「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト研究」をスタート【大学都市神戸産官学プラットフォーム/モリサワ/神戸市/事業構想大学院大学】
大学都市神戸の未来を拓く新プロジェクト
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム(事務局:神戸市、代表理事:髙士薫)、株式会社モリサワ(本社:大阪市、代表取締役社長:森澤彰彦)、神戸市(市長:久元喜造)、学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学(本部:東京都港区 学長:田中里沙)の4者は、神戸市域が抱える課題解決を目指し、産官学共創による「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト研究」をスタートします。
神戸市がリードする“大学”を核とした持続可能な地域社会づくり
神戸市は、国内有数の大学都市として知られ、市内立地の大学や短期大学は23校、約7万人の学生が日々学んでいます。急速な少子高齢化の進展、人口流出などの課題解決、持続可能な地域社会づくりに向け、市内大学や産業界、行政がチームとなり、昨年11月に一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォームを設立しました。
同プラットフォームでは、産官学共創プロジェクトの実施を通じて「チャレンジし続けるグローカル人材の育成・定着を通じて産業・大学・地域がともに進化していく神戸」を目指します。
神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト研究
「選ばれる大学」へ。大学経営改革を牽引する人材育成プロジェクト
文部科学省では今年度より中小規模の私立大学の経営改革支援を開始するなど、急速な人口減少、少子化の進展によって、大学の経営環境が厳しさを増しており、大学運営を担う職員の資質向上は喫緊の課題です。一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム、株式会社モリサワ、神戸市、事業構想大学院大学の4者は産官学共創プロジェクトとして、プラットフォーム参画の市内大学を中心に、大学経営改革を牽引できる人材を育成する「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト研究」をスタートしました。
このプロジェクトによるプログラムの展開を通じて、大学経営に関する高い専門スキルを持った大学職員を育成し、大学経営の高度化、ブランディングによる魅力の充実を図り、多くの受験生等に選ばれ、地域社会に新たな価値を創出する大学づくりにつなげ、神戸市域の持続可能な地域社会に寄与することを目指します。
事業構想大学院大学は、社会人を対象に知の実践研究・教育を行う高等教育機関であり、本プロジェクトのカリキュラム開発や実施、研究員の研究指導を担います。
株式会社モリサワは、コンピューターで扱うためにデジタル化された書体である「フォント」のリーディングカンパニーで、本プロジェクトの趣旨に賛同し、大学との連携強化および地域貢献を目的に参画しました。フォントメーカーとして自社資源を活用した研究支援を行います。
企業版ふるさと納税の活用
株式会社モリサワから神戸市へ企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)の寄附が行なわれました。「神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト」は、本寄附金を財源に運営します。
※企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)とは、地方自治体による地方創生事業に対して、民間企業からの寄附を活用する制度です。
各位よりコメント
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォーム
代表理事 髙士 薫
18歳人口の急速な減少など、未来を担う人材育成の拠点である大学を取り巻く環境変化が加速する中で、複雑高度化する大学の管理運営をリードする高い専門性を持った人材の育成することは急務であり、当プラットフォームの使命であると考えています。本プログラムは大学の経営幹部候補者の人材育成を体系的・効果的に実現するものであり、単独の大学では実施が難しいプラットフォームならではプロジェクトです。受講された大学職員の皆様が神戸地域の活性化に貢献いただくことを大いに期待しています。
株式会社モリサワ
代表取締役社長 森澤 彰彦
モリサワは、より多くの人にとって読みやすく設計された「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」を開発・提供しているフォントメーカーで、可視性・可読性の研究報告も実施しています。共生社会向けた活動に貢献するUDフォントなどを活用し、「情報のユニバーサルデザイン」や「地方創生」、「SDGs」を推進する活動を全国の自治体と取り組んでまいりました。 本プロジェクトへの支援を通じて、神戸市様と共に新たなノウハウを築き、相乗効果を発揮していきたいと考えております。
神戸市
企画調整局部長(大学連携推進担当) 中野 善文
神戸市は、特色ある教育を展開する23もの大学が立地し、約7万人の大学・短期大学生が学ぶ全国屈指の大学都市です。高度な教育・研究力を有する大学は、地域経済社会を支える基盤として、重要な役割を担っていただいています。人口減少・高齢化による人材不足が加速し、課題の多様化・複雑化も進む中で、豊富な教育・研究資源を有する大学への期待は高くなっています。
株式会社モリサワ様よりいただいた寄附を財源に実施する今回の取り組みは、神戸市において非常に重要な取り組みであると認識しております。事業を通して、市内の大学職員の事業構想力と実践力を高め、大学経営改革を牽引する人材が育成されることを期待しています。
学校法人先端教育機構
学監 川山 竜二
