【瑞浪市/日本ガイシ/事業構想大学院大学】地方創生の推進に関する包括連携協定を締結。岐阜県内では初となる事業構想プロジェクト研究を発足。
瑞浪市制70周年記念事業「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」
瑞浪市(市長:水野光二)、日本ガイシ株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:小林茂)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区 学長:田中里沙)の三者は、瑞浪市域の課題解決および発展を目的に、地方創生の推進に関する包括連携協定を2024年4月19日付で締結しました。本協定に基づく具体的な取り組みとして、「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」を発足し、2024年6月開始に向けてプロジェクト研究員を募集することを発表しました。
瑞浪の豊かな自然の恵みを再発見し、新たな価値を創造する
日本ガイシは、NGKグループ環境ビジョンで「自然との共生」の実現に寄与することを掲げています。取り組みの一環として、岐阜県が推進する企業との協働による森林づくりに参画し、2022年10月に岐阜県、瑞浪市、東濃西部養蜂組合と、自社の社有林を活用した「林業と養蜂」の連携促進に関する協定を締結しました。約17ヘクタールの社有地を「日本ガイシ みんなの森みずなみ」と称し、瑞浪の豊かな自然環境づくりに貢献しています。2024年3月には湧水湿地や地域由来の広葉樹林を含む区域約5.6ヘクタールが環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
瑞浪市と日本ガイシは、森林、自然環境の創出・振興を通した地域貢献から、次なる展開として、新規事業および地域活性を専門とする社会人大学院である事業構想大学院大学を含んだ三者による産官学連携により、瑞浪の持続可能なまちづくりと地域課題解決を目指します。
三者は連携協定に基づき、瑞浪市制70周年記念事業として「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」を発足させ、瑞浪市域における新事業創出および地域をけん引する人材育成に取り組みます。
地方創生の推進に関する包括連携協定 概要 (一部抜粋)
三者が互いの発展に資すると共に、瑞浪市の発展に寄与することを目的とする。
(1)日本ガイシが保有する社有林「日本ガイシ みんなの森みずなみ」がある瑞浪市の総合戦略への貢献に関すること
(2)社会課題の解決、官民連携、地域活性化、イノベーションに資する人材育成に関すること
(3)前二号に掲げる事項のほか、目的の達成に資するもので三者が必要と認めること
(一部抜粋)
各位よりコメント
瑞浪市長 水野 光二
人口減少が進む中、地域の課題は年々複雑・多様化しています。課題解決のためには、自治体の力だけでなく、地域全体が共通認識のもと解決に向かわなければなりません。本市では、「幸せ実感都市みずなみ ~いっしょに創ろう 夢ある未来~」を将来都市像に掲げ「オールみずなみ」でまちづくりに取り組んでいます。本プロジェクトでは、地域課題を解決すべく斬新なアイデアが生まれるとともに、参加される皆様が瑞浪市の次世代を担う人材として、飛躍されることを大いに期待しています。
日本ガイシ株式会社
取締役専務執行役員 山田 忠明
日本ガイシは、1919年の設立当初より独自のセラミック技術を駆使し、社会課題を解決する製品を提供してきた総合セラミックメーカーです。セラミック技術を核とした独自の専門知識と革新的なアイデアを生かし、製品やサービスの提供を通じて持続可能な社会の実現に取り組んでいます。今回、当社のリソースを生かし瑞浪市の課題解決につながる事業構想に取り組むことで、持続可能な発展に向けた地域貢献を推進します。
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学
学長 田中 里沙
事業構想大学院大学は2012年に文部科学大臣の認可を得て開学した社会人向けの専門職大学院です。瑞浪市制70周年記念事業として「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」を実現できましたことを光栄に存じます。みどり豊かな自然や魅力的な歴史と文化を有する瑞浪市で、地域の未来を拓く素晴らしいアイデアと構想が数多く誕生することを願っております。本学は高等教育機関として、地域人材の育成と研究力を生かしたイノベーション創出、新たな価値づくりに貢献してまいります。
地方創生事業として企業版ふるさと納税の活用
日本ガイシ株式会社から瑞浪市へ企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の寄付が行なわれました。本連携協定に基づき実施する瑞浪市の地方創生事業に活用します。
