ルイ・ヴィトン、ヴァンドーム修道院とロラトワールに新たなアトリエを開設
2022年2月、ルイ・ヴィトンは2つの新アトリエを開設。1つはルイ・ヴィトンがかつての栄光を復活させるビジョンを反映し、歴史的建造物としても価値のあるヴァンドーム修道院のアトリエ。もう一方は、自然の中に佇む環境豊かなロラトワールのアトリエ。ここでは、フランス初のサステナブルな産業用建物が快適な作業環境を提供しています。
貴重なレザー製品を専門とするヴァンドーム修道院アトリエ──
ロワール川が街を縫うように流れ、湖畔のような雰囲気が漂うヴァンドーム。城館やローマカトリック教会の史跡、半木造建築の家屋、中世の石造りの街並みは、ブロワ市の長年にわたる管理のもと、何世紀も変わらない姿を残しています。北にはペルシュ地方、南にはプティット・ボース地方の風景が広がる、長い年月を経た修道院という類い稀な環境の中で、ルイ・ヴィトンは、貴重なレザーを使用したシティ・バッグを製作しています。
アニエールの歴史あるアトリエ(1859年創設)や、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のイスーダン(1998年創設)やコンデのアトリエ(2002年創設)──いずれもエキゾチックレザー製品製作の長い歴史を誇るアトリエ──から等距離に位置するヴァンドーム修道院アトリエは、ルイ・ヴィトンの歴史に新たな章を刻みます。
ロシャンボー地区の歴史的な中心地に佇むヴァンドーム修道院。ロシャンボーという地名は、1725年にヴァンドームで生まれ、アメリカ独立戦争でジョージ・ワシントンと共にヨークタウンの戦いに臨んだことで著名なフランスの将軍の名にちなんでいます。何世紀にもわたり、この修道院の建物は、宗教や軍事、現在では産業などのさまざまな目的で使用されてきました。ルイ・ヴィトンは、2032年に1,000周年を迎えるこの建物の歴史を保存しつつ、かつての栄光を復活させるというビジョンを掲げたのです。
ヴァンドームという名称は、世界的に有名なパリの広場も連想させます。このヴァンドーム広場は、メゾンが1854年にこの地区に最初の店舗を構えて以来、ルイ・ヴィトンは未来に目を向けながら、こうしたヘリテージを守り続けています。2017年には、ヴァンドーム広場2番地に、修復した壮麗な建物2棟を店舗にしたメゾン ルイ・ヴィトン ヴァンドームをオープンしました。
歴史的建造物に指定された旧トリニテ修道院の南回廊を、目を見張る4フロアのアトリエとして改装
サヴォアフェール(匠の技)や革新性を讃えながらクラフツマンシップの伝統や文化を継承する場として貴重なレザー製品を生み出しています。
ヴァンドーム修道院アトリエの修復は、フランス文化省歴史的記念物局の監督のもと、街との協力による一大プロジェクトとして進められ、2年間の改修期間も含め完成までに3年を要しました。ルイ・ヴィトンは、この建物の風格に満ちた外観を保存しつつ、街並みに溶け合うように新たな命を吹き込むことを目指したのです。創業者ルイの故郷ジュラ地方を拠点とする企業によって修復されたことにより、この建物の心臓の鼓動が、ついに再び動きはじめました。
アトリエの中心には歴史が宿っています。修復作業中、かつて修道士たちが自ら内装を施した場所や、兵士たちが石に刻んだ落書き──そのうち1つは、ルイ・ヴィトンが創業した1854年のもの──が新たに発見されました。華麗なゴシック建築の教会堂のバラ窓は、1896年にジョルジュが父である創業者ルイにオマージュを込めたアイコニックなモノグラム・キャンバスのインスピレーション源の1つを想わせます。
ヴァンドーム修道院アトリエに加えて、ヴァンドーム駅の近くに2つ目のアトリエも開設。自然の中に佇み、周囲の森の名前にちなんで名付けられたロラトワール・アトリエは、現代的なルイ・ヴィトンのアトリエの最たる例です。環境効率が高く自然光が溢れるアトリエは、職人たちが卓越したアイテムを作り上げるのに理想的な職場環境です。
ロラトワール・アトリエ
サステナブルな建築:初のバイオクライマティックデザインによるインダストリアルな建物
ロラトワール・アトリエは、バイオクライマティックデザインにより、今までのルイ・ヴィトンのアトリエの中で最もエネルギー効率に優れ、この分野ではフランス初のサステナブルな産業用建物です。バイオクライマティックデザインは、建物の環境や素材を価値あるものとして活用します。
