDEの規制化に対応すべく、Portable Emissions Measurement System(以下PEMS)を導入しました。これにより、車両へのPEMS設置、走行ルートの計画・検証、さらにはデータの計測、解析までの路上走行時の排気ガス測定に必要なすべての過程をトータルで支援することが可能となりました。
■特徴
①粒子状物質の粒子数をParticulate Number(PN)として計測することが可能
窒素酸化物(NOx)に加え、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、全炭化水素(THC)などの計測が可能であり、粒子状物質の粒子数をParticulate Number(PN)として計測することも可能です。
②解析サポートとの組み合わせで、高い試験成功率を実現
RDE試験では、走行距離、走行条件に加え市街地、郊外、高速道路をある割合で走行することが定められており、走行ルート計画にも知見・技術が要求されます。パーソルR&Dの自動車開発に多くの知見を持つ熟練した実験技術者の対応と、当社開発のリアルタイム解析ソフトを組み合わせることで、高い成功率の走行試験を実現しています。
③同一ドライバーの対応で精度の高い比較データの取得
試験室内に設置されたシャシダイナモメーターでの排出ガス計測試験と路上走行試験は、同一ドライバーが対応しますので、より精度の高い比較データの取得が可能です。
今後は、自動車のみならず、順次規制化が検討されている農機・建機への対応も視野に入れ、設計開発における試験確認、実力調査、ベンチマークなど、さまざまなご要望にお応えし、排出ガス抑制の課題解決に貢献してまいります。
■パーソルR&D株式会社について<https://www.persol-rd.co.jp/>
パーソルR&D株式会社は、自動車、航空宇宙、ロボット、デジタル家電などの領域で、技術コンサルティング、一括請負、部分請負、技術者派遣にて、企業様の設計・開発をサポートしています。
これからも、機械・電気電子・制御ソフト分野の設計、実験・認証サービス、モデルベース開発(MBD)の技術を駆使し、設計、研究開発から実験までの「ワンストップサービス」を提供してまいります。
■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/>
パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも取り組んでおり、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、ITイベント情報サイトおよびイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY」、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」などのサービスも展開しています。
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