2019年「Reborn-Art Festival × Tカード」から生まれた石巻の子どもたちの手による映像作品『まほう』が文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門の「U-18賞」を受賞!
株式会社Tポイント・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:北村和彦)が取り組む「Reborn-Art Festival × Tカード」(http://tsite.jp/r/tcardsocial/art/)は、2019年の「Reborn-Art Festival」(RAF)に「石巻に魔法をかけよう」をテーマとして、石巻の子どもたち自らが企画・制作した映像作品『まほう』(https://youtu.be/q5P1_7QauRQ)を出品いたしました。このたび、映像作品『まほう』が「第23回文化庁メディア芸術祭」においてエンターテインメント部門の「U-18賞」を受賞いたしましたことをお知らせいたします。
Tポイント・ジャパンは、Tカードの社会価値創造プロジェクト「Tカードみんなのソーシャルプロジェクト」※1の一環として2017年6月より「Reborn-Art Festival × Tカード」に取り組んでいます。この取り組みは、2011年より実施している東北の子どもたちの笑顔とコミュニティの場を支援する「東北応援プロジェクト」のコンセプトを引き継ぐものです。一方、RAFは、東日本大震災で大きな被害を受けた地域である石巻・牡鹿地区を中心に行われる「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできる新しい総合芸術祭で、TポイントとRAFのコンセプトが一致し、「Reborn-Art Festival × Tカード」のコラボレーションが実現しました。
「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。第23回文化庁メディア芸術祭では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に、107の国と地域から3,566作品の応募があり、エンターテインメント部門から映像作品『まほう』が、「U-18賞」に選ばれました。『まほう』は、2016年より取り組む「Reborn-Art Festival×Tカード」から生まれた3番目の作品となります。なお、受賞作品『まほう』は、9月中旬より日本科学未来館などで順次展示が行われる予定です。
■贈賞理由
人は解釈し、考え、表現する。この思考と行動を繰り返し、いろいろなものを学び、世の中を変える原動力になるのかもしれない。東日本大震災では大きな変化が起き過ぎた。それを約10年経って自らが理解し、考え、表現する子どもたちの姿から多くのことに気付く。さまざまな子どもたちの感情の今を切り取っているこの作品には、残すべきものがたくさん詰まっている。テクノロジーという道具の選択肢が増えた現代、それを受動的に受け取るだけなのか、それを表現するための道具にするのか? そんな疑問を与えてくれた。(エンターテインメント部門審査委員 齋藤 精一氏)
■日下彩音さん(11才)からの受賞コメント
素敵な「まほう」
みんなが笑顔になれる作品を、どのようにして表現し、それをどう作品にする事ができるかを、たくさん悩みました。
しかし、みんなで協力しながら、だんだんと素敵な作品に出来上がっていく姿を見て、悩んだ事も素敵な経験になりました。
またさらに、こんなに素敵な賞を頂くことができ、とてもうれしく思っています。
■日下瑠香さん(10才)からの受賞コメント
「まほう」をつくってみて。
まほうに込めた想いは、これを観て少しでもみんなが笑顔になったり、元気になってくれたらいいなと思いながらつくりました。
また、まほうをつくる時、たくさん絵をかいたり、石巻にほしいものを考え、ワクワクしながらつくった事が、すごく楽しかったです。
その「まほう」がこのような賞に選ばれた事がとてもうれしいです。 「まほう」にかかったみたいです。
Tポイント・ジャパンは、子どもたちの創造力を源としたアートを通じて、子どもたちが参画する街づくりや地域コミュニティの活性化を応援してまいります。そして、Tポイント・Tカードが"人と社会をつなぐ"存在となることを目指し、引き続き、新たな社会価値創造に取り組んでまいります。
■映像作品『まほう』について https://youtu.be/q5P1_7QauRQ
『まほう』の制作にあたって、子どもたちは作品の企画アイデアを出すワークショップ※2とフィールドワークを何度も実施し、「石巻がこんな風になったら」という子どもたち自身が理想とする街づくりを考え、夢や理想をイラストに描きました。そのイラストのアニメーションや子どもたちが撮影したシーンを、小林武史氏とSalyuによる楽曲「魔法」にのせた映像作品に仕上げ、「Reborn-Art Festival × Tカード」としてお披露目いたしました。本作品が設置された会場(旧観慶丸商店)には、作品ができあがる過程で生まれたイラストやオブジェ、また2017年のRAFで出品された子どもたちのアート作品「貝殻のテーブル」も一緒に置かれ、映像とあわせて全てが一つのアート作品として展示されました。このプロジェクトは、小学生から高校生までの石巻の子どもたち9人を中心に、クリエイティブ集団goen°によるディレクションのもとで完成いたしました。
【「Reborn-Art Festival × Tカード」のプロジェクト概要】
■プロジェクト名:Reborn-Art Festival × Tカード
■プロジェクトサイト:http://tsite.jp/r/tcardsocial/art/
■プロジェクト実施期間:2017年6月2日~2019年12月31日
■プロジェクト概要:「Reborn-Art Festival」の開催地である石巻市と連携し、大人だけではなく子どもたちも一緒に参画できるものとして、地域に根差しながら将来にわたって地域活性化の源となるようなアート作品として、石巻の子どもたちが主体となって取り組むプロジェクトです。
■「Reborn-Art Festival」とは
石巻・牡鹿地区を中心に行われる「アート」「音楽」「食」を楽しむことのできる新しい総合芸術祭です。石巻・牡鹿地区は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域。ここに、国内外の現代アーティストが訪れ、地域と触れ合いながら作品をつくり、日本各地から集まった有名シェフたちが地元の人と食材と出会い、ここでしか味わえない食を提供したり、さまざまなスタイルの音楽イベントがあったりと、さまざまな「出会い」を生み出す場となることを目指しています。
※1 7,030万人のT会員、6,190社のTポイントアライアンス企業、またTカードがもたらす約50億件の購買データなどを活用して社会や生活者に還元、貢献をしていくTカードの社会価値創造プロジェクト
※2 ワークショップ実施において石巻子どもセンター「らいつ」に協力をいただきました。「らいつ」は、子どもたち石巻市子どもまちづくりクラブに参加する子どもたちが企画・デザインした子どものための施設です。「石巻の活性化のために子どもたちが中心となってつくり、運営をする施設。みんなが過ごしやすく、子どもの想いを世間の人たちに伝えられる場所。」をコンセプトにしており、いしのまき子どもセンターコンソーシアムが指定管理者として運営しています
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