【高島屋史料館TOKYO】モールの文化的意義を考える。「モールの想像力 ―ショッピングモールはユートピアだ」展 3月4日(土)から開催!
ショッピングモールとは、都市であり、宇宙である。そして、想像力の源泉である。
【「モールの想像力 ―ショッピングモールはユートピアだ」展】
■会場
日本橋高島屋S.C.本館4階 高島屋史料館TOKYO
■会期
2023年3月4日(土)→8月27日(日)
■開館時間
11:00〜19:00
■休館日
月・火曜(祝日を除く)
■入館料
無料
■監修
大山顕(フォトグラファー・ライター)
■協力
速水健朗、座二郎、天本みのり
■主催
高島屋史料館TOKYO
百貨店展に続く今回のモール展では、ショッピングモールの文化的意義を考察してみたいと思います。これまで文化批評の文脈で、モールは社会を均質化し、古くからある商店街を虐げる存在として批判の対象となってきたことが多いように思います。しかし、私たちは、今日においてモールはむしろカルチャーを育む土壌であり、文化的象徴でさえあるのではないかと考えています。それは即ち、現代の都市における最も重要な公共圏であり、私たちの日々の生活の不可分な一部であることを意味します。
モールという箱に入れば、そこはまるで一つの都市のように、ストリートに沿ってアパレルショップや雑貨店、フードコート、映画館、広場などが展開され、吹き抜けからそれらを一望すると、人々の日常の最大公約数がここに凝縮されていることが再確認できます。こうした空間であることが、多くのアーティストたちの想像力を刺激するのも無理はありません。
本展は「ショッピングモールはユートピアだ」という仮説をもとに、「街」、「内と外の反転」、「ユートピア」、「バックヤード」といったいくつかのテーマを切り口に、モールという消費空間が私たちのイマジネーションにどのように働きかけ、どのような文化的価値を創造してきたのかを読み解いてみようとする試みです。展示室には、膨大なテキストと共に、映画、音楽、コミック、小説、ゲームなど、モールを舞台としたさまざまな作品が並びます。本展が、ショッピングモールの一考察として、モールの新たな側面に光をあてることができる契機となれたなら幸いです。
- 展示内容一例
1)『イオンにみせられて』(もぐこん,2017年)
2)『ショッピングモール(部分)』(山口晃,2015年ー)
撮影:木暮伸也 ©️YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery
*複製パネルの展示となります
3)『ショッピングモールの歌姫:半﨑美子』(イオンモール旭川西にて、2020年)
4)『MALL #17』(小野啓,2012年)
5)『Hysan Place 希慎廣場』(大山顕,2015年)
<高島屋史料館TOKYO>
■ 公式ホームページ https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/
■ 公式ツイッター https://twitter.com/shiryokantokyo
■ 公式インスタグラム https://www.instagram.com/takashimayashiryokantokyo/
お問合せ先:日本橋高島屋 03-3211-4111(代表)
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