第21回(2019年度)三木淳賞受賞作家新作展 山下裕写真展 「二つの記録」を開催
- ファインダー越しに見た技能実習生の姿はお互いの文化に関心を持つことが大切と気づかせてくれた -
株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:北端 秀行、東京都港区)は、ニコンプラザ東京の写真展会場「ニコンサロン」にて、第21回(2019年度)三木淳賞受賞作家新作展 山下裕「二つの記録」を2021年8月17日(火)より開催いたします。
日本に暮らす様々な国籍の人は、私の知らない文化や習慣をもっているのだと思います。
作品の軸となるEpin Mulyadiana氏とSupriadi patrio Adi氏、彼らもそんな二人です。彼らが生まれ育ったのはインドネシア、ジャワ島西部の山奥にあるCiptagelar村、そこは世襲により王が代々続き、自然への崇拝、民族衣装など彼ら自身の文化を大切にしてきました。
二人は沖縄の糸満市へ技能実習生として農業を学びにきましたが、沖縄での生活に溶け込んでいくなかで、彼ら自身の文化は薄れていきます。
多文化が混ざり合ういま、日本では互いの文化の違いに関心をもつ事が重要だと言われています。
私は相手の文化を知り、日本との違いを表現する事が大切だと思いました。故郷Ciptagelar村と糸満市、二つの記録から、彼らの変化を可視化しようと試みました。
【プロフィール】
1988年東京都生まれ。
筑波大学大学院卒業。
2019年、インドネシアで採掘される化粧品原料(硫黄)を題材とした作品『Cosmetic』で第21回三木淳賞を受賞。
2016年 個展 『チベット・ハレとケ』(POINT WEATHER)
2018年 個展 『Cosmetic』(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン)
2019年 清里フォトアートミュージアム 作品収蔵
2019年 第21回三木淳賞 受賞
●第21回(2019年度)三木淳賞受賞作家新作展 山下裕「二つの記録」
会 場:ニコンサロン(ニコンプラザ東京内)
展示期間:2021年8月17日(火)~8月30日(月)
開館時間:10時30分~18時30分※(日曜日休館/最終日は15時まで)
※状況により変更される場合がございます。最新情報につきましてはホームページをご確認ください。
https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/
●「ニコンサロン」について
「ニコンサロン」は、ニコン創立50周年を記念して1968年1月に銀座三丁目に開設された、写真文化の普及・向上を目的とする写真展示場です。開設記念となる第1回写真展「木村伊兵衛の眼」を開催以来、写真の展示や講演会の開催など、多くの写真家・写真愛好家の方々に写真活動の場を提供してきました。
プロ・アマの壁を取り払い、企業戦略に影響されず、あらゆる分野の優れた作品の展示場として運営してまいります。
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