JALを死の淵から蘇らせた、“奇跡の男”の物語「倒産弁護士」瀬戸英雄氏の壮絶な戦いに迫るビジネス・ノンフィクション『修羅場の王』
日本航空(JAL)の倒産と復活を陰で主導した弁護士・瀬戸英雄氏に迫るビジネス・ノンフィクション『修羅場の王』が10月8日にダイヤモンド社から発売となります。

■JALの倒産・復活劇を陰で主導した弁護士・瀬戸英雄氏に迫るビジネス・ノンフィクション!
「瀬戸さんだよ。会社更生法(の適用申請)も、銀行の債権放棄も、政府の公的資金注入も、
全部、あの人がまとめ上げた。わしが乗り込んだのはその後や」(“経営の神様”稲盛和夫)
2010年1月19日、日本列島に激震が走りました。日本で最も歴史のある航空会社、日本航空(JAL)が倒産したのです。負債総額はなんと、2兆3,200億円。JALの倒産は「単なる一民間企業の破綻」ではなく、インフラ・観光・物流・雇用など、多方面に大きな悪影響を及ぼす懸念があるため、JALを復活させることは、当時の日本社会に課せられた喫緊の課題でした。
そしてわずか2年8か月後にJALは過去最速で再上場を果たします。この復活劇については、無報酬でJALの会長に就任した稲盛和夫氏による功績が広く知られています。ですがその稲盛氏をして、“JAL再生は、実は全部この人がまとめ上げた”と言わしめた人物が、本作の主役であり、「修羅場の王」こと瀬戸英雄弁護士です。
瀬戸氏はマイカル、ヒューザー、SFCG、ヤオハンなど数々の大企業の破綻・再生を担ってきた日本を代表する“倒産弁護士”です。様々な既得権益にまみれ、民主党への政権交代で再生計画が迷走する当時のJALに、会社更生法という劇薬を処方。複雑さを極めた利害調整を主導して復活への道を切り拓きました。
本書はその瀬戸氏が初めて語る赤裸々な証言を軸に、当時の関係者への綿密な取材も交えて展開されます。瀬戸氏をはじめとする倒産プロフェッショナルやJAL社員たちの闘いの日々を臨場感を持って追体験しながら、「失敗しても、けじめをつけてやり直せばいい。正しく真摯に取り組めば、復活は可能だ」という逆境に立ち向かうパワーを受け取れる、白熱のビジネス・ノンフィクションです。
■目次
プロローグ 債権者集会
Chapter -1 倒産弁護士の誕生
Chapter 0 倒産前夜
Chapter 1 私的整理か法的整理か
Chapter 2 つなぎ融資と債権放棄
Chapter 3 経営の神様
Chapter 4 東京地裁民事第8部
Chapter 5 年金と憲法
Chapter 6 悪役レスラー
Chapter 7 史上最大の作戦
Chapter 8 2010年1月19日
Chapter 9 執刀(オペ)開始
Chapter 10 祝福されなかった勝利
エピローグ JAL倒産の教訓
あとがき
■『修羅場の王 企業の死と再生を司る「倒産弁護士」142日の記録』
著者:大西康之
定価:2,200円(税込)
発売日:2025 年10月 8 日
発行:ダイヤモンド社
判型:四六判並製・424頁
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4478115761
■著者プロフィール:大西康之(おおにし・やすゆき)
ジャーナリスト。1965年生まれ、愛知県出身。88年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、編集委員、「日経ビジネス」編集委員などを経て2016年4月に独立。著書に『稲盛和夫 最後の闘い ― JAL再生にかけた経営者人生』『会社が消えた日 ― 三洋電機10万人のそれから』(以上、日経BP)、『ロケット・ササキ ― ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮社)、『東芝 原子力敗戦』(文藝春秋)、『起業の天才! ― 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(新潮文庫)、『最後の海賊 ― 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか』(小学館)などがある。
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