アドビとMicrosoftが協力し、Microsoft 365アプリケーションを使用するマーケター向けに新たな生成AI機能を提供

Adobe Experience CloudのワークフローとインサイトをMicrosoft Copilotと連携、マーケターのコラボレーション、効率性、創造性を向上させる生成AIベースの機能を提供

アドビ株式会社

【2024年3月27日】

※当資料は、2024年3月26日に米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

アドビ(Nasdaq: ADBE)(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下アドビ)は本日、年次のデジタルエクスペリエンスカンファレンスであるAdobe Summitにおいて、Adobe Experience CloudのワークフローとインサイトをMicrosoft Copilot for Microsoft 365に提供する計画を発表しました。これにより、マーケターはアプリケーションとデータのサイロ化を克服して、日常業務をより効率的に管理できます。こうした新たな統合機能により、Adobe Experience CloudのアプリケーションとMicrosoft Dynamics 365から関連あるマーケティングのインサイトやワークフローをMicrosoft Copilotに取り込むことができ、Outlook、Microsoft Teams、Wordなどのツールでクリエイティブブリーフの作成、コンテンツの制作、コンテンツの承認管理、エクスペリエンスの提供などを行うマーケターを支援します。

アドビのデジタルエクスペリエンスビジネス担当シニア バイスプレジデントであるアミット アフジャ(Amit Ahuja)は、次のように述べています。「ソーシャルメディアやモバイルなど、さまざまなチャネルが目まぐるしく変化する中、パーソナライズされたコンテンツの需要は急激に高まっており、マーケターは日常業務の効率性と生産性の向上を迫られています。マーケターは日々の業務の大半をアドビとMicrosoftのアプリケーションで行っており、今回のパートナーシップは、マーケティングチームに優れたサービスを提供し、プランニング、コラボレーション、キャンペーンの実行に関わる日常業務を合理化します。」

MicrosoftのAI at Work担当コーポレート バイスプレジデントであるジャレッド スパタロウ(Jared Spataro)氏は、次のように述べています。「インパクトのあるキャンペーンの作成と顧客体験の強化という、最重要業務に専念できるよう、Microsoftとアドビはマーケターの支援に向けて共通の目標を掲げています。Adobe Experience CloudのアプリケーションとDynamics 365から提供される、コンテキストに基づくマーケティングインサイトをCopilot for Microsoft 365経由で業務フロー内に統合することで、私たちは共通の目標を達成しつつ、マーケターが業務を合理化し、障害を排除して、卓越した成果を達成できるよう支援します。」

マーケティング分野は複雑で、複数の専門的な役職で構成されます。そのため、ブランドコンテンツのデザインやキャンペーンの管理から、社内外のパートナーによる、複数のチャネルを横断したオーディエンスインサイトの追跡、結果の報告に至るまで、さまざまなツールが要求されます。すなわち、マーケターは、サイロ化された、異なるアプリケーションでの作業という課題に直面しており、これは連携不足に陥ることや、スピードや生産性に悪影響を及ぼす可能性があります。Microsoftの実施した最近の調査(*1)によると、マーケティングやコミュニケーションのプロフェッショナルの43%は、デジタルアプリケーションやプログラムを切り替える必要性が、創造性の妨げになっていると報告しています。

アドビとMicrosoftは今後、こうした課題に共同で取り組みます。マーケターは社内外の複数のチームを横断して作業を行いつつ、キャンペーンの目標、状況、アクションを管理するケースが多く、当初の機能ではこうしたニーズへの対応に重点が置かれます。これらの機能は以下のシナリオへの対応を想定しています。

  • 業務フローにおける戦略的インサイト:Adobe Customer Journey AnalyticsAdobe Workfrontなど、Adobe Experience Cloudのアプリケーションによる適切なキャンペーンインサイトを活用し、Dynamics 365と組み合わせることで、Copilot for Microsoft 365エクスペリエンスは、マーケターがOutlook、Teams、Wordでインサイトと最新情報を迅速に取得できるよう支援します。マーケターは、キャンペーンの効果や承認待ちの状況、取るべきアクションや、最新のキャンペーンブリーフで定義されるオーディエンスとKPIを理解しつつ、マーケティングプロジェクトの状況を理解するための質問をすることができます。

  • 適切なコンテキストに基づき、キャンペーンブリーフ、プレゼンテーション、Webサイトの最新情報、電子メールを作成:マーケターは複数のツールや担当者にインサイトを求めることなく、容易にデータに基づいた判断ができます。アドビとDynamics 365のマーケティングインサイトは、Copilot for Microsoft 365で利用でき、ブリーフ、幹部の確認用のプレゼンテーション、レポート、最新情報を作成できます。Adobe Experience Manager Sitesの機能がCopilot for Microsoft 365に統合されることで、マーケターはAdobe Fireflyの生成AIで画像を作成し、マーケティング体験のキャッチコピーをWordで直接作成し、Webやモバイルなどのチャネルでパブリッシュできます。

  • コンテキストに即した通知と要約を通じてプロジェクトを進行:フィードバック、承認、作業項目の変更、締切日など、プロジェクトの状況をまとめるため、マーケターは複数のアプリケーション、電子メール、チャットを確認する必要があります。Adobe Workfrontが提供するこれらの統合機能は、これらのアプリケーション間で連携し、関連するマーケティングデータを活用した通知を作成することで、あらゆる変化や取るべきアクションを常に把握できます。

詳細と最新情報については、以下のサイトにサインアップしてください。

https://adobe.folloze.com/adobe-microsoft-personal-is-possible

*1:機能別のペインポイントと機会に関するグローバル調査

この調査は、ワーク・トレンド・インデックスの調査の一環として、2023年7月21日から2023年11月1日にかけて、12の市場においてフルタイムの雇用者または自営業者18,100人を対象に、独立調査会社エデルマン・データ×インテリジェンスが実施したものです。

■「アドビ」について

アドビはデジタル体験を通じて世界に変革をもたらします。

アドビに関する詳細な情報は、webサイト( https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html )をご覧ください。

■マイクロソフトについて

マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。

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会社概要

アドビ株式会社

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URL
https://www.adobe.com/jp/
業種
情報通信
本社所在地
大崎1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー19F
電話番号
03-5740-2622
代表者名
中井陽子
上場
海外市場
資本金
1億8000万円
設立
1992年03月