カカオ豆の種皮を活用したリサイクルボードを開発し、快適な空間などを表現
株式会社 明治の「CACAO STYLE ROOM」として提供
この「CACAO STYLE ROOM」は、明治が立ち上げた、カカオハスクのアップサイクルをテーマにした新ブランド「CACAO STYLE」 *2のプロモーション用ブースとして活用されます。
*壁、ベッド、テーブル、イス、棚に「カカオハスクボード」を使用。カカオハスクを活用した床材はfabula株式会社より、カカオハスクで染色したベッド周りの布類と棚やテーブルの装飾品(「CACAO STYLE」製品)は明治より支給いただきました。
*1 「ひらけ、カカオ。」のWebページ : https://www.meiji.co.jp/sustainability/newaction/cacao/
*2 「CACAO STYLE」のWebページ : https://www.meiji.co.jp/sustainability/newaction/cacao/cacaostyle/
【「カカオハスクボード」と「CACAO STYLE ROOM」について】
○ DNPグループは、工場の廃材や廃棄衣料品等を加工した再生素材を活用してリサイクルボードを作成し、その特徴を活かしたPOPや什器などをデザインして提供しています *3。そうした実績とノウハウを活かし、今回明治と共同で、チョコレートを作る過程で排出されるカカオ豆の種皮「カカオハスク」を活用した再生素材由来の「カカオハスクボード」を開発・作成しました。
*3 再生素材を活用したデザインソリューション : https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10161743_1567.html
○ 「カカオハスクボード」は、カカオハスク約30%、廃棄衣料約60%、DNPの工場廃紙約10%を粉砕・圧縮・成形して作成しています。従来提供している繊維リサイクルボードと同等の強度があります。
○ また、「カカオハスクボード」と積層段ボールを組み合わせて家具や内装材を作成し、居住空間等として表現した「CACAO STYLE ROOM」を企画・作成しました。
○ 「CACAO STYLE ROOM」は、イベント用のブースとして多くの人に紹介することも想定しており、積層段ボールを折りたたみ・組み立てが容易な構造にすることで、多様な場所での設置や撤収の負荷低減も可能にしました。
【今後の展開】
循環型社会の実現に向けて、多くの企業では、製品等の製造過程で発生する廃棄物等を再生素材として活用するニーズが高まっています。こうした動きに対して、DNPは早くから、自社工場での損紙やリサイクル材を活用して、その価値を高める「アップサイクル」の取り組みを行っています。*4 特に使用期間が短い店舗POPやショールームのブースには、リサイクル材を活用したいという需要が高く、DNPはリサイクル材を使用しながら強度や利便性の高い製品の開発を進めています。
今後もDNPは、循環型社会の実現に向けて、空間の企画・設計や什器製造などの技術・ノウハウを活かし、多様な廃棄素材の活用に取り組み、素材の特長を活かした付加価値のある製品への再生(アップサイクル)を推進していきます。
*4 アップサイクルに関するDNPの取り組み事例 :
・「Recycling Meets Design® Project」 : https://dnp-plaza.jp/co-creation/rmd/index.html
・紙カップの水平リサイクルに関する実証実験 : https://www.dnp.co.jp/news/detail/20167726_1587.html
*環境配慮に関する企業や活動に並走する「DNP GREEN PARTNER」 : https://www.dnp.co.jp/biz/theme/dgp_biz/
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