声優支援プロジェクト 京都大学「日本語発話の非流暢性と自然さ」研究に協力
パーソルテンプスタッフ株式会社(本社: 東京都渋谷区、代表取締役社長: 木村 和成、以下パーソルテンプスタッフ)が展開する「声優支援プロジェクト」は、京都大学文学研究科行動文化学専攻行動文化学講座 定延 利之教授による「日本語発話の非流暢性と自然さ」に関する研究に協力いたしました。
本研究は、日本語学習者が母語話者特有の“非流暢性”を身につけることで、より自然な日本語発話が可能になるかを検証するものです。2025年1月、当社の声優支援プロジェクトで連携のある専門学校に在籍し、日本語を学習している20名が、京都大学のレクチャーを受けながら発話収録に参加しました。収録には当社社員も立ち会い、発話音声の評価実験にも協力しました。

■声優支援プロジェクト概要
当社の声優支援プロジェクトは2023年2月より提供を開始。声優・俳優・タレントなど、夢を追いながらも安定した生活基盤を必要とする若年層に対し、専門学校や企業と連携しながら、就業機会の創出と定着支援を行っています。夢を諦めずに社会経験を積みながらキャリアを築くという新しい選択肢を提供するもので、声優活動に親和性があり技術が活かせる“声の仕事”の紹介に加え、オーディションやレッスンとの両立が可能なシフト勤務など就業先との調整も行うため、声優活動を優先した就業機会を提供できるのが特長です。
■発話音声の評価実験について
当社は以前より研究協力の実績があったため、今回、京都大学の定延 利之教授による「日本語発話の非流暢性と自然さ」に関する研究に協力することとなりました。
本実験には、当社の声優支援プロジェクトで連携している専門学校に在籍し、日本語を学習している20名(母語: 英語・中国語・ヒンディー語など)が参加しました。参加者は、流暢な日本語の発話と、同内容の非流暢な発話をできるだけ忠実に模倣したものを録音し、その後、日本語教育関係者(母語話者68名、学習者43名)がその自然さについて評価を行いました。
その結果、母語話者式の非流暢性を含む発話の方が、流暢な発話よりも「自然に聞こえる」と評価される傾向が示されました。これは、従来の日本語教育で重視されてきた“流暢さ”だけでなく、“非流暢性”の教育が学習者にとって有益である可能性を示唆するものです。
※本研究の詳細は、2025年度日本認知科学会第42回大会にて発表されています(発表者:定延 利之 京都大学)
https://www.jcss.gr.jp/meetings/jcss2025/proceedings/pdf/JCSS2025_P2-22.pdf

当社は今後も、声優をはじめとする人材の育成・支援を通じて、学術研究や教育現場への貢献を続けてまいります。
<声優支援プロジェクトに関するお問い合わせ先>
パーソルテンプスタッフ株式会社
マーケティング事業部 マーケティング事業推進室
担当: 房前(フサマエ)、田村
メールアドレス: pts-tel_info@tempstaff.co.jp
電話番号: 03-5931-0429(平日9:00-18:00 ※土日祝日・年末年始を除く)
■パーソルテンプスタッフ株式会社について< https://www.tempstaff.co.jp/ >
パーソルテンプスタッフ株式会社は、人材派遣、紹介予定派遣、アウトソーシングなどの人材サービスを提供しています。2017年7月より、テンプスタッフ株式会社からパーソルテンプスタッフ株式会社へ社名変更。パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、グループの総力をあげて、労働・雇用の課題解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
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