Salesforce、「Slackforce Surfaces」を発表
SalesforceをはじめとするさまざまなデータをSlack上で活用可能に

※本記事は2026年9月10日に米国で公開されたWelcome to Slackforceの翻訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
米国Salesforce(以下、Salesforce)は、Slack上でのデータ活用とコラボレーションを加速させる新機能「Slackforce Surfaces」を発表しました。Slackforce Surfacesにより、Salesforceをはじめとするさまざまなデータを、リッチでインタラクティブな体験へと変換し、Slack上でさまざまな形式で可視化・活用できるようになります。
6か月前、Salesforceの共同創業者であるパーカー・ハリスは、「もう二度とSalesforceにログインする必要はなくなるかもしれない」という大胆な予測を立てました。私たちはそのビジョンを「Slackforce」と呼んでいます。これは、Slackでの日々の業務フローの中に直接組み込まれた、対話型でAIを搭載したSalesforceのインターフェースです。
ネイティブCRM機能を提供する「Slack CRM」や、MCP(Model Context Protocol)を介したSlackbotの連携強化に続き、今回の「Slackforce Surfaces」の導入によってその取り組みは大きく進化します。ユーザーは複雑な操作をすることなく、現場で交わされる会話を起点に、データを目的に応じた形で可視化し、そのまま次のアクションにつなげることができます。
Slackforce Surfacesについて
近年、AIは文書作成やリサーチ、プログラミングのあり方を大きく変えました。一方で、「情報を得る」ことと、「その情報をチームが日常的に働く場所で即座に活用できる形に変換する」ことの間には、依然として深い溝が存在します。
ビジネスの意思決定は、常に日々の会話の中から生まれます。しかし、その背景となるコンテキストはメッセージや各種データ、外部システムへ分散しがちです。これらをダッシュボードや経営陣向けの報告書、ROI算出ツールなどの形にまとめるためには、一度作業の手を止め、別のツールへ切り替えざるを得ません。さらに、そうして作成された静的なレポートは、作成された瞬間に風化が始まります。数値が変動するたびに手動で更新作業を行うのは、現場にとって大きな負担となっていました。
Slackforce Surfacesはこの課題を根本から解決します。ユーザーはSlackbotに自然言語で指示を出すだけで、業務の文脈をリアルタイムに連動するインタラクティブなUIへと一瞬で変換できます。データソースと常に同期しているため、基幹データの変更は即座に画面へ反映されます。(*リアルタイムデータ連携機能は2026年10月より順次提供開始予定です。)チームは会話の流れを断ち切ることなく、常に最新のデータに基づいたダッシュボードやレポートを共有・分析し、そのまま追加の質疑応答や意思決定へと移行できます。
Slackforce Surfacesがもたらす価値
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データは常に最新状態を維持:Surface(Slackforce Surfacesで生成された画面)は、過去のデータを切り取った単なるファイル出力やスクリーンショットではありません。データソースとリアルタイムに直接連携しているのが最大の強みです。Salesforce上で商談パイプラインが進行したり、サポートケースが完了したり、マーケティングキャンペーンの数値が変動したりすると、Slackforce Surfaces上の表示も自動的に更新されます。これにより、現場や経営陣は古い情報に惑わされることなく、常に「今」の最新数値に基づいた迅速で正確な意思決定が可能になります。
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実際のビジネスデータに基づいて構築:Surfaceは、Slack内のやり取りはもちろん、Salesforceをはじめとする社内連携ツールやシステム全体のデータを直接集約して構築されます。顧客情報やパイプライン予測、製品分析、キャンペーンレポートなど、扱っているデータが何であれ、会話の流れを止めることなくその場で直感的なUIへと変換可能です。また、既存のアクセス権限が厳格に適用されるため、セキュリティを担保しながら、閲覧を許可されている必要な情報のみを安全に活用できます。
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チーム全体でのインタラクティブな協働:Surfaceは、個人が作成して一方的に共有して終わるツールではありません。チーム全員がリアルタイムでデータを絞り込み、詳細を探索し、コメントを書き込み、そのまま次のアクションへ移れるインタラクティブなUIです。作成した画面をチャンネルにピン留めしておけば、スレッドで流れてしまうやり取りやフォルダの奥底に埋もれることなく、ワークスペース共通の資産として残ります。全員が同じ最新データを同時に見ながら議論に参加できるため、チームの一体感と意思決定のスピードが飛躍的に向上します。
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誰でも簡単に作成可能:ダッシュボードの構築手法や、役員向けプレゼン資料のデザインに悩む必要はもうありません。知りたい「問い」を投げかけるだけで、Slackbotがビジネスの文脈を読み解き、最適なSurfaceへと仕立て上げます。
Slackforce Surfacesの仕組み
Slackforce Surfacesでは、Slackbotに分析したい課題や共有したい情報、実現したいことを自然言語で指示するだけで、連携するデータや業務コンテキストをもとに、目的に応じた画面を生成できます。あらかじめ用意されたテンプレートにとらわれることなく、インタラクティブなダッシュボードや経営層向けのプレゼンテーション、特設サイト、計算ツールなど、用途や利用者に合わせたさまざまな形式で情報を可視化できます。
