彩の国埼玉環境大賞「優秀賞」を受賞 大豆トラスト運動で〔埼玉〕
「食」と「農」のつながりから知る環境の大切さ
生活協同組合パルシステム埼玉(本部:埼玉県蕨市錦町、理事長:樋口民子)は「令和5年度彩の国埼玉環境大賞」の優秀賞を受賞しました。耕作放棄地をよみがえらせる「大豆トラスト運動」の環境保全活動が評価されました。埼玉県知事公館(さいたま市浦和区)で開催された表彰式では、樋口理事長が大野元裕埼玉県知事から表彰状を手渡されました。
生産・加工・消費一体の環境保全
「彩の国埼玉環境大賞」は、環境保全などに取り組む個人・団体、SDGsなど環境・社会・経済に統合的に取り組む事業者の功績をたたえる表彰です。
優秀賞を受けた「大豆トラスト運動」は、パルシステム埼玉がヤマキ醸造株式会社(本社:児玉郡神川町、木谷善光代表)と生産者による神川農業グループとともに、神川町の耕作放棄地を再生し大豆を栽培する2005年からの取り組みです。
参加するパルシステム利用者は、大豆畑の区画に応じた費用で有機栽培での生産管理を委託し、種まきから草取り、収穫まで体験できます。収穫した大豆はヤマキ醸造が味噌に加工し、利用者宅へ届けます。大豆のままでも受け取り可能で、耕作放棄地再生による環境保全に加え食料自給率向上にも貢献できます。
ヤマキ醸造は同表彰で「大賞」を受賞しました。しょうゆや豆腐の製造で発生する大豆の搾りかすやおからを酪農家へ提供し食品ロスを削減する取り組みが評価されています。
地域連携による「考えるきっかけ」
パルシステム埼玉は「大豆トラスト運動」をはじめ、地産地消や環境保全型農業の大切さを利用者に呼びかけ、「食」と「農」をつなぐさまざまな機会を作っています。2023年には、神川町とヤマキ醸造、認定NPO法人JUON NETWORKとの連携による森林体験ツアーを開催し、間伐作業などから環境保全の大切さを利用者親子とともに考えました。
農作業や自然のなかでのイベントを通じ、多くの参加者がふだんできない体験を楽しみ、毎日の「食」が身近な環境や「農」につながっていることを実感しています。
パルシステム埼玉はこれからも、県内諸団体とのつながりを大切にし、自然豊かな地域づくりをめざしていきます。
生活協同組合パルシステム埼玉
所在地:埼玉県蕨市錦町2-10-4、理事長:樋口民子
出資金:91.0億円、組合員数:22.2万人、総事業高:321.5億円(2023年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-saitama.coop/
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp/
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