学生のアイデアがカタチに つつじが丘保育園(仮称)の建設工事が始まりました
令和7年、愛知県豊橋市が「とよはし公共建築学生チャレンジコンペティション」として全国の学生から建築アイデアを募った「つつじが丘保育園(仮称)」はれにわ6年1月16日に起工式を行い、建設工事がいよいよ始まりました。
新しい保育園は114組の提案から選ばれた、名古屋工業大学大学院の中山朋紀さん(2年)と原希望さん(同)、永井里奈さん(1年)のアイデア「風土の中のさんぽミチ」をコンセプトに設計されました。木の温もりにあふれ、四季の変化を感じられるとともに、子どもたちの主体性を育む保育環境を具現化します。
中庭「みんなのニワ」を囲むように各保育室の縁側として「さんぽミチ」が配置されます。さんぽミチは、回遊性が高い半屋外空間として内と外との環境を緩やかにつなぎます。
保育室は開放的で可変性が高く、木の温もりを感じられる空間になります。
公園や遊歩道に面する境界は、内外のプライバシーを保ちつつ、気配が感じられるようにしました。
園舎は木造2階建て延べ907平方メートルで、外観は周辺の住環境と調和がとれた低層で切妻屋根を採用したデザインです。
建設場所は、豊橋市佐藤五丁目地内の佐藤公園南側。令和7年1月末の完成、同年4月の開園を予定し、学生のアイデアがカタチになります。
また豊橋市は工事に合わせ、建築を志す学生を対象に「公共建築の施工プロセスに触れられる現場見学会」を開催します。基礎工事、建方工事、内外装工事など、工事の進捗に応じて、公共建築工事の施工段階の実務に触れられる機会を提供します。
全国の建築系学科に在籍する学生が対象で、事前の参加登録が必要です。実施要領や登録などは、豊橋市建築課ホームページに、2月初旬の公開を予定しています。
市の担当者は「普段接することのない公共建築工事の現場を見てもらい、建設業や公共施設整備の仕事に関心を持ってもらえたら」と多くの学生の参加を期待しています。
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