Surfaceでは、データを確認するだけでなく、詳細を掘り下げたり、関連情報を参照したり、チームで議論したりと、次のアクションまでをSlack上でシームレスに進めることができます。Slackforce Surfacesの特長は、AIとの対話を単なる質問と回答で終わらせることなく、その対話を起点に、チームが実際の業務を進めるためのインタラクティブなインターフェースを生み出せる点にあります。
具体的な活用現場
Slackforce Surfacesは、営業、マーケティング、IT、カスタマーサービス、財務・経理部門など、さまざまな部門で活用できます。たとえば、分析したいデータや解決したい課題についてSlackbotに伝えるだけで、必要な情報を整理し、目的に応じたSurfaceを生成します。担当者が個別にデータを収集・整理したり、画面を作成したりすることなく、チームで状況を把握し、意思決定や次のアクションにつなげることができます。
以下では、Slackforce Surfacesによって実現できる具体的な活用例をご紹介します。
営業での活用例
営業では、Salesforce上のパイプラインデータをもとに、案件の優先順位や進捗状況をひと目で把握できるビジュアル画面を作成できます。たとえば、商談を宇宙空間を進むオブジェクトに見立て、進捗に応じてその位置が変化する画面を生成することも可能です。優先順位は日々の状況に応じて更新されるため、停滞している案件や解約リスクのある案件をすばやく把握し、対応が必要な商談を直感的に見極めることができます。
マーケティングでの活用例
マーケティングでは、Go-To-Market(GTM)計画をもとに、経営層への説明や意思決定に必要な情報をまとめたプレゼンテーションを作成できます。たとえば、製品ローンチに向けたGTM資料をSlackbotに共有すると、パイロット運用の実績やGTMの目標、Agentforce Marketingのキャンペーンデータ、経営層による承認に必要な確認事項などを1つのSurfaceに集約。計画の全体像や重要なポイントを把握し、その場で承認や次のアクションにつなげることができます。
IT部門での活用例
IT部門では、AIの社内での利用状況やトークン消費量、コスト、ROIを一元的に把握するSurfaceを作成できます。最新の利用状況をまとめたレポートがSlack上に自動で共有されるため、トークン消費量の急増やコストの変化を早期に把握し、必要な対応を迅速に行うことができます。
カスタマーサービス現場での活用例
カスタマーサービスでは、Agentforce Serviceに寄せられたサポートケースをもとに、対応の優先順位をリアルタイムで把握できるトリアージボードを作成できます。SLAの遵守状況やケースの緊急度、顧客ランクなど、対応判断に必要な情報を1つのSurfaceに集約。担当者が個別にケースの状況を確認・共有する手間を減らし、優先的に対応すべきケースをすばやく特定できます。
財務・経理部門での活用例
財務部門では、予算や実績、予実差などのデータをもとに、業績見通しを経営層が直感的に把握できるSurfaceを作成できます。たとえば、業績にプラスとなる要因とリスク要因を「天候」になぞらえて対比する天気予報のようなSurfaceを生成することで、事業の現状や今後の見通しを分かりやすく可視化。複雑な財務データから重要なポイントを整理し、経営層への報告や意思決定に活用できます。
パイプラインやケース、キャンペーン、取引先など、企業がSalesforceに蓄積してきたさまざまなデータを、Slackforce Surfacesによってさらに幅広く活用できます。データ分析の専門チームへの依頼や新たなツールの導入を必要とせず、Slack上での対話を通じて、Salesforceのデータからダッシュボードやプレゼンテーション、レポートなどを生成できます。これにより、Salesforceに蓄積されたデータを、チームが日々業務を行うSlack上で、状況把握や意思決定、アクションに直接つなげることができます。
価格と提供時期
Slackforce Surfacesは本日より、ワークスペースでSlackbotを有効にしているEnterprise+、Business+、Pro、Legacy、Free Teamsの全プランのお客様にご利用いただけます。なお、リアルタイムデータ連携機能は10月より順次提供を開始します。
各界からの評価
「年間80万件を超えるお客様からのお問い合わせに対応している当社にとって、現場のスタッフへ必要なコンテキストをいかに迅速に提供できるかがすべての鍵となります。Slackforce Surfacesはそれを可能にしてくれました。データをダッシュボードやレポートへ落とし込むために、誰かの手や専門知識を借りて待つ必要はありません。チームの全員が、必要なものを言葉で伝えるだけで、社内にあるデータをもとに構築された『実際に動くインターフェース』を、会話の流れを止めることなく即座に手に入れることができます」—— Elia Wallen氏(Engine 創業者 兼 CEO)
「Slackforce Surfacesは、Slack上で『構築する』ということの概念そのものを塗り替えます。偶然この機能に出会ったのですが、わずか1週間で私たち21b社内における指標共有のあり方が激変しました。プレゼン資料の作成もデータのエクスポートも、もう不要です。会話が行われているまさにそのチャンネル内で、リアルタイムに動くインタラクティブなビューが共有されます」—— Matt Roy氏(21b 創業者)
「Slackforce Surfacesは、『えっ、Slackの中で“ここ”まで作れるの?』と思わせてくれる機能の一つです。データを、チーム全員がすぐにアクションを起こせる美しくインタラクティブなUIへと変換できるのは、まさにゲームチェンジャーです」—— Piyusha Pilania氏(Implementology ソリューションアーキテクト)
「大規模なSlack Listsと、それを可視化するSlackforce Surfacesの組み合わせ——これこそがワークマネジメントの未来です。BIチームの手を一切借りずに他のツールを完全に排除できたことが、当社の顧客によって証明されています」—— Daniel Sanchez氏(govSlackers デリバリー&テクノロジー担当VP)
Salesforceについて
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