アスエネ、シリーズC セカンドクローズでの8億円の資金調達と、日本生命・JERAとの資本業務提携を発表

-シリーズC総額で50億円の資金調達を実施。資本業務提携による事業拡大を加速-

アスエネ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役CEO：西和田 浩平、以下「アスエネ」）は、脱炭素化支援機構（JICN）、日本生命保険相互会社（ニッセイ・キャピタル株式会社の「ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合」を通じた出資、以下「日本生命」）、JERA、Pavilion Capital、個人投資家として小島 秀毅氏（株式会社SHIFT グループ経営推進部 部長 / 株式会社SHIFTグロース・キャピタル 取締役）を引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンドのセカンドクローズとして約8億円の資金調達を実行しました。今回の調達により、シリーズC総額で50億円の調達を完了しました。資金調達額は、累計で101億円になります。

事業進捗と達成

アスエネは、クライメートテック領域で脱炭素・ESGのマルチプロダクトを展開しています。「次世代によりよい世界を。」をミッションに掲げ、成長を続けています。

CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、 累計導入社数は国内No.1*で 9,000社を突破、提携企業数は140社を超えています。ESG評価クラウド「ASUENE ESG」は、被評価企業数が14,000社を越え、多くの企業のESG経営を推進しています。また、SBIホールディングスとの合弁会社「Carbon EX」で、カーボンクレジット・排出権取引所のサービスを提供しており、プラットフォームの登録社数は1,200社以上となっています。

日本だけではなく、シンガポールにASUENE APAC、アメリカにASUENE USAを設立、海外顧客も数十社獲得、海外パートナーも数十社と業務提携、フィリピンにグローバル開発センターを構えて現地エンジニアを多数採用するなど、グローバルでビジネスを成長させています。

また2024年8月には、第三者検証・保証事業を提供する事業のM&Aおよび新会社のアスエネヴェリタス株式会社も設立しました。

グローバルNo.1および次世代への社会インパクト最大化の経営理念を基に、今後も事業を拡大してまいります。

各社との今後の出資・提携について

＜JICN＞
カーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素に資する多様な事業へ投融資を行うJICNからは、脱炭素領域に関する取り組みを評価され、出資に至りました。

＜日本生命＞
国内最大級の機関投資家である日本生命とESG領域で連携・提携を強化していきます。
・日本生命のサステナブルファイナンスとアスエネサービスの連携強化、日本生命の投融資先に対するESG評価・エンゲージメント強化におけるアスエネサービスの活用検討、ESG領域×金融での協業

＜JERA＞
日本最大の発電事業者であるJERAと、脱炭素領域で複数の連携施策を実行していきます。
・脱炭素化に向けた見える化から削減までワンストップでの共同⽀援
・脱炭素化を活用したビジネス創出支援、共通ルールメイクの検討など

＜Pavilion Capital＞
シンガポールの投資会社であるPavilion Capitalとの連携により、APAC地域での海外展開をさらに強化していきます。
・APAC地域におけるサービス展開・販促の強化、海外顧客紹介の強化

投資家からのコメント

株式会社脱炭素化支援機構 / 取締役専務執行役員CIO　上田 嘉紀氏

「温室効果ガス排出量見える化クラウドサービスを展開するアスエネ社に出資参画できたことを大変喜ばしく思います。今後、自らの排出量を把握し、削減対策を検討する企業の裾野が広がることで、さらに、排出量削減の取り組みが加速していくことを期待しております。脱炭素化支援機構は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、脱炭素に資する多様な事業への呼び水となる資金供給を積極的に行ってまいります」

日本生命保険相互会社 / 取締役常務執行役員　大澤 晶子氏
「日本生命グループでは、サステナビリティ経営のさらなる高度化に向けて、人・地域社会・地球環境の3領域で社会課題解決への貢献に取り組んでいます。企業融資領域では、サステナブルファイナンスによる資金提供を推進しており、アスエネ社との協業を一層強化することで、取引先企業の脱炭素支援を加速させます。また、アスエネ社の先進的なソリューションとの様々なコラボレーションを模索し、新たな付加価値を提供してまいりたいと考えています」

株式会社JERA / 財務戦略統括部 財務開発部長　大久保 功氏
「JERAのCVC組織であるJERA Venturesを通じて、JERAの事業戦略上も重要な今回の出資ができたことを大変嬉しく思います。CO2排出量削減への社会的要請が高まる中、CO2排出量の見える化と実効性のあるCO2排出量削減ソリューションの重要性が増しています。JERAグループは、アスエネ社とのパートナーシップを通じて、CO2排出量の算出・見える化技術を活用し、カーボンフリー電力供給の透明性のさらなる向上を目指します。これにより、企業の環境目標達成を支援し、社会の脱炭素化に貢献してまいります」

個人投資家　小島 秀毅氏（株式会社SHIFT グループ経営推進部 部長 / 株式会社SHIFTグロース・キャピタル 取締役）
「顧問を務めているアスエネに個人として出資させていただきました。今回の資金調達目的の1つである“M&Aによる非連続な成長の追求”の実現に向けて、私がこれまで国内外で培ってきた再現性のあるM&A/PMI戦略に関するノウハウを、西和田CEOをはじめとする経営メンバーと共有しながら、グローバルNo.1のClimate Tech企業を目指してまいります」

アスエネ代表のコメント

アスエネ株式会社 / Co-Founder & 代表取締役CEO　西和田 浩平「6月のシリーズC 1stクローズに続き、この度、脱炭素に資する事業などに投融資する官民ファンドのJICN、シンガポールの投資会社のPavilion Capital、日本最大級の機関投資家の日本生命、日本最大の発電事業者のJERA、SHIFT社小島氏にご出資いただき大変光栄です。政府・金融・電力・IT業界との連携をさらに強化をしながら、脱炭素の産業変革を仕掛けるリーディングプレイヤーとして、より多くの関係者を巻き込みながらグローバルな産業変革に挑戦してまいります」

アスエネ　会社概要

会社名：アスエネ株式会社

事業：CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」

　　　ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」

　　　カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」の運営

資本金：75億2,700万円（資本剰余金含む）

代表者：代表取締役CEO 西和田 浩平

株主：経営陣、インキュベイトファンド、環境エネルギー投資、STRIVE、Pavilion Capital、

Salesforce Ventures、SBIインベストメント、GMO VenturePartners、Sony Innovation Fund、GLIN Impact Capital、Axiom Asia Private Capital、三井住友銀行、SPARX、イグニション・ポイント ベンチャーパートナーズ、村田製作所、RICOH Innovation Fund、NIPPON EXPRESSホールディングス、MetaProp、KDDI Green Partners Fund、脱炭素化支援機構、ニッセイ・ストラテジック1号投資事業有限責任組合、JERA 等

創業：2019年10月

住所：東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階

拠点：日本、シンガポール、米国、フィリピン

URL：https://corp.earthene.com/

【採用について】
ミッションである「次世代によりよい世界を。」を実現するため、全方位で採用を強化しています。
採用サイト：https://corp.earthene.com/recruitment

【アライアンスについて】
当社サービスの展開を共にお取り組みいただけるパートナーを募集しています。
協業例：金融機関・地域金融機関、総合・専門商社、コンサル、製造業、投資ファンドなど
問い合わせ先：https://corp.earthene.com/form/contact

＜注釈補足＞
* 導入数No.1：東京商工リサーチ調べ/2024年7月調査時点