この建物の配置やエコデザインは、暖房や冷房、照明に必要なエネルギーを低減するために、周辺の環境や天候を考慮に入れています。特に、ワークショップの位置、断熱性、要求に沿って暖房や冷房を適度に保つための適切な素材の選択や、従来のルイ・ヴィトンのアトリエと比べてエネルギー消費を半減させる自然喚起技術を取入れています。この技術的偉業は、ウェザーステーションと温度センサーを利用してファサードのルーバーを開閉させることで可能になりました。
この建物には、アトリエで必要なエネルギーの大部分を賄う、2,000㎡におよぶ太陽光発電パネルが設置されます。ルイ・ヴィトンの天然資源の保存する取組みに沿って、リサイクルまたは環境に優しい建材の使用が選択されています。構造部は、産地の森林の持続可能な管理を保証するFSC(森林管理協議会)認証木材や、100%リサイクル金属でできています。
自然光の利用も最適化されており、電力消費を減らすと共に、チームにとって快適な作業環境を確保します。再生可能エネルギーを利用し、エネルギーの消費を可能な限り抑える建築デザインにより、できるだけナチュラルで快適な仕事環境の実現を目指しています。
生物多様性と水管理
天然資源の保護は、ルイ・ヴィトンのサステナブルな発展へのアプローチにおける、重要な柱の1つです。したがって、ロラトワール・アトリエの緑の空間に特別な注意が払われているのは当然のこと。特に重点を置いているのは、雨水の管理です。敷地内には、水を蓄えるために、貯水池や水路、池が作られています。植物を利用して環境を修復する技術が活用され、生物の多様性を促進するために、自然に水が浸透するように設計されています。
この土地に固有の耐寒性のある植物を植えることで、維持管理の必要性を最小限にしながら、サステナブルな方法で環境を豊かにします。一方で、蜜を出す植物を植えることにより、花粉媒介を促進しています。
環境への影響の低減
他のすべてのルイ・ヴィトンのアトリエと同様に、ロラトワール・アトリエでは、国際規格ISO 14001に基づく環境マネジメントシステムが取入れられています。エネルギーや水の消費を改善し、廃棄物のアップサイクリングを行い、原材料の最適化された使用を通して資源を保護することで、アトリエの環境マネジメントを最大限に高めています。
【お問合せ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
0120-00-1854
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(C) Louis Vuitton
貴重なレザー製品を専門とするヴァンドーム修道院アトリエ──
ロワール川が街を縫うように流れ、湖畔のような雰囲気が漂うヴァンドーム。城館やローマカトリック教会の史跡、半木造建築の家屋、中世の石造りの街並みは、ブロワ市の長年にわたる管理のもと、何世紀も変わらない姿を残しています。北にはペルシュ地方、南にはプティット・ボース地方の風景が広がる、長い年月を経た修道院という類い稀な環境の中で、ルイ・ヴィトンは、貴重なレザーを使用したシティ・バッグを製作しています。
アニエールの歴史あるアトリエ(1859年創設)や、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏のイスーダン(1998年創設)やコンデのアトリエ(2002年創設)──いずれもエキゾチックレザー製品製作の長い歴史を誇るアトリエ──から等距離に位置するヴァンドーム修道院アトリエは、ルイ・ヴィトンの歴史に新たな章を刻みます。
ロシャンボー地区の歴史的な中心地に佇むヴァンドーム修道院。ロシャンボーという地名は、1725年にヴァンドームで生まれ、アメリカ独立戦争でジョージ・ワシントンと共にヨークタウンの戦いに臨んだことで著名なフランスの将軍の名にちなんでいます。何世紀にもわたり、この修道院の建物は、宗教や軍事、現在では産業などのさまざまな目的で使用されてきました。ルイ・ヴィトンは、2032年に1,000周年を迎えるこの建物の歴史を保存しつつ、かつての栄光を復活させるというビジョンを掲げたのです。
ヴァンドームという名称は、世界的に有名なパリの広場も連想させます。このヴァンドーム広場は、メゾンが1854年にこの地区に最初の店舗を構えて以来、ルイ・ヴィトンは未来に目を向けながら、こうしたヘリテージを守り続けています。2017年には、ヴァンドーム広場2番地に、修復した壮麗な建物2棟を店舗にしたメゾン ルイ・ヴィトン ヴァンドームをオープンしました。
