B2福岡|攻守で押し切られ、大差でGAME2を落とす
2025年11月16日(日)に開催した、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン【ライジングゼファーフクオカ vs.熊本ヴォルターズ】戦は、“福岡 58-82 熊本”で福岡の敗戦となりました。

【試合結果】
【福岡】58-82【熊本】
1Q 15-22
2Q 16-23
3Q 13-20
4Q 14-17
【戦評】
<前半>
前日の接戦を制した福岡が、会場の熱気を背に熊本とのGAME2に挑む。立ち上がりはシュート精度と熊本のハードなディフェンスに苦しみ、思うようにリズムを掴めない。ファウルも重なり主導権を握れない時間帯が続くが、1Q終了間際に#32狩野の3Pシュートが決まり、反撃の火種を灯す。
流れを引き寄せたい福岡はメンバーを入れ替えながらリズムの改善を図る。しかし、勢いに乗る熊本 #44ライトフットにペイントエリアで自由に動かれ、さらにターンオーバーも響き、熊本の攻勢を食い止められない。それでも#0會田のドライブや#8青木の3Pシュートで反撃し、一時は点差を縮めるが、前半終了間際に熊本に連続得点を奪われ、14点ビハインドで前半を折り返す。
<後半>
大きなビハインドを背負って迎えた後半。福岡は序盤からディフェンスの強度を上げ、反撃の糸口を探る。しかし、前半に苦しんだシュート精度がなかなか上向かず、思うように得点を伸ばせない。攻撃の手を緩めない熊本は、得点源・#3山本や#88エチェニケが多彩なシュートで得点を積み重ね、福岡は依然として苦しい展開を強いられる。それでも、青木が意地を見せ、ファウルを受けながら3Pシュートを沈めて4点プレーを完成させる。
迎えた最終クォーター。広がった点差を少しでも縮めたい福岡だが、熊本に攻守で押し切られ、リズムを掴めない。リバウンドでも後手に回り、セカンドチャンスを許す時間帯が続く。#34アギラールの得点で食らいつこうとするも点差はさらに拡大。最終的に福岡のリバウンド27本に対して熊本は42本、ペイントエリア内での得点も熊本に16点も多くとられるなどインサイドを制圧され、九州ダービーのGAME2は24点差の大敗を喫した。
【コメント】
福島雅人HC
選手の遂行力が途切れる時間帯があり、修正しなければならないポイントです。選手たちのプレーややるべきディフェンス自体が悪いわけではありませんが、些細なミスがほころびとなって出てしまった印象です。熊本さんは昨シーズンからディフェンスの強度が非常に高く、メンバーも大きく変わっていない分、噛み合うと一気に流れを持っていかれます。現状の我々の遂行力では、ビハインドを背負う時間帯があっても不思議ではありません。
昨日は我々の遂行力と強度が良く、今日はその逆。2試合を通して両方を合わせることができなかった。サイズや怪我人の状況を考えれば連勝は簡単ではありませんが、チームとしての"トーン"をしっかりセットできなければ、今日のような展開になってしまいます。
年に数回しかない北九州開催で、2連勝してお客様に気持ちよく帰っていただきたかったのですが、良い面と悪い面の両方を見せる形になってしまいました。
ただ、今日も劣勢の時間帯でも声援を絶やさず送っていただき、本当に力になりました。次の北九州開催では、より良い姿をお見せできるよう準備していきます。
青木龍史選手
今日はとても厳しい展開になってしまいました。
自分たちのミスから相手に得点を与えてしまい、相手のプレッシャーにうまく対応できず、自分たちのバスケットを出すことができませんでした。もっとプレッシャーに対して自分たちのプレーを貫かなければいけませんし、自分自身も動きの部分や、ディフェンスでしっかりリバウンドを取ってオフェンスへ良い流れをつくることができなかったと感じています。相手のプレッシャーと、自分たちのディフェンスの弱さがそのまま結果に出てしまったと思います。その中でも高確率でシュートを決められたことは良かったですが、勝ちに繋がるパフォーマンスにはできなかったので反省しています。
北九州開催で多くの方に応援に来ていただき、本当に感謝しています。
良い試合をして勝利を届けたかったのですが、こういう結果になってしまい残念ですし、ホームでこのような負け方はしたくありません。
チームとしてもっとボールを動かしたり、プレッシャーに対する対策が必要ですが、福島HCが言うように"個人個人のベストプレーがチームの総合力になる"と思うので、毎日の準備やアシスタントコーチとのワークアウトを、よりディフェンスを意識して取り組み、次の試合に向けてより良いプレーができるよう準備していきたいです。
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