船の上の鮮度そのまま。無凍結の国産ナガスクジラ肉をお取り寄せ
73年ぶりに新造された捕鯨母船「関鯨丸」が実現する、生の鯨肉を味わってください。

グルメ生鮮食品のECサイトを展開する株式会社食文化(東京都港区、代表:萩原 章史)は2025年11月、運営する「うまいもんドットコム」「豊洲市場ドットコム」において、無凍結の国産鯨肉の販売を開始します。道東・釧路沖 苫小牧水揚げナガスクジラの赤身と尾の身をセットにし冷蔵便でお届けする特別企画です。世界で唯一の母船式捕鯨を行う共同船舶株式会社の協力により、これまで味わえなかった、船上鮮度そのままの鯨肉を一般消費者にお届けします。
今冬、捕鯨成功なら「生」の鯨肉を直送します

今月11月27日、捕鯨母船「関鯨丸」が北海道・苫小牧港へ帰港予定です。その直前、道東・釧路沖で捕鯨が成功すれば、凍らせずにそのままの「無凍結品」を産地直送し冷蔵便でお届けします。道東・釧路沖では今季、秋刀魚や鰯の群れを追う脂ののったナガスクジラが回遊しており、好漁が期待されています。一方で、低気圧や季節外れの台風が発生すれば水揚げは叶わず。まさに天候次第の挑戦企画です。
共同船舶の新造した「関鯨丸」が叶えた、船上鮮度
冷凍せずに出荷できるのは、捕獲から解体・処理・搬入までを一貫して行う母船式捕鯨体制によるものです。2024年に共同船舶が73年ぶりに新造した「関鯨丸」には、捕獲直後に船内で解体・一次処理ができる設備を搭載。従来のノルウェーやアイスランド産のように陸上まで曳航する必要がなく、船上で味わう鮮度をそのまま届けることが可能になりました。臭みは一切なく、もっちりとした舌触りと豊かな旨みが特徴です。これまで船員しか知らなかった、生の鯨肉を全国の食卓へとお届けします。

半世紀ぶりに復活した「幻の味」
かつて鯨肉は学校給食の定番として親しまれ、日本の食卓を支えました。しかし1960年代以降、国際的な捕鯨規制の中で姿を消し、半世紀にわたり商業捕鯨の対象から外れてきました。
2024年7月、日本がIWCを脱退したのち、ナガスクジラの捕鯨枠が約50年ぶりに発給。昨年は北西太平洋沖で捕獲された船内凍結・解凍品を販売し、多くの反響をいただきました。そして今年、ついに“無凍結”の国産ナガスクジラのお取り寄せが実現。当社でも初の取り扱いとなります。
ナガスクジラの赤身と尾の身を一緒に届けます

世界最大のシロナガスクジラの近縁種であるナガスクジラ。その肉質はもっちりときめ細かく、上質な脂がのります。今回は共同船舶の協力により、上質な尾の身の優先確保が実現しました。
赤身は、無凍結ならではの力強い旨み。刺身やユッケで真価を発揮し、加熱しても香りが残りません。尾の身は、背びれから尾の付け根にかけての最も運動量が多い部位。霜降り状の脂が入り、高級な黒毛和牛にも匹敵するほどの高値で取引される希少部位です。
鯨肉の新たな価値と健康効果
鯨肉には回遊を支える成分、バレニンが豊富に含まれ、スタミナ源として注目されています。近年ではマイオカインや長寿遺伝子(サーチュイン1)に関する研究も報告されており、2025年秋の日本ウェルネスアワードでも健康食材として話題を集めています。
持続可能な鯨食文化へ
日本では「改訂管理方式 RMP」に基づく厳格な捕獲枠管理を行い、100年先も資源が維持できる仕組みを整えています。適切な資源管理のもと、鯨を“いただく文化”を次世代へつなぐことが、食文化の使命と考えています。
商品概要 “無凍結”の国産ナガスクジラ肉
商品名:国産ナガス鯨 無凍結 赤肉約500g+尾の身約100g
産地:北海道 道東・釧路沖 苫小牧水揚げ
価格:10,800円
出荷予定日:2025年11月27日(捕鯨成功時)
販売サイト:うまいもんドットコム・豊洲市場ドットコム
https://www.umai-mon.com/user/product/48810
https://www.tsukijiichiba.com/user/product/41048
※漁期内(11/17〜20)に捕鯨が成立しなかった場合はキャンセル・返金対応となります。

株式会社 食文化
2001年 インターネットやパソコンが使えない生産者を支援するためのネット販売システムを構築し、産直グルメEC「うまいもんドットコム」を開業。2004年 東京中央卸売市場(築地青果市場)と提携し市場直結EC「築地市場ドットコム(旧 豊洲市場ドットコム(現」を開始。お問い合わせはこちらから https://www.shokubunka.co.jp/contact/
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