『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』「熱中症予防5ヶ条」を改訂します!
スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行うJSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会 東京都新宿区/会長 遠藤利明)は、スポーツ活動中の熱中症を予防するための情報発信、啓発活動および調査研究を、大塚製薬株式会社様とともに推進しています。
このたび、JSPO発行『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』掲載の「スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条」に、「スポーツ活動中の身体冷却」を加え、内容を改訂します。
詳細については下記、川原研究班長のコメントをご参照ください。
JSPOでは、学校体育や運動部活動をはじめとする運動・スポーツ現場における熱中症事故を予防するために、引き続き情報発信、啓発活動および調査研究を推進していきます。
「スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条」改訂箇所
(「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」第6版/2025年6月改訂)
【改訂前】 ▶ 4. 薄着スタイルでさわやかに
⇒【改訂後】 ▶ 4. 冷やそう、からだの外から内から

改訂の意図について~川原 貴(かわはら たかし)研究班長からのコメント〜
(JSPOスポーツ医・科学委員会 スポーツ活動中の熱中症事故予防に関する研究班長/一般社団法人大学スポーツ協会)
熱中症の予防原則はすでに確立されたものですが、スポーツにおける熱中症を予防するためには、熱中症予防の原則を具体的にどのようにスポーツ活動に適用すればよいのかが問題になります。
最近はスポーツ活動中の身体冷却が注目されるようになり、その有効性が認められるようになりました。しかし、スポーツの現場へ十分には普及されていません。
そこで今回の改訂では、身体冷却を大きく取り上げることにし、スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条へ入れることにしました。
現場のスポーツ指導者の皆様には、この改訂が現実的かつ効果的な対策の一助となるよう、日常の指導・判断の中で積極的にご活用いただければ幸いです。
今後とも、スポーツによる熱中症事故がなくなるよう、われわれはさらに熱中症予防の呼びかけを続けていかなければならないと考えています。
参考リンク
○JSPOHP「熱中症を防ごう」▼
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid523.html
○スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック▼(第6版は6月20日頃掲載予定)
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid1437.html#01
○令和7(2025)年6月28日開催!「令和7年度熱中症予防フォーラム」
※本フォーラムでは、熱中症に関する最新の知見、「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」の改訂内容および熱中症予防の取り組み事例等を共有します。▼
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid1467.html
◆JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)について
JSPOは、1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、大日本体育協会として創立。日本体育協会を経て、2018年4月1日、現在の名称となりました。
JSPOでは、国民スポーツ大会(旧 国民体育大会)や日本スポーツマスターズなど各世代を網羅したスポーツ大会の開催、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどスポーツをする場の創出、スポーツの楽しみをサポートするスポーツ指導者の育成、最新の医・科学に根差したスポーツの推進など、誰もが自発的にスポーツを「する」「みる」「ささえる」ための幅広い事業を展開しています。また、わが国スポーツの統一組織として、国や60を超える競技団体、47都道府県スポーツ協会など、様々なスポーツ関連団体・組織や個人と連携しています。
▶ ホームページ https://www.japan-sports.or.jp/
▶ 事業概要パンフレット
https://www.japan-sports.or.jp/about/tabid57.html#09 (通読約15分)
▶ JSPO中期計画2023-2027

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