B2福岡|Bリーグ史上初、4度のオーバータイムまでもつれる死闘も最後に力尽き連敗
2025年11月30日(日)に開催した、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン【ライジングゼファーフクオカ vs.福島ファイヤーボンズ】戦は、“福岡 114-120 福島”で福岡の敗戦となりました。

【試合結果】
【福岡】114-120【福島】
1Q 23-10
2Q 14-22
3Q 22-14
4Q 11-24
《オーバータイム》
OT1 7-7
OT2 15-15
OT3 9-9
OT4 13-19
【戦評】
<前半>
ワンポゼッション差の悔しい敗戦から一夜。福岡はその悔しさを力に変え、福島とのGAME2に臨む。立ち上がりは、両チームのディフェンスの集中力が際立ち、スコアレスの展開が続く。最初にスコアが動いたのは試合開始2分29秒。#24バーレルがインサイドでバスケットカウントを沈め、ようやく試合の均衡を破る。その後もバーレルがインサイドで強さを見せ、福島はファウルでしか止められない。福岡はディフェンスの強度も上げ、簡単に外角からのシュートを打たせない。一方オフェンスでは要所で#34アギラールの3Pシュートも決まり、早くも10点差をつける。さらに、#5リードがスティールからバスケットカウントを獲得する3点プレイを決めて点差を広げ、13点差をつけ1Qを終える。
2Qに入ると#8青木の3Pシュートが決まり、次のアテンプトでもファウルを獲得。フリースロー3本を落ち着いて成功させ、一気に6得点をマークする。しかし、福島も反撃開始。福島#1中野がオフェンスを牽引し、福岡の苦しい時間帯が続く。さらに福岡は立て続けにファウルから失点するが、この流れを断ち切ったのはアギラール。スティールからのレイアップ、そして効果的な3Pシュートを沈め、福島に流れを完全に渡さない。しかし、終盤、激しいディフェンスの応酬から生まれたターンオーバーを突かれ、福島に狙いすましたオープンスリーを決められ点差を詰められる。2Qで持ち直した福島が差を5点に縮めて前半を折り返す。
<後半>
後半の入りが勝負とばかりに、両チームが激しいディフェンスを繰り広げる中、福岡は一気にギアチェンジを仕掛ける。バーレルが再びインサイドで圧倒的な存在感を示し、前半終盤に失いかけた流れの引き戻しにかかる。さらに、攻守で躍動するアギラールがまたもスティールからの速攻を成功させるなど、後半開始から11-0のランに成功。点差を再び2桁とする。フロントコートから激しく当たるディフェンスで流れを変えたい福島だが、福岡はこれを上手くかわして着実に点差を広げる。点差を広げた後も、#23村上や#33加藤がルーズボールに飛び込む果敢な姿勢を崩さず集中力を維持。福島を突き放し、13点差で最終クォーターへ。
#32 狩野が幸先よく3Pシュートを沈めるが、攻守ともにギアを上げた福島の猛攻で再び点差が一桁に縮まる。さらに反撃の手を緩めない福島は、アリーナ全体を巻き込んだ反撃ムードを醸成。福島#55マニゴールドに屈辱的な連続スティールを許すなど、福岡は痛恨のミスが重なり、ついにリードは5点差にまで詰め寄られる。そして、この日封じ込めていた#24ナンジにも連続得点を許し、続くマニゴールドのインサイドアタックでついにスコアは同点に。勝敗の行方がわからなくなった残り21秒。福島#1 中野のジャンパーが決まり、ついに逆転を許す。絶体絶命、後がなくなった福岡は、残り3.2秒、このゲーム何度もチームを救ったバーレルがファウルを受けながらインサイドで執念の押し込みを見せ再び同点。獲得したフリースローを決めれば再逆転という極限の緊張がアリーナ中に張り詰める中、放たれたボールは無情にもリングに嫌われる。70-70で試合は運命の延長戦へ突入した。
<OT1>
#23村上がディープスリーを沈め、究極の5分間の口火を切る。しかし、反撃ムードを味方につけた福島も、この一歩も引けない戦いで果敢に応戦。#0會田が冷静に3Pシュートを決めると、福島#44米山もすかさず3Pシュートでお返し。決着はつかず、2回目のオーバータイムへ突入。