大学は、18歳人口の減少だけでなく私立学校法改正、学校法人の合併など激動の時代を迎えています。本法人では、文部科学省「持続的な産学人材育成システム構築事業」の中核拠点やリカレント教育の研究に取り組んできました。神戸市は、東京23区、京都市、名古屋市に次いで大学が集積している自治体です。大学は常に社会の中にある機関として、社会から積極的に知を取り入れることが求められています。神戸市にある大学が地域社会のニーズを取り込むことで大学だけでなく地域そのものも活性化するはずです。本プロジェクト研究では、産官学の知見を用いながら大学の価値向上に取り組んでまいりたいと思います。
神戸の未来創生に向けた大学経営人材育成プロジェクト研究
▷ 実施期間:2024年6月〜2025年4月 全20回・各回約4時間
▷ 実施会場:KOBE Co CREATION CENTER(神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザ9階)、オンライン
▷ 参加対象者:プラットフォームの参画大学の大学職員、
自大学の大学経営の意思決定に携わる職員もしくはその職員が推薦する職員、
受講内容を学内で広く啓発し、実践いただける方
▷ 担当教員:川山竜二 学校法人先端教育機構 学監/事業構想大学院大学 客員教授
社会構想大学院大学 教授・研究科長/社会構想研究所 所長
▷主催:神戸市、一般社団法人 大学都市神戸産官学プラットフォーム
共催:学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学 事業構想研究所
協力:株式会社モリサワ
一般社団法人大学都市神戸産官学プラットフォームについて
全国屈指の大学都市神戸の強みを活かし、大学、産業界、神戸市がチームとなり、産官学共創による課題解決を目指し、一般社団法人「大学都市神戸産官学プラットフォーム」を2023 年11 月に設立しました。プラットフォームでは、「神戸の将来を支える人材の獲得」「神戸の未来を牽引する人材育成・定着」「神戸経済への直接的な貢献」の3つの視点を踏まえ、産官学連携による多様なプロジェクトを展開しています。またアクセスが良い三宮・センタープラザ9階に交流拠点「KOBE Co CREATION CENTER」を開設し、共創活動の実践・発信の場、学生や大学研究者・関係者の交流の場としての活用を促進してまいります。
株式会社モリサワについて
株式会社モリサワは、コンピューターで扱うためにデジタル化された書体である「フォント」のリーディングカンパニーです。「文字を通じて社会に貢献する」を社是に、より多くの人にとって読みやすく設計された「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」を開発・提供し、第三者機関と共同で可視性・可読性に関する比較研究報告を実施しています。UDフォントは多数の自治体や教育機関、一般企業での採用実績があり、「BIZ UDフォント」や「UDデジタル教科書体」などの書体はWindows10以降にも搭載され広く利用されています。
2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」をプロデザイナー向けに提供するほか、広報誌などの紙媒体をデジタル化し、音声読み上げや多言語配信などを実現する多言語ユニバーサル情報配信ツール「MCCatalog+(エムシーカタログプラス)」、機器やアプリケーションへの組込みフォント、Webフォント、企業ブランディングにも効果的なオリジナルフォントなど、利用環境に合わせたサービスを幅広く展開しています。
神戸市について
神戸は、国際貿易港を中心に発展してきた日本を代表する大都市であり、海と山、魅力ある街並み、そして、美しい田園に恵まれた多様性のある街です。また、1868年の開港以来、多くの外国人が移り住み、常に海外からの多様な文化や新しい気風を取り入れながら、国際都市・神戸として個性豊かな発展を遂げてきました。神戸には、製造業などの産業集積に加え、最先端のバイオ研究が進む「神戸医療産業都市」、世界最高レベルのスーパーコンピュータ「富岳」など国家プロジェクトが進められています。さらに、多彩な高等教育と研究を実践し、歴史と伝統ある大学が数多く立地するとともに大学を通じて多くの若者が集まっていることが神戸市域の地域活性化の原動力となっています。現在は5か年の実施計画である「神戸2025ビジョン」に基づき、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や経済成長、産学連携による魅力的な仕事の創出、子育て支援、特色ある教育環境の充実など、さまざまな柱を掲げて取り組んでおり、「海と山が育むグローバル貢献都市」の実現を目指しています。
事業構想大学院大学について
2012年4月に東京・南青山に開学した、事業構想と構想計画を構築・実践する社会人向け大学院。事業の根本からアイデアを発想し、事業の理想となる構想を考え、実現するためのアイデアを紡ぎ、構想計画を構築していくことを対象とした多様なカリキュラムを提供しています。多彩な業界で活躍する教員・院生と議論を重ね、2年間で事業構想計画書の提出を経て、専門職学位の「事業構想修士(専門職)」(MPD:Master of Project Design)が授与されます。拠点は東京、名古屋、大阪、福岡、仙台の5校舎で、現在13期目 計703名が修了し、数多くのイノベーションとなる新事業が生み出されています。また、本学の附属研究機関である「事業構想研究所」では、企業・事業のプロジェクトベースでの研究が活発に実施され、既に3,000名以上が課程を修了しているほか、月刊『事業構想』等の出版を始め、研究書籍を発刊しています。その他、詳細は大学院HP(https://www.mpd.ac.jp/ )をご覧ください。*公益財団法人 大学基準協会の大学認証評価(専門分野別・機関別認証評価)で「適合」評価*厚生労働省の教育訓練給付金(専門実践教育訓練)に指定(国から最大112万円を給付)
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