山梨県産業技術センターが開発した甲州鉄器「ぐつぐつ」、2025年度グッドデザイン賞を受賞!!
⼭梨県産業技術センターが開発した「ほうとう⽤鋳物鍋[甲州鉄器「ぐつぐつ」]」が、2025 年度グッドデザイン賞(主催︓公益財団法⼈⽇本デザイン振興会)を受賞しました。
本鋳物鍋は、山梨の食文化に特化した独自の用途と視点を備えており、“山梨ならではの製品”として高く評価されました。

【製品のコンセプト】
本製品は、令和3年度から令和5年度にかけて実施した、⼭梨県総合理⼯学研究機構の研究課題「⼭梨県固有のデザインソースの集積と『⼭梨らしさ』を付加価値とした製品等の開発に関する研究」の成果として開発したものです。

現代のライフスタイルに調和するデザインを採⽤し、独⾃設計の蒸気弁と機能的な取⼿を備えた上蓋とのセットにより、⽇常使いに適した製品となっています。
なお、本製品は令和7 年5 ⽉15 ⽇で意匠登録(登録第1799364 号)を完了しています。
「その⼟地ならでは」「その⼟地らしい」製品が減少する中、⼭梨の郷⼟料理「ほうとう」に特化した本鋳物鍋は、地域の⾷⽂化への理解と愛着を深めるきっかけを提案する「⼭梨らしい製品」として⾼く評価されました。




一般販売の開始時期については、まだ確定しておりませんが、今回のグッドデザイン賞受賞をきっかけに、より多くの方にこの山梨での取り組みに関心を持っていただければ幸いです。
山梨の豊かな自然や文化、そしてそこに暮らす人々の思いが形となったこの製品に、ぜひご注目ください。
▼グッドデザイン賞公式サイト

□製品名称
ほうとう用鋳物鍋[甲州鉄器「ぐつぐつ」]
受賞番号︓25G04020
審査ユニット︓04 生活用品
事業主体名(クライアント)︓⼭梨県産業技術センター
応募者︓⼭梨県産業技術センター、株式会社大沼デザインスタジオ
□製品概要
⼭梨の食文化を象徴する郷⼟料理「ほうとう」を現代のライフスタイルに調和させるために
開発した鋳物鍋。底部は4mm、口縁部を鋳造の極限である1.5mm まで薄肉化した偏肉構造により同サイズ製品比で30%の軽量化と優れた熱効率、保温性を実現。独自設計の蒸気弁と機能的な取手を備えた上蓋とのセットによる日常使いに適した鋳物鍋です。
□グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
ジャパニーズツーリズムが加速する中、地方でも都市と同じようにおしゃれなカフェで美味しいコーヒーが飲めるようになっている。一方で、その場所にいかないと食べられないものの価値は急速に高まっているといえる。この製品は、⼭梨の「ほうとう」という郷⼟料理に特化した製品である。現状のほうとうを食べるための鍋が持つ非現代性に着目し、今の時代でも日常的にほうとうが自然に食べられる工夫が施されている。食品に接触しないような円形の蓋の形状は、ほうとう鍋が従来もつアイデンティティをうまく継承しているといえる。
「ほうとう」が今後も日常でありつづけるために、この鍋が重要な役割を担う製品となることを願っている。
□展示情報
11 月1 日(⼟)〜5 日(水)に東京・六本木の東京ミッドタウンで開催される「2025 年度グッドデザイン賞」の全受賞作を紹介するイベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にて、受賞作を展示します。
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