<OT2>
両チームがハードディフェンスを見せ、フリースローの打ち合いに。福岡は4点を追う中、青木の3Pシュートで1点差まで詰め寄る。しかし、福島の勢いを止められない。福島の反撃ムードを呼び起こしたマニゴールドにバスケットカウントを許すと、残り39秒にはまたもペイントを割られ、点差は4点に拡大。絶望的な状況下、最後まで諦めない福岡は負けじと村上が意地のスティールを見せ加点。そして、残り1.7秒、村上が渾身のジャンパーを沈め、再び同点に。試合は3回目のオーバータイムへ。
<OT3>
バーレルのインサイドアタックで加点すると、青木が獲得したフリースロー2本を落ち着いて沈めて4点のリードを奪う。しかし、ここから試合は究極の我慢比べに。福島も#15ガードナーのペイントアタックなどで粘り、再び逆転を許す一進一退の攻防となる。福岡は必死に応戦するも、青木がリバウンドに食らいついた際に痛恨のファウルを取られフリースローを許す。土壇場で3点を追いかけるという、追い詰められた展開となった。しかし、ここでチームを救ったのは、この日何度も流れを変えたアギラールだった。この試合3本目の3Pシュートがネットを揺らしスコアは再び同点。しかし、福島#24 益子に得点を許し、2点ビハインドに。残り22秒、福岡のポゼッション。勝利への執念を見せたのはまたもバーレル。インサイドでボールを受けるとブザービーターを沈め、土壇場で同点。異例の4回目のオーバータイムへ。
<OT4>
攻撃の手を緩めない福島がフリースローなどで着実に得点を重ね、3点のリードを奪う。さらに、ガードナーの決定的な3Pシュートも決まり、福島は6点差に突き放す。苦しい時間帯の中、福岡はここまでチームを牽引してきたバーレルが無念の負傷交代。続く場面では村上にオフェンスファウルがコールされ、流れは完全に福島へと傾く。それでもリードが意地のアタックを沈め反撃を試みるが、再びガードナーが勝負を決める3Pシュートを沈め、福岡の望みを断ち切った。4度のオーバータイムに及ぶ死闘の末、福岡はあと一歩届かず、連敗を喫する結果となった。
なお、バーレルは、このゲームで32得点をマークし、Bリーグ史上通算14人目となる個人通算9,000得点の金字塔を打ち立てた。
【コメント】
福島雅人HC
4Qのクロージングをしっかり締めることができなかった、今日はその一点に尽きます。30年ほどやっていますが、クアドラプルオーバータイムは初めての経験でした。オーバータイムはお互いが死力を尽くし、最後はポゼッションが福島さん側に転がった、それだけだと思います。
試合全体としては、35分くらいまではプラン通りに進められたものの、残り5分で崩れてしまった。私自身も含め、選手それぞれがしっかり振り返り、反省しないといけません。せっかく良い流れを掴んでいたのが報われなかったのは悔しいです。
ただ、こういうタフな試合を2試合連続で戦い切れたこと、そして前節の福井戦から続いて粘り強さがチームに備わってきたことは大きな収穫です。あとは勝ち切る力をつけるだけ。もしまた福島さんとプレーオフで対戦できる機会があれば、そのときはさらに成長した姿でしっかりチャレンジしたいと思います。
村上駿斗選手
ここまでの3試合、すべて接戦で勝ち切れずに落としてきました。今日は「立ち上がりからディフェンスの強度を高める」というプラン通りに入り、1Qは非常に良いスタートが切れたと思います。しかし今回も、二桁リードがある中でターンオーバーが続き、オフェンスが噛み合わず、その流れから速攻や3Pシュートを許してしまい逆転されるという、これまでと同じ課題が出てしまいました。個人的にも4回のオーバータイムは初めての経験で、なんとしても勝ち切りたかった試合でした。次節は強豪・神戸との対戦です。福岡市民体育館での開催となりますので、ぜひ会場で熱い応援をよろしくお願いします。
【ハイライト】
【バスケットLIVEで見逃し配信を見る】
すべての画像
- 種類
- イベント
- ダウンロード