歴史的建造物に指定された旧トリニテ修道院の南回廊を、目を見張る4フロアのアトリエとして改装
サヴォアフェール(匠の技)や革新性を讃えながらクラフツマンシップの伝統や文化を継承する場として貴重なレザー製品を生み出しています。
(C) Louis Vuitton
ヴァンドーム修道院アトリエの修復は、フランス文化省歴史的記念物局の監督のもと、街との協力による一大プロジェクトとして進められ、2年間の改修期間も含め完成までに3年を要しました。ルイ・ヴィトンは、この建物の風格に満ちた外観を保存しつつ、街並みに溶け合うように新たな命を吹き込むことを目指したのです。創業者ルイの故郷ジュラ地方を拠点とする企業によって修復されたことにより、この建物の心臓の鼓動が、ついに再び動きはじめました。
アトリエの中心には歴史が宿っています。修復作業中、かつて修道士たちが自ら内装を施した場所や、兵士たちが石に刻んだ落書き──そのうち1つは、ルイ・ヴィトンが創業した1854年のもの──が新たに発見されました。華麗なゴシック建築の教会堂のバラ窓は、1896年にジョルジュが父である創業者ルイにオマージュを込めたアイコニックなモノグラム・キャンバスのインスピレーション源の1つを想わせます。
ヴァンドーム修道院アトリエに加えて、ヴァンドーム駅の近くに2つ目のアトリエも開設。自然の中に佇み、周囲の森の名前にちなんで名付けられたロラトワール・アトリエは、現代的なルイ・ヴィトンのアトリエの最たる例です。環境効率が高く自然光が溢れるアトリエは、職人たちが卓越したアイテムを作り上げるのに理想的な職場環境です。
ロラトワール・アトリエ
サステナブルな建築:初のバイオクライマティックデザインによるインダストリアルな建物
(C) Louis Vuitton
ロラトワール・アトリエは、バイオクライマティックデザインにより、今までのルイ・ヴィトンのアトリエの中で最もエネルギー効率に優れ、この分野ではフランス初のサステナブルな産業用建物です。バイオクライマティックデザインは、建物の環境や素材を価値あるものとして活用します。
この建物の配置やエコデザインは、暖房や冷房、照明に必要なエネルギーを低減するために、周辺の環境や天候を考慮に入れています。特に、ワークショップの位置、断熱性、要求に沿って暖房や冷房を適度に保つための適切な素材の選択や、従来のルイ・ヴィトンのアトリエと比べてエネルギー消費を半減させる自然喚起技術を取入れています。この技術的偉業は、ウェザーステーションと温度センサーを利用してファサードのルーバーを開閉させることで可能になりました。
この建物には、アトリエで必要なエネルギーの大部分を賄う、2,000㎡におよぶ太陽光発電パネルが設置されます。ルイ・ヴィトンの天然資源の保存する取組みに沿って、リサイクルまたは環境に優しい建材の使用が選択されています。構造部は、産地の森林の持続可能な管理を保証するFSC(森林管理協議会)認証木材や、100%リサイクル金属でできています。
自然光の利用も最適化されており、電力消費を減らすと共に、チームにとって快適な作業環境を確保します。再生可能エネルギーを利用し、エネルギーの消費を可能な限り抑える建築デザインにより、できるだけナチュラルで快適な仕事環境の実現を目指しています。
生物多様性と水管理
天然資源の保護は、ルイ・ヴィトンのサステナブルな発展へのアプローチにおける、重要な柱の1つです。したがって、ロラトワール・アトリエの緑の空間に特別な注意が払われているのは当然のこと。特に重点を置いているのは、雨水の管理です。敷地内には、水を蓄えるために、貯水池や水路、池が作られています。植物を利用して環境を修復する技術が活用され、生物の多様性を促進するために、自然に水が浸透するように設計されています。
この土地に固有の耐寒性のある植物を植えることで、維持管理の必要性を最小限にしながら、サステナブルな方法で環境を豊かにします。一方で、蜜を出す植物を植えることにより、花粉媒介を促進しています。
環境への影響の低減
他のすべてのルイ・ヴィトンのアトリエと同様に、ロラトワール・アトリエでは、国際規格ISO 14001に基づく環境マネジメントシステムが取入れられています。エネルギーや水の消費を改善し、廃棄物のアップサイクリングを行い、原材料の最適化された使用を通して資源を保護することで、アトリエの環境マネジメントを最大限に高めています。
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