シンガポールのスタートアップ企業向け海事アクセラレータプログラムへ参画
~海運業界のイノベーション創出とスタートアップ企業へのサポートを強化〜

商船三井のシンガポール準本社であるMOL(Asia Oceania)Pte. Ltd.(代表:熊 桜、本社:シンガポール、以下「MOLAO」)はシンガポールで9月より2ヶ月半に渡り開催される海事アクセラレータプログラムSmart Port Challenge 2025(運営:PIER71、読み:スマートポートチャレンジ、以下「SPC」、(註1))に「Innovation Partner(イノベーションパートナー)」として初めて参画することを決定しました。今年で5回目の参加となる株式会社MOL PLUS(代表:阪本 拓也、本社:東京都港区、以下「MOL PLUS」)とともに海運業界が直面するさまざまな課題の解決を目指してまいります。
MOLAOは、シンガポール海事港湾庁(MPA)からの招待を受け、参加スタートアップ企業への定期的なメンタリング、事業化支援、および実証実験(PoC)の機会提供を行います。海運業界の課題に対して、アジア・オセアニア地域におけるネットワークを活かし、現場と連動した形でのイノベーション創出をスタートアップ企業と共に推進します。
MOL PLUSはMOLAOと連携し、「Investment Partner(インベストメントパートナー)」としてスタートアップへの出資と事業化支援を行い、海運業界のアップグレードを推進していきます。MOL PLUS重点投資分野である海運・物流領域におけるオープンイノベーションをさらに加速させます。
商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION2035」で掲げる地域戦略を推進しており、これまでもMPAとの包括的協業覚書の締結(註2)をはじめ、シンガポール政府との関係を強化してきました。今回のSPC2025への参画は、そうした連携をさらに深化させるものであり、シンガポールを拠点としたグローバルなオープンイノベーション活動を加速させる重要なステップと位置づけています。
(註1) Smart Port Challengeについて
SPCは、シンガポール政府が推進する海事イノベーションプログラム「PIER71(Port Innovation Ecosystem Reimagined at BLOCK71)」の中核的プロジェクトです。MPA(シンガポール海事港湾庁)およびNUS Enterprise(シンガポール国立大学の起業支援機関)によって共同運営されており、世界中のスタートアップに対し、物流効率化、脱炭素化、港湾のデジタル化などのテーマでソリューション提案の機会を提供しています。
2025年のプログラムでは、複数の企業・機関がイノベーション/インベストメントパートナーとして参画し、スタートアップの事業開発、PoC支援、資金支援を行います。
SPC公式サイト:https://pier71.sg/smart-port-challenge/
(註2) 商船三井プレスリリース
2024年11月26日付「シンガポール海事港湾庁(MPA)と包括的協業覚書を締結」
MOL(Asia Oceania)
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本 剛、本社:東京都港区)のシンガポールに拠点を置く100%子会社です。東南アジア・大洋州地域において、長年培ってきた経験とノウハウを継承しつつ、お客様に商船三井グループ全体の総合力を発揮した、付加価値の高いサービスの提供に努めています。
MOL PLUS
株式会社商船三井100%子会社のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)です。中長期的な視点で、海運業のビジネスモデル変革や新規事業創出を実現し得る国内外のアーリー、ミドルステージのスタートアップ企業を中心に幅広く投資を行います。
スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、『海運業と社会に新しい価値をプラスする』、新規事業の創出を目指し続けます。
ホームページ:https://www.molplus.net/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像