【ホテルグランヴィア京都】アフターコロナで不要となったアクリルパーテーションを再利用 廃棄予定だった伝統工芸品を封入してサステナブルなオブジェへ再生~ロビーでの展示を開始
ホテルグランヴィア京都は、不要になったアクリルパーテーションの新たな活用方法を模索し、2021年から三菱ケミカル株式会社(※1)が実施している高度なアクリル樹脂のリサイクル技術に注目し、リサイクルアクリル樹脂原料を用いたアクリルブロック商品の第1号として、オブジェを製造することが実現しました。このオブジェは、高い透明性を持つリサイクルアクリル樹脂原料を使用し、株式会社瑞穂化成(※2)の特殊技術により、まるで作品が空中に浮かんでいるかのようなクリアな仕上がりとなっています。ホテルグランヴィア京都は、長らく京都のものづくりを支援し、京都府が設立した伝統産業支援拠点「Kyo-Densan-Biz(※3)」との協力のもと、ロビーで伝統工芸品を展示しています。今回のプロジェクトでも、伝統工芸の端材の提供を受け、不要なものを廃棄せず、新たな価値に再活用するアップサイクルの取り組みが、サステナブルな社会を実現するパートナー企業との協力によって実現しました。このような取り組みを通じて、ホテルグランヴィア京都は持続可能な未来を築くために貢献し続けています。
企画コーディネート:アサヒユウアス株式会社 https://www.asahi-youus.com/
オブジェ封入品
京焼・清水焼 香炉(縦11cm×横11cm×高さ11cm)
京焼・清水焼は京都で作られる焼き物の総称で、高い意匠力と多彩な技術に基づいた華麗で雅な陶磁器です。京焼・清水焼は、ほとんどが手づくりによるもので、多品種少量生産が特徴です。その中で粘土をケーキのデコレーションのように絞り出して紋様を描く「いっちん」の技法を施した香炉です。
京焼・清水焼 ぐい呑み(縦11cm×横11cm×高さ11cm)
京焼・清水焼は京都で作られる焼き物の総称で、高い意匠力と多彩な技術に基づいた華麗で雅な陶磁器です。京焼・清水焼は、ほとんどが手づくりによるもので、多品種少量生産が特徴です。スタイルの一つである交趾焼によるぐい呑み。低温焼成により、下地の生地を生かしながら鮮やかな色釉が特徴的なぐい呑みです。
西陣織 糸巻(縦14cm×横14cm×高さ17cm)
京都が育んできた高級絹織物で、多品種少量生産方式を基盤とした、先染めの紋織物です。帰化人の豪族である秦氏がもたらした織技術によって、平安時代から絹織物業が盛んになり、宮廷文化を中心に発展してきました。木枠の糸巻きは、糸を整える伝統的な道具でした。20世紀後半から機械化が進む以前に産地を支えた道具です。
京房ひも・撚ひも(縦9cm×横9cm×高さ22cm)
平安時代に貴族たちの雅やかな装身具や調度品の飾りとして、鎌倉時代には、武士たちの武具甲冑などに用いられ、発展してきました。現代でも、神具、仏具、祭、茶道、伝統芸能をはじめ、日常生活における様々な分野で華やかさや潤いを演出する装飾品として親しまれています。
丹後ちりめん(縦3cm×横15cm×高さ23cm)
日本三景の一つとして知られる「天橋立」を擁する京都府の丹後半島一帯は、丹後ちりめんの一大産地であり、その気候や風土が生産に適していたことから、長い歴史の中で絹織物がこの地方の特産品として培われ、江戸時代中期以降には、きもの等の素材として白生地「丹後ちりめん」が作られるようになりました。
西陣織(縦3cm×横25cm×高さ28cm)
京都が育んできた高級絹織物で、多品種少量生産方式を基盤とした、先染めの紋織物です。帰化人の豪族である秦氏がもたらした織技術によって、平安時代から絹織物業が盛んになり、宮廷文化を中心に発展してきました。帯、きもの、金襴などの和装用のほか、室内装飾用織物、ネクタイ、ショール、バッグなど幅広く用いられています。
三菱ケミカル株式会社の新技術(※1)https://www.m-chemical.co.jp/index.html
三菱ケミカル株式会社はアクリル樹脂、及びアクリル樹脂原料であるMMA*)の世界最大のサプライヤ
ーであると共に、アクリル樹脂ケミカルリサイクルの新技術開発をはじめ、バイオ原料導入、更にバイオプロセス開発によりMMA及びアクリル樹脂の環境負荷低減を推進し、サーキュラーエコノミー実現に向けた取り組みを積極的にリードしています。*)MMA:Methyl Methacrylate(メチルメタクリレート)
株式会社瑞穂化成 概要(※2)https://www.mizuho-kasei.co.jp/
1951年に創業し、アクリル封入品の製作において長年の歴史、ノウハウ、知識を誇ります。今回のオブジェの製造において、原料の配合比率や硬化温度、時間など、リサイクルアクリル原料独自の製造方法を確立しました。
Kyo-Densan-Biz 概要(※3)
京都の伝統産業事業者が行う商品開発・販路開拓、ブランディング、広報等の取組に対して、専門家による指導・助言など、幅広い伴走支援を行うことにより、京都の伝統産業を総合的にサポートする、京都府内で初めての伝統産業専門の支援拠点です。(2022年11月1日に京都府により開設)
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ホテルグランヴィア京都におけるSDGsについて
JR西日本ホテルズは、持続可能な開発目標(SDGs)を持ち、地域と共に、お客様一人ひとりの豊かな人生を広げます。今回ご案内の取り組みは、SDGs 目標の9番、12番に貢献するものと考えています。
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