【対馬市/サラヤ/ブルーオーシャン・イニシアチブ/事業構想大学院大学】 対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究 を発足。
国境離島、SDGs未来都市・対馬で、海の危機を乗り越える新事業を構想
対馬市(市長:比田勝尚喜)、サラヤ株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長 更家悠介)、一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ(事務局:東京都港区、代表理事 代島裕世)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区 学長:田中里沙)の4者は、対馬市域の発展や海洋問題解決を目的に「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」を発足しました。2024年6月開始に向けてプロジェクト研究員を募集します。
<2050年「最先端のサスティナブル・アイランド」対馬へ>
新しい発想で、海業を牽引する人財育成プロジェクト
海の保全は、対馬市域のみならず、気候変動による磯焼けや養殖魚介のへい死、世界的な魚食増加等による水産資源の減少、海洋プラスチック汚染等が生じ、危機的状況にさらされています。そこで九州と朝鮮半島の間に位置する国境離島・対馬で、公民共創による新事業創出で海洋問題解決に貢献する「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」を開講します。海が抱える危機、課題の解決に向けて、新たな発想で事業を構想し、あらゆる人とともにイノベーションを起こせる人財育成および新事業創出を目指します。
プロジェクト参画背景
サラヤ株式会社は、本プロジェクトの趣旨に賛同し地域貢献を目的に参画。「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」は、同社から対馬市へ寄附された企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)を財源に運営します。
一般社団法人ブルーオーシャン・イニチアチブは、海にかかわる産官学民の共創拠点であり、対馬市の未来ビジョンに賛同したことから、「対馬未来会議2023」の開催など様々な形で支援、協業しています。
事業構想大学院大学は、新規事業を専門に研究する社会人大学院であり、事業構想人材の育成と研究力を活かしたイノベーション創出からプロジェクトに貢献します。
各位よりコメント
対馬市長 比田勝 尚喜
対馬の社会経済は海の豊かさによって支えられてきましたが、海には大量の海洋プラスチックが漂い、地球温暖化による海水温の上昇で海の生態系は激変し、海は危機に瀕しています。水産資源保全や海ごみ対策等に取組んでいますが、依然厳しい状況が続いています。この危機を乗り越えるには、新たな発想で事業を構想し、イノベーションを起こせる人材育成が必要です。対馬ブルーカレッジの中から、対馬そして日本・世界の海の社会課題を解決できるようなイノベーターが生まれること、そして美しく豊かな海を次世代につなげられるよう祈念します。
サラヤ株式会社
取締役 代島 裕世
サラヤ株式会社は世界の様々な社会課題解決を、新たなビジネスを創出する機会と捉えて実行してきました。ボルネオ生物多様性保全活動から新しいエコ洗剤ブランド“Happy Elephant”が誕生し、東アフリカ感染症予防活動からアルコール消毒剤のGMP取得工場が現地(ウガンダ)に設立されました。いま海洋の課題解決に向けて、新たな“海業”の創出と、サーキュラーエコノミーの研究に取り組み始めています。この度開講する対馬ブルーカレッジで学んだ事業構想人材に大いに期待しています。
一般社団法人ブルーオーシャン・イニチアチブ
事務局長 廣中 龍蔵
一般社団法人 ブルーオーシャン・イニシアチブ(略称:BOI)は、これまで、対馬市が対馬を2050年には「最先端のサスティナブル・アイランド」にするという決意に賛同し、様々な形で支援、協業をしてきました。昨年には、BOIの会員企業のみなさんと対馬市在住の島民の方とが一堂に会し、対馬の未来のあり方を議論させて頂きました。今回、対馬ブルーカレッジがいよいよ、事業構想大学院大学様のご協力を得て開講できることは、「人」を育成する上で大変意義ある取り組みだと確信しています。より多くの人が、対馬という無限界なフィールドで次の何かを掴んで頂けることを期待しています。
学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学
学長 田中 里沙
事業構想大学院大学は 2012年に文部科学大臣の認可を得て開学した社会人向けの専門職大学院です。美しく輝く海と豊かな大自然、全国屈指の水産資源を誇るSDGs未来都市・対馬で新たに始まる本プロジェクトが、対馬の未来をつくるとともに、環境問題解決に向けた地域の先進モデルとして、支持され、共感が広がることを願っております。本学は高等教育機関として、事業構想人材の育成と研究力を生かしたイノベーション創出において貢献してまいります。
