イトーキ、NX商事との協働事業「中古オフィス家具海外寄付」を通じて約2年間で2,200点以上をカンボジアへ
脱廃棄!什器リサイクルで循環型社会へ貢献
事業概要と目的
本事業はNX商事と協働で2021年に開始したもので、リニューアルや移転などで行き場のなくなった「まだ使用可能な家具」を寄付相手国と調整のうえ先方が欲しい什器を寄付する取り組みです。オフィス家具の老朽化判定をイトーキが、環境省やカンボジア大使館との調整や輸送をNX商事が担当しています。
寄付先にカンボジアを選定した理由としては、地場のオフィス家具メーカーがなく現地の工業発展を妨げる恐れがないこと、近隣国からの輸入品や手作りの木製家具が主流で、高強度のスチール製家具のニーズや希少性が高いことなどが挙げられます。
まだ使えるオフィス家具の廃棄を削減し循環型社会へ貢献するとともに、寄付先の持続可能で強靭な都市および環境整備の支援、公的・官民・市民社会のパートナーシップ推進による経済生産性向上など、受入側・排出側双方のSDGs実現を目指しています。
採用企業一覧
事業開始から約2年間で、全国の民間企業や団体に採用いただきました。 また、本スキームのパートナーである日本通運様(NXグループ会社)でも実施されました。
さらに、イトーキも本スキームを自社で利用し、今春の日本橋本社「ITOKI TOKYO XORK」大規模リニューアル時に発生した使用済みの家具(チェア・デスク・ソファなど)約250点をカンボジアの公共機関へ寄付しました。
将来的には、カンボジアでライフサイクルを終えたオフィス家具のリサイクルや廃棄の環境配慮までを包含できるよう、ASEANのグループ会社と検討を進めています。イトーキは今後も、本取り組みを通じてSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を果たし、「人も活き活き、地球も生き生き」する社会の実現を目指してまいります。
【関連情報】
イトーキ、カンボジアとのマッチングおよびオフィス家具の⽼朽度判定により、循環型社会に貢献!
https://www.itoki.jp/press/2022/2212_sdgs.html
【イトーキのワークプレイス事業について】
株式会社イトーキは、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきました。
コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、オフィスワーカーが"集合して働く"環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの"分散して働く"環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社イトーキ
マーケティング統括部 専門市場推進部 中村
MAIL : nakamura4nq5@itoki.jp
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