※企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)とは、地方自治体による地方創生事業に対して、民間企業からの寄付を活用する制度です。
瑞浪市制70周年記念事業「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」について
「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」は、瑞浪市・日本ガイシ・事業構想大学院大学が瑞浪市域における地域課題解決に資する事業の構築と人材育成の推進を目的として実施します。瑞浪市域で新たな事業・サービスの開発を目指すプロジェクト研究員を一般より公募し、事業構想大学院大学のカリキュラム要素を生かしたプログラムを通して、事業の根本となるアイデア発想から、各自の具体的な事業計画策定までを研究します。
事業構想大学院大学が産官学連携から地域で推進する事業構想プロジェクト研究に関して、「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」が岐阜県初開講となります。本プロジェクト研究は、日本ガイシから瑞浪市に寄付された企業版ふるさと納税を財源に運営します。
「瑞浪市 未来と自然プロジェクト研究」概要
▷ 実施期間:2024年6月〜2025年1月 全19回・各回約4時間
▷ 実施会場:瑞浪市Mビルなど、オンライン参加も可能
▷ 定員:7名程度
※定員を超える申し込みがあった場合には選考とさせていただきます。
※募集人数のほか、瑞浪市職員が3名参加し、10名の研究会となります。
▷ 参加対象者:自社の経営資源や自身の技術を活用して、瑞浪市域の発展に寄与する
新事業の創出を目指す企業など
※業種や企業規模は問いません。個人事業主も可能です。
▷ 参加費用:無料
▷ 担当教員:柳田佳彦 事業構想大学院大学事業構想研究所 客員教授
▷主催:瑞浪市
共催:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
協力:日本ガイシ株式会社
説明会情報・申込等の詳細はWEBページよりご確認ください。
https://www.mpd.ac.jp/events/mizunamipj/
岐阜県瑞浪市について
瑞浪市は、名古屋市、岐阜市へおよそ40㎞に位置し、市域の約70%を森林が占める自然豊かなまちです。室町時代創業といわれる美濃焼を中心に発展し、令和6年4月1日に市制施行70周年を迎えました。化石のまちとしても知られ、瑞浪地層群からは、およそ1700万年前に生息していた貝・魚・ほ乳類・植物などおよそ1500種類におよぶ化石が産出されています。ブランド豚肉「瑞浪ボーノポーク」、市内に13あるゴルフ場、旧中山道の宿場町、美濃歌舞伎など、魅力あふれる資源が数多くあります。
日本ガイシ株式会社について
日本ガイシは1919年の設立以来、独自のセラミック技術を駆使し、社会課題を解決する画期的な製品を数多く提供してきた総合セラミックメーカーです。エネルギー、モビリティー、IT、産業分野を事業の柱とし、世界20カ国以上で活動しています。持続可能なエネルギーインフラを構築する大容量蓄電システムや世界のIoT化を支える小型・薄型のリチウムイオン二次電池を提供しているほか、自動車排ガス浄化用セラミックスの大手メーカーとして、地球環境への負荷低減に積極的に取り組んでいます。日本ガイシは、カーボンニュートラルとデジタル社会の2分野に革新的な製品やサービスを提供し、新しい価値の創造と持続可能な社会の実現に貢献していきます。www.ngk.co.jp
事業構想大学院大学について
2012年4月に東京・南青山に開学した、事業構想と構想計画を構築・実践する社会人向け大学院。事業の根本からアイデアを発想し、事業の理想となる構想を考え、実現するためのアイデアを紡ぎ、構想計画を構築していくことを対象とした多様なカリキュラムを提供しています。多彩な業界で活躍する教員・院生と議論を重ね、2年間で事業構想計画書の提出を経て、専門職学位の「事業構想修士(専門職)」(MPD:Master of Project Design)が授与されます。拠点は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台の5校舎で、計703名が修了し、数多くのイノベーションとなる新事業が生み出されています。また、本学の附属研究機関である「事業構想研究所」では、企業・事業のプロジェクトベースでの研究が活発に実施され、既に3,000名以上が課程を修了しているほか、月刊『事業構想』等の出版を始め、研究書籍を発刊しています。
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