SDGs未来都市・対馬市の課題解決に企業版ふるさと納税の活用
サラヤ株式会社から対馬市へ企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の寄附が行なわれました。「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」は本寄附金を財源に運営します。
※企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)とは、地方自治体による地方創生事業に対して、民間企業からの寄附を活用する制度です。
対馬ブルーカレッジ : 次世代海業創出プロジェクト研究 概要
「対馬ブルーカレッジ:次世代海業創出プロジェクト研究」は、対馬市域や対馬市域の海に関する事業の発展に寄与する新規事業を構想する研究会です。事業構想大学院大学のカリキュラム要素を生かしたプログラムを通して、事業の根本となるアイデア発想から、各自の具体的な事業構想計画策定までを研究します。 対馬市のSDGs人財育成事業「対馬グローカル大学」も連携し、研究員は同大学が有する豊富な対馬の「知」を自身の構想研究に活用します。
▷ 実施期間:2024年6月〜2025年3月 全20回・各回約4時間
▷ 実施会場:対馬市役所周辺、オンライン ※会場は回によって異なります。
▷ 定員:10名程度
▷ 参加対象者:
・自社の経営資源や自身の技術を活用して、対馬市域をはじめとする海の社会課題解決に寄与する新事業の創出を目指す企業等
・対馬市域や対馬市域の海業をよりよくしたいという熱い想いを持っている方
・新分野展開や新たな収益の仕組みづくりを検討している企業等
・人脈や技術など、自社の経営資源を再定義し新事業を創出したい方 など
※企業について、業種や企業規模は問いません。個人事業主も可能です。
※研究期間を通して9割以上の日程に出席できる方が参加可能です。
▷ 参加費用:無料
※対馬市内会場までの交通費および宿泊費は自己負担となります。
※各回、ご自身のPC(タブレットも可)を持参のうえ参加をお願いします。
▷ プロジェクトディレクター(担当教員):小宮信彦 事業構想大学院大学特任教授
▷主催:対馬市
共催:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学
協力:一般社団法人ブルーオーシャン・イニチアチブ、サラヤ株式会社
本プログラムは、文部科学省「職業実践力育成プログラム(BP)」に認定されています。
説明会情報・申込方法等の詳細はWEBページよりご確認ください。
https://www.mpd.ac.jp/events/tsushima/
対馬市について
朝鮮半島と九州の間に飛び石のように浮かぶ国境離島自治体。過疎化といったローカルの課題と、海洋プラスチックや気候変動といったグローバルな課題に対し、SDGs未来都市として、環境・社会・経済の三側面の統合的なアプローチにより持続可能なしまの実現を目指している。対馬は国境離島でもあることから、今日の地球規模の環境問題の本質を先鋭的に表すとともに、海洋プラスチックごみや磯焼け、水産資源管理等、海の社会課題の縮図であり、行政、地域団体、企業等が連携しながら課題解決にチャレンジする課題先進地となっている。人口約2万7千人。主な産業は水産業、林業、観光業。
サラヤ株式会社について
ホームページ https://www.saraya.com/
一般社団法人ブルーオーシャン・イニシアチブ(略称:BOI)について
ホームページ https://blueocean-initiative.or.jp/
事業構想大学院大学について
2012年4月に東京・南青山に開学した、事業構想と構想計画を構築・実践する社会人向け大学院。事業の根本からアイデアを発想し、事業の理想となる構想を考え、実現するためのアイデアを紡ぎ、構想計画を構築していくことを対象とした多様なカリキュラムを提供しています。多彩な業界で活躍する教員・院生と議論を重ね、2年間で事業構想計画書の提出を経て、専門職学位の「事業構想修士(専門職)」(MPD:Master of Project Design)が授与されます。拠点は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台の5校舎で、現在13期目 計703名が修了し、数多くのイノベーションとなる新事業が生み出されています。また、本学の附属研究機関である「事業構想研究所」では、企業・事業のプロジェクトベースでの研究が活発に実施され、既に3,000名以上が課程を修了しているほか、月刊『事業構想』等の出版を始め、研究書籍を発刊しています。その他、詳細は大学院HP(https://www.mpd.ac.jp/ )をご覧ください。*公益財団法人 大学基準協会の大学認証評価(専門分野別・機関別認証評価)で「適合」評価*厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)に指定(国から最大112万円を給付)
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