盛岡市水道事業90周年記念事業として、岩手県在住作家・小林覚氏のアートが彩る『耐震不凍給水栓』が誕生!
地震発生時や冬期間にも水を安定供給できる市民のライフラインが、異彩を放つアートを纏った街のシンボルに

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、盛岡市上下水道局と共創し、地震などの災害に備えて盛岡市内72カ所の指定緊急避難所等に設置される耐震不凍給水栓のうち、記念すべき第1号基にヘラルボニー契約作家であり、岩手県在住の小林覚氏のアートを起用。
盛岡市水道事業90周年記念のスローガンである「ゴクゴク飲める水道水を次世代へ」を含む複数の語句を使用したアートを小林氏が作成し、耐震不凍給水栓にラッピングしました。街の中心部に置かれるこの給水栓は、災害時に水を汲める場所の目印になると同時に、多くの人が行き交う場所に設置されることから、多様な人々が暮らしやすい街のシンボルになってほしいというメッセージが込められています。2025年6月6日(金)には、現地・プラザおでって前にてお披露目式を開催しました。盛岡の街の中心部に、またひとつヘラルボニーの契約作家アートが彩る場所の誕生です。

■「365(さんろくごう)すいどう」=耐震不凍給水栓とは

耐震不凍給水栓とは、”地震に強く、凍らないことが特徴の水飲み場”のことです。この水飲み場は地震に強い水道管と繋がっており、地震などの災害発生時や寒い冬でも、いつでも水を飲むことができます。盛岡市中心部のプラザおでって広場内に設置されるため、災害発生時を含む有事にも、誰しもが安心して水を飲むことができる環境を提供することができます。これは、ヘラルボニーが目指す多様性・公平性・包摂性を促進する社会に通じます。
<4つの特徴>
①耐震性
地震発生時に水道管が破損するリスクを軽減する設計で、災害時での水道の利用をより安全にします。
②凍結防止機能
給水栓内部が凍結しにくい構造となっており、寒い冬でも安定して水を供給します。
③耐久性能
給水栓をコンクリートで覆うことで強固な給水栓となっており、外部からの衝撃にも強い構造です。
④停電対応
耐震不凍給水栓は電力を利用しない給水栓のため、市内中が停電しても水を供給します。
■起用アート・作家
岩手県在住のヘラルボニー契約作家・小林覚氏が、給水栓の表面・背面・側面のデザインのため、オリジナルアートを制作しました。
表面には「365すいどう・ゴクゴク飲める水道水を次世代へ・盛岡・みずの輪・90」、背面には「盛岡市水道90周年記念」、側面にはそれぞれ「365すいどう」「ごくごく」の語句を使用したアートがラッピング。段差のない設計と誰にでも使いやすいレバー式を取り入れた水栓に彼のアートが施されることで、誰一人取り残さない包括的な社会実現へのメッセージを伝えています。街の象徴的なアート作品として、また災害時に水を飲める場所の目印として、市民の皆様に親しんでいただける場所になることを目指しています。




小林 覚 / Satoru Kobayashi
(るんびにい美術館/岩手県)
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。
【株式会社ヘラルボニー概要】
「異彩を、 放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024年9月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38(本社)、〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付(東京拠点)
代表者:松田 崇弥、松田 文登
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
オンラインストア:https://store.heralbony.jp/
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