コロンビア・日経奨学金、フィリピン人記者のマグトゥリス氏に決定
米コロンビア大学ジャーナリズム大学院(ニューヨーク、スティーブ・コル大学院長)はこのほど、アジア人記者・学生を対象にした「コロンビア・日経スカラシップ(奨学金)制度」の第4回奨学生をフィリピンのジャーナリスト、プリンツ・マグトゥリス氏(32、写真)に決定いたしました。同制度は株式会社日本経済新聞社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷部剛)と同大学院が2017年に共同での創設で合意。マグトゥリス氏は2022年8月まで同大学院でデータジャーナリズムを研究します。
マグトゥリス氏は2021年6月までフィリピンのオンラインメディア「フィルスター・ドット・コム」のビジネスニュース部門の責任者として解説記事などを執筆。それ以前は英フィナンシャル・タイムズのリサーチャーとしてフィリピン経済やビジネスに関する記事を手掛けるなど、約10年にわたりマクロ経済や公共財政の専門記者としてキャリアを積んできました。マグトゥリス氏は「このような機会をいただき、とても光栄です。私はこれまでもデータを活用して記事を書いてきましたが、コロンビア大での教育を通じてデータをより掘り下げたり、複雑な内容を分かりやすくしたりする重要な技術を身に着けることができます」と話しています。
「コロンビア・日経スカラシップ制度」では、コロンビア大学ジャーナリズム大学院がアジア全域を対象に将来有望なジャーナリストの卵を毎年1人選出し、日経がこれを承認。奨学生は10万ドル(約1130万円)の奨学金を得て、データジャーナリズムや経済報道などについて学びます。修士号を取得後はそれぞれの母国・地域に戻り、民主主義の根幹をなす「言論の自由」に基づく健全なジャーナリズムを根付かせる先導役を担います。
コロンビア大学ジャーナリズム大学院について
コロンビア大学は1754年創立の全米でも5番目に古い伝統校で、80人超のノーベル賞受賞者が輩出しました。1912年創立のジャーナリズム大学院は1917年からピューリッツァー賞を運営。研究分野は調査報道、放送、マルチメディア、芸術など多岐にわたり、2010年には大学院内にデジタルジャーナリズム・センターを設置して将来のメディアのあり方を研究しています。
詳しくはこちらwww.journalism.columbia.edu
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