【ダイレクト型損保初】SBI損保とMS&ADインターリスク総研、降雹予測モデルの構築および精度検証を目的としたPoC(概念実証)を実施
~降雹アラートで防災・減災に貢献~
SBI損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野尚、以下「SBI損保」)とMS&ADインターリスク総研株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮岡拓洋、以下「MS&ADインターリスク総研」)は、気象ビッグデータと自動車保険における過去の雹災害データをもとに、雹災害の発生予測モデルの構築および精度検証を目的とした概念実証(Proof of Concept、以下「PoC」)を実施しました。今後、ご契約者さまに対する降雹アラートの配信を目指した具体的な検討を開始いたします。
なお、降雹予測モデルの独自開発はダイレクト損保で初となります。※1

■背景
近年、社会課題の一つとなっている気候変動等の影響で、建物や農作物に甚大な被害をもたらす雹災害が頻発しており、自動車が損傷するというケースも多発しています。
SBI損保はこれまで、雹災害発生時に集中する事故連絡への対応として、修理予定の確認や保険金請求の意思確認を可能とするパーソナライズド動画※2や、修理費用算出の迅速化に向けた商業施設でのドライブイン方式による損害確認※3などを導入し、降雹で被害にあわれたお客さまへのサポート態勢を強化してきました。一方で、局所的かつ短期的に発生することで予測が難しいとされてきた降雹を事前に予測・通知することで、屋根つき駐車場への移動や雹対策用のボディカバーの使用など、お客さまの大切な財産であるお車を降雹による被害から守る行動につなげていただけるのではないかと考え、SBI損保とMS&ADインターリスク総研で本取り組みを開始いたしました。
■取り組み概要
2025年3月、MS&ADインターリスク総研が保有する自動車保険金支払実績および気象ビッグデータ解析、独自AI技術をSBI損保の自動車保険金支払実績に適用し、雹災害発生予測モデルの構築および精度検証を目的としたPoCを実施いたしました。
今後は、予測モデルのさらなる精緻化を進めるとともに、予測モデルに基づく降雹アラートのご契約者さまへの配信を2025年度中に開始することを目指し、具体的な検討および所要の体制の整備を進めてまいります。
SBI損保とMS&ADインターリスク総研は、万が一の際の補償を充実させるだけではなく、被害を未然に防ぐことで損害を抑制することも重要であるという認識のもと、引き続き両社の持つ技術やデータを活用することで、商品・サービスの提供を通じた社会課題の解決およびお客さま満足度の向上に注力してまいります。
※1 2025年4月24日現在 SBI損保調べ。
※2 パーソナライズド動画とは、お客さま一人ひとりに合わせた内容での説明をご案内する動画です。SMSで送信され、24時間365日、お客さまがご都合のいい時間に確認でき、それぞれの動画に応じて車の修理予定や保険金請求の意思を動画内から当社にご連絡いただけます。
※3 雹災は比較的狭い地域で一斉に多くの自動車が損傷するため、修理工場が車両を受け入れきれず、修理までに半年以上かかる場合もあります。すぐに車を修理できない状況でも、商業施設のような日常生活でアクセスしやすい場所にてドライブイン形式での自動車の損害確認を実施することで、短時間で車に乗ったまま損害確認を済ますことができ、後日案内される概算修理費用に基づいて保険金を受け取るという選択肢を提供する取り組みを実施しています。
◆SBI損保の会社概要

商号 |
SBI損害保険株式会社 |
本社所在地 |
東京都港区六本木1-6-1 |
設立 |
2006年6月1日 |
資本金 |
110億円 |
事業内容 |
損害保険業 |
URL |
◆MS&ADインターリスク総研の会社概要

商号 |
MS&ADインターリスク総研株式会社 |
本社所在地 |
東京都千代田区神田淡路町2-105 |
設立 |
1993年1月4日 |
資本金 |
3億3,000万円 |
事業内容 |
コンサルティング、受託調査研究、セミナーの開催/講師派遣、出版 |
URL |
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