【京都髙島屋】石川 九楊 展 筆触のアンソロジー〈書〉
このたび京都髙島屋では書に異次元の革新をもたらし、新時代を開拓し続けるトップランナーとして、現代美術界、文学界にも多大の影響を与え続けておられる石川九楊先生の個展を開催いたします。
■会期:2023年3月8日(水)~13日(月)会場:髙島屋京都店6階美術画廊(京都市下京区)
■開場時間:午前10時~午後8時 (入場無料)
■開場時間:午前10時~午後8時 (入場無料)
石川先生は1945年、越前和紙で名高い福井県に生まれ、5歳から書道塾に通われます。63年、弁護士を志し京都大学法学部に入学と同時に、書道部に所属されます。その後、学生書壇に飽き足らず研究団体を結成され、意欲的に制作発表、研究を続けられました。78年に石川九楊研究所を開設、82年には京都・東京で個展を連続開催、本格的な書家デビューを飾ります。
90年には『書の終焉―近代書史論』でサントリー学芸賞受賞、そして『筆触(ひっしょく)の構造』、さらには『中國書史』『日本書史』『近代書史』の書史三部作を相次いで上梓。評論家・思想家としても高い評価を獲得されました。現在は東京・根岸に居を構え、制作・執筆活動を精力的に続けておられます。
〈書は、筆と紙の間に生じる接触、摩擦、離脱による「筆触」の劇(ドラマ)である〉ことを解明、その独自の理論は文字、言語、表現各分野に嚆矢を放ち、今も思想・芸術界に大きな影響を与え続けています。
今展は「筆触のアンソロジー」と題し、生誕150年を迎えた根岸ゆかりの自由律俳句の創始者・河東碧梧桐の句や、現代日本を痛撃する自作文など初公開の作品をはじめ、9.11米国同時多発テロ、戦後詩、源氏物語、千字文を題材にしたものの他、七代加藤幸兵衛氏との合作による文房具まで、書表現の極限を追求しつづける多彩な作品群を発表する得がたい機会です。
それとなく風に裏ある若葉哉(コロナ論)
60×90cm
「全顔社会の恢復を願って」
60×95cm
「ヨーロッパの戦争」のさなかに-人類の未熟について
95×60cm
作家略歴
1945年 福井県に生まれる
1963年 京都大学法学部入学
1967年 京都大学卒業、三洋化成工業株式会社(京都市)入社
1978年 三洋化成工業株式会社を退社。石川九楊研究所を設立
1997年 東京・根岸に移転
2001年 京都精華大学教授、同大学表現研究機構に招聘
主な受賞歴
1990年 サントリ―学芸賞『書の終焉』(同朋舎出版)
2000年 京都府文化賞功労賞
2002年 毎日出版文化賞『日本書史』(名古屋大学出版会)
日本文化デザイン賞
2003年 京都新聞大賞文化学術賞
2009年 大佛次郎賞『近代書史』(名古屋大学出版会)
2021年 京都市文化功労者
各店開催情報
【京都展】3月8日(水)→13日(月) 髙島屋京都店6階 美術画廊
■ギャラリートーク:3月12日(日)午後3時~
【東京展】3月29日(水)→4月3日(月) 髙島屋日本橋本館6階 美術画廊
■ギャラリートーク:4月1日(土)午後3時~
【大阪展】5月3日(水・祝)→8日(月) 髙島屋大阪店6階 美術画廊
■ギャラリートーク:5月6日(土)午後3時~
■お問い合わせ先:髙島屋京都店(京都市下京区) ℡ 075-221-8811(代)
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