B2福岡|つかんだ流れを手放さず待望のホーム初勝利
2025年10月15日(水)に開催した、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン【ライジングゼファーフクオカ vs.愛媛オレンジバイキングス】戦は、“福岡 87-73 愛媛”で福岡の勝利となりました。

【試合結果】
【福岡】87-73【愛媛】
1Q 28-19
2Q 19-19
3Q 20-15
4Q 20-20
【戦評】
<前半>
ホーム初勝利を懸けて挑んだ本節。
第1クォーターは#34アギラールを皮切りに、#0會田、#12寒竹、#32狩野が3Pシュートを決める。さらに#8青木も古巣・愛媛を相手にあいさつ代わりの3Pシュートを沈め、チーム全体で外角からの得点が光る。今シーズン初のスタメン起用となった#33加藤もフリースローを3本すべて沈め、9点のリードを奪って第2クォーターへ進む。
第2クォーターは序盤から#5リードが3Pシュートやミドルシュートなど、多彩な得点で攻撃のリズムをつくる。さらにリードや青木への連携プレーから得点が生まれ、会場を大きく沸かせる。青木は3Pシュートを沈め、前半で二桁得点に到達。#24バーレルもプットバックを決め、インサイドで存在感を示した。
<後半>
第3クォーター序盤は得点の動かない時間帯が続くが、加藤がスティールから自らレイアップを決め、会場の空気を変える。さらに前半から勢いに乗る青木が3本連続で3Pシュートを沈め、チームに流れを呼び込む。リードもファウルを受けながら3点プレーを完成させ、アギラールのダンクシュートも飛び出す。ディフェンスでも集中を切らさず、点差を14点に広げて最終クォーターへ。
第4クォーターは、愛媛に連続で得点を許す苦しい立ち上がりに。しかし、會田のスティールをきっかけに狩野がレイアップを決め、流れを引き戻す。さらに加藤の3Pシュートで愛媛の追い上げムードを断ち切ると、アギラールや狩野も得点を重ね、全員のハードワークで掴んだ流れを手放すことなくホーム初勝利を挙げた。
【コメント】
福島雅人HC
先週末のゲームから、しっかりバウンスバックしてくれたと感じています。チームとして形は見えてきましたが、試合の締め方という部分ではまだ課題が残りました。今日は最後まで自分たちのペースで進められた点は良かったと思います。
愛媛さんは非常に良い補強をされていて、サイズもありますし、マイケル・パーカー選手というアドバンテージもある中で、タフな試合になることは分かっていました。そんな中でも、選手たちは今シーズン掲げているディフェンスとオフェンスのペースを貫いてくれて、相手チームより長く自分たちの時間を作れたのは良かったです。
ただ、リバウンド面では相手のサイズに苦しむ場面も多く、そこは引き続きチームとして改善が必要です。
今日は特に日本人選手の活躍が光りました。會田はポイントガードとしての責任をしっかり果たし、加藤はハインズ選手に22点取られながらもタフにディフェンスして、相手のボール保持時間を削ってくれました。彼の献身的なプレーは非常に大きかったと思います。
先週から言い続けている修正点も、今日は30分以上はしっかり遂行できていたと思います。今後はそれを40分間継続できるよう、遂行力を高めていきたいです。
まだ人数が揃っていない中で、強度の高いディフェンスとオフェンスを続けるのは体力的にも厳しい部分がありますが、ここを乗り越えることが今後の成長につながると思います。
次のアウェー(岩手戦)もタフな試合になると思いますが、リバウンドを修正し、良い流れでオフェンスに繋げられるよう、しっかり気を引き締めて臨みたいと思います。
青木龍史選手
前節は3Pシュートの成功率が悪かったのですが、今日はタッチが良かったので思い切って打っていきました。チームメートの良いスクリーンやパスもあり、気持ちよく打つことができました。
シーズン当初から「3Pシュートはチームの武器になる」と話をしていて、なかなか確率が上がらない時期もありましたが、やっていることは間違っていないという共通認識を持って、打ち続ければ入ると信じていました。
■福島HCが掲げる“魅せるバスケ”と“勝つバスケ”の両立について
プロとして勝つことが一番の目的ですが、同時にブースターの方々がいないとチームは成り立ちません。強いバスケで、なおかつ観ていて楽しいバスケが理想だと思っています。速い展開とハードなディフェンスでエキサイティングなバスケを目指すというチームの方針を、今日は体現できた試合だったと思います。
加藤寿一選手
ホーム開幕戦を2試合とも落としてしまい、4Qの戦い方について、選手一人ひとりが試合の中でどう戦うかをしっかり考えなければいけないと思い臨みました。
激しいディフェンス、そして走るバスケットを目指す中で、これまで4Qや後半になると足が止まってしまう場面がありましたが、今日に関しては最後までディフェンスを集中して遂行できたと思います。
ディフェンスが良ければオフェンスにも良いリズムが生まれ、逆にオフェンスが良ければディフェンスにも勢いが出る。今日はその好循環をチームとして出せた試合だったと思います。
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