Digital Realty社、IBMサステナビリティー・ソフトウェアを採用し、グローバルのデータセンターとオフィス全体のデータから改善領域の特定を可能に
【ニューヨーク州アーモンク - 2023年7月18日(現地時間)発】
IBMは、Digital Realty社( https://www.digitalrealty.jp/ )がIBM Envizi ESG Suite( https://www.ibm.com/jp-ja/products/envizi )を活用して、6大陸 27カ国、50以上の都市にわたる 300以上のデータセンターのポートフォリオ全体の環境、社会、ガバナンス (ESG) パフォーマンスを収集、分析、報告していることを発表しました。
IBM Institute for Business Valueの調査「成長の原動力か、妨げか、それが問題だ-ESG の潜在力を最大限活用する方法とは?」( https://www.ibm.com/thought-leadership/institute-business-value/jp-ja/report/esg-data-conundrum )によると、調査対象となった組織の95%がESG計画を策定しているものの、目標に向けて具体的な成果が出たと回答したのはわずか10%でした。73%は手動で入力するデータの管理に苦労していると回答しています。
Digital Realty社は、クラウドとキャリアニュートラルなデータセンター、コロケーション、相互接続ソリューションの世界最大級のプロバイダーで、シカゴ、フランクフルト、ヨハネスブルグ、ロンドン、ニューヨーク、バージニア州北部、サンパウロ、シンガポール、シドニー、東京など、世界の主要都市にサービスを提供しています。サステナビリティーと環境スチュワードシップに取り組むため、ESGデータの収集、管理、そこから洞察を得るための一元的なハブとしてIBM Enviziを活用し、進捗状況の追跡、改善領域の特定、ステークホルダーへのパフォーマンス報告、開示要件への対応を行います。IBM Enviziは、ESGパフォーマンス、環境への影響、サステナビリティー目標を管理するための包括的な統合ソリューションを提供します。
Digital Realty社のサステナビリティー担当バイス・プレジデントのアーロン・ビンクリー氏(Aaron Binkley)は以下のように述べています。「IBM Envizi の機能を活用することで、当社の世界中のデータセンター・ポートフォリオ全体の ESG パフォーマンスを収集、分析、報告する力を変革できます。環境パフォーマンスの追跡と管理に役立つと同時に、顧客やその他の利害関係者からのサステナビリティーのニーズへの対応を向上できるようになります」
IBMサステナビリティー・ソフトウェアのグローバル・リーダー兼バイス・プレジデントのクリスティーナ・シム(Christina Shim)は、次のように述べています。「世界中の組織は、業務現場や工場のセンサーなど、大量のESGデータを抱えています。IBMは、Digital Realty社のようなお客様が、IBM Envizi ESG Suiteを利用してデータから洞察を得て、よりスマートでサステナブルな意思決定を日々行えるよう支援しています」
Digital Realty社は IBMと協力し、ポートフォリオ全体のサステナビリティー・イニシアチブの管理を効率化させるためEnviziを活用しています。以下はその活用例です。
ESG データの統合記録システムを構築: Enviziによって、ユーティリティー・データ、電力使用効率(PUE)、再生可能エネルギー証書、 廃棄物データ、出張、購入品やサービスなど、幅広いデータ収集を簡単にすることが可能になります。これにより、報告や分析、意思決定のための一貫したデータを提供しやすくなります。例えば、スコープ1、2、3の GHG排出量計算機能を用いて、年次ESGレポートを作成することができます。
サステナビリティーの意思決定に役立つデータ分析:Enviziの高度な分析機能は、データをポートフォリオのパフォーマンスに関する洞察に変換することで、より良い意思決定とサステナビリティーの目標への対応に役立ちます。例えば、よりサステナブルなデータセンターの設計と構築、新しい電力供給方法の発見、運用方法の改善という3つの重点分野で現在のポートフォリオを評価し、変化を促進するのに役立ちます。
ESG とサステナビリティーの報告の合理化:Digital Realty社は透明性のあるESGデータの開示に取り組んでおり、2030 年までにスコープ1と2の排出量を68%、スコープ3の排出量を24%削減するというSBTi 目標に対する進捗状況も含め、毎年実績を報告しています。EnviziのESG報告機能は、報告に関する質問と回答を1つのソフトウエア・インターフェースで管理し、報告プロセスを簡単にできるように設計されています。
IBMも、エネルギーや水の消費量などの運用データの入力、保存、管理、省エネ・節水プロジェクトの計画と追跡、外部への報告や開示のサポートにEnviziを活用しています。また、IBM はDigital Realty社の顧客でもあり、グローバル・データセンターのポートフォリオの一部をDigital Realty社にホスティングしています。The IBM Global Real Estateチーム( https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/iot-globalrealestate/ )は、Digital Realty社がよりサステナブルな事業運営に向けて前進するため、Enviziの洞察と経験をDigital Realty社と共有しています。
IBM Envizi ESG Suiteは、IBM Environmental Intelligence Suite( https://www.ibm.com/jp-ja/products/environmental-intelligence-suite )、IBM Turbonomic( https://www.ibm.com/jp-ja/products/turbonomic )、IBM Planning Analytics( https://www.ibm.com/jp-ja/products/planning-analytics )、IBM Cloud Carbon Calculator( https://jp.newsroom.ibm.com/2023-07-27-IBM-Cloud-Carbon-Calculator-Helps-Organizations-Advance-Sustainability-Objectives-and-Address-Greenhouse-Gas-Emissions )、IBM LinuxONE( https://www.ibm.com/jp-ja/products/linuxone-4/sustainability )を含む、IBMのサステナビリティー・ソリューションとコンサルティング専門知識のポートフォリオの一部であり、組織のESG目標の設定、運用、達成を支援します。
IBMについて
IBMのサステナビリティー・ソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.ibm.com/jp-ja/sustainability
Digital Realty社について
Digital Realty社は、データセンター、コロケーション、相互接続ソリューションの全領域を提供することで、企業とデータを結びつけています。PlatformDIGITAL®は、グローバル・データセンター・プラットフォームで、顧客に安全なデータ・ミーティングプレースと、イノベーションを促進し、データグラビティの障壁を取り除くためのソリューションとしてPervasive Datacenter Architecture (PDx®)を提供します。Digital Realty社は、6大陸 27カ国、50以上の都市にある300以上のデータセンターで、顧客にとって重要なコネクテッドデータコミュニティへのアクセスを提供します。Digital Realty社の詳細については、https://www.digitalrealty.jp/ をご覧ください。
当報道資料は、2023年7月18日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
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