車載部品の品質トラブル「失敗知」を構造化し、再発防止検討を支援するAI IPGenius【AI基盤最新事例】
数値だけでなく判断過程まで含めた品質データ統合を実現

リーガルテック株式会社(東京都港区、代表取締役:平井 智之)は、自動車業界の品質保証・品質管理部門を対象に、車載部品に関する品質関連データを横断的に整理・活用できるナレッジベース「AI IPGenius」を提供開始した。
品質トラブルの発生状況や対応経緯をまとめた資料などの品質関連データに加え、対応時の議論過程や判断理由を含む資料を対象とし、品質トラブル再発防止の検討を支援する。品質対応が担当者の経験に依存しやすい領域において、過去の失敗事例を再利用可能な知見として整理することを目的としている。
背景
自動車業界では、車載部品の高度化に伴い品質要求が年々厳しくなっている。
不具合発生時には、検査結果や測定値だけでなく、設計変更の判断理由や会議での議論内容など、多様な情報が発生する。一方で、これらの情報は報告書、議事録、メール、設計資料などに分散して保存されることが多い。
その結果、過去の対応経緯や失敗要因が十分に共有されず、類似トラブルが再発するリスクが指摘されている。
活用事例:AIが品質関連資料を横断解析し、再発防止の検討ポイントを整理

自動車メーカー向け車載部品を手がけるメーカー(企業名非公開)の品質保証部門が、以下の資料を AI IPGenius に投入して活用した。
・品質トラブルの発生状況をまとめた報告書
・対応内容や判断理由を整理した記録
・試験・評価レポート
・設計変更履歴
・品質会議の議事録
AI IPGenius は、これらの資料を横断的に解析し、
・品質トラブル発生時の条件や背景
・設計・工程上の留意点
・過去事例との構造的な類似性
・対応方針や是正内容に至った判断の考え方
といった観点で情報を整理した。
品質担当者は、抽出された整理結果を起点に再発防止策の検討やレビューを行い、議論の前提整理に利用した。
また、抽出された技術・品質情報を MyTokkyo.Ai と連携し、関連技術や類似特許の検索を即時に行える体制を構築した。
特徴(AI IPGeniusについて)
AI IPGenius は、非構造データを含む社内資料を閉域環境で解析・活用できる知の資産化ナレッジベースである。
品質データ、設計資料、議事録など形式の異なる情報を一元的に扱い、文脈を踏まえた検索・整理を可能とする。
・PDF、Word、PowerPoint、スキャン資料の横断解析
・品質データと判断過程を含む資料の統合理解
・再発防止検討に必要な論点整理の支援
・社内データを外部に送信しない閉域環境でのAI活用
品質保証・品質管理業務における情報探索や整理の負荷軽減を目的としている。
効果
・過去の品質トラブル情報の探索時間削減
・分散していた品質関連データの整理・可視化支援
・再発防止策検討に向けた論点整理の効率化
・品質対応に関するナレッジ共有の促進
いずれも業務活用を想定した支援効果であり、特定の成果を断定するものではない。
今後の展開(研究・品質現場向け特化型)
今後は、自動車業界の品質・技術領域に向けて、
・品質トラブル事例の類型化支援モデルの強化
・試験・評価ログの構造化精度向上
・技術比較・差分抽出モデルの高度化
といった機能拡充を進める予定である。
製品ページ:https://www.legaltech.co.jp/ipgenius/
会社概要
会社名:リーガルテック株式会社
設立:2021年3月
資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
代表取締役社長:平井 智之
所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL:https://www.legaltech.co.jp/
事業概要:
・特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」
・知の資産化ナレッジベース「AI IPGenius」
・秘密情報共有データルーム「リーガルテックVDR」
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