子どもと家族を支え、地域を変える 子ども第三の居場所「メットライフ財団支援ピッコロのおうち・たんぽぽ」開所
メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム
日本では、未来を担う子ども達の経済・教育格差が拡大している*2ことが懸念されており、困難な状況にある子ども達を支援することは喫緊の課題です。日本財団が推進する子ども第三の居場所は、家庭環境などさまざまな理由から、困難に直面する子ども達が、放課後の居場所として過ごせる環境を提供しています。子ども達は、こうした環境の中で自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育んでいます。
「メットライフ財団支援 ピッコロのおうち・たんぽぽ」を運営する特定非営利活動法人子育てネットワーク・ピッコロは、家族をまるごと支援する取り組みが、人と人とのつながりを変え、地域を変える、を理念に掲げ、高齢者・子どもを支援する活動を行っています。この施設名には、たんぽぽ(子ども達)が、地(地域)に根を張って、力強く、元気に咲き、それぞれの種を持って飛び立っていく、そんな願いが込められています。本施設は、子ども達が放課後自らの意志で通いたくなるような家庭的な雰囲気にするため、住宅地に開所されました。子ども達が安心して通えるよう二階建ての一軒家の外観を明るいたんぽぽカラーでデザインし、一人の空間を確保するための隠れ家のようなスペースを用意するなどの工夫が凝らされています。小学校低学年から中学生までの子ども達約20名に居場所を提供していきます。
また、この施設では、多世代との交流ができるように地域住民が主体となった郷土料理教室や、親子を対象としたイベントや、メットライフ生命の社員による金融教育プログラム等が企画され、このような環境の中で子ども達は人や社会と関わる力をはじめとした非認知能力を育んでいきます。さらに本施設は、清瀬市、学校、ソーシャルワーカー、関係機関などとも密な連携を図り子ども達の成長を後押しします。
「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」は、人生の最期を豊かに暮らすための「高齢者ホスピス」と困難な状況にある子どものための施設「子ども第三の居場所」の開設を通して、豊かな地域社会の創造に寄与するものです。また、メットライフ生命の社員は、日本財団が展開する全国の高齢者および子ども向け施設におけるボランティア活動を通じて、豊かな地域社会づくりに貢献して参ります。超高齢社会と子どもの課題に取り組むことで、誰一人取り残さない持続可能な社会の構築を目指します。
*1 「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」は、メットライフ財団から日本財団への約4億円の寄付により、2021年9月に開始。2023年3月に、このプログラムの子ども第三の居場所の第一号が長崎県雲仙市に開所しました。3年間で「高齢者ホスピス」と「子ども第三の居場所」計12カ所を開設します。
*2日本財団、三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社 「コロナ禍が教育格差にもたらす影響調査」
<参考資料>
●開所式関係者コメント(一部抜粋)
メットライフ生命保険株式会社 執行役 常務 チーフコーポレートアフェアーズオフィサー ポール・マイルズ
メットライフ生命は「豊かな地域社会の創造に寄与する」ことをサステナビリティの重要課題に掲げ、CSR活動では高齢者・子ども・地域社会の3つを柱に支援を行っている。子育てネットワーク・ピッコロ様の理念は、当社も賛同するところであり、子ども達が家庭的な雰囲気の中、人生を切り拓かれることを強く願っている。当社は、お客さまに安心と信頼をお約束するだけでなく、地域社会の皆さまに寄り添いながら、長期的に価値を創造し提供し続けていくことを使命だと考えている。この先の50年、100年と、地域の皆さまとともに、よりたしかな未来に向けて、ともに歩んでいけるように、地域貢献に取り組んでいきたい。
日本財団 経営企画広報部部長 木田 悟史
日本財団の調査により、今、日本の小学生の100人に34.3人は何らかの困難に直面している状況であることが分かっている。こうした子ども達に寄り添い、安心して過ごせる居場所で支援を行うために、子ども第三の居場所事業を進めている。現場で支援をするNPOの皆様、自治体を初めてとする地域の皆様だけでなく、大変心強いパートナーとしてメットライフ生命様、メットライフ財団様にもご協力を頂き嬉しく思っている。社員の方との交流等、子ども達にとっても多様な大人との出会いが更なる成長につながると感じている。メットライフ様と、今後も子どもに豊かな居場所を提供できるように共にプログラムを進めていきたい。
特定非営利活動法人 子育てネットワーク・ピッコロ 理事長 小俣 みどり
子育てネットワーク・ピッコロは、これまで住民参加型、家庭訪問型の子育て支援に取り組んできた。2年前からは清瀬市学童クラブの指定管理、子どもたちの見守り強化アクション事業等を通して子どもたちに関わることが多くなり、地域における子どもの居場所の必要性を強く感じていた。今回、メットライフ財団様、日本財団様のご支援を受け、施設を開所できたことを大変ありがたく、嬉しく思っている。
清瀬市市長 澁谷 桂司
清瀬市内における、様々なNPOの活躍を大変うれしく思うと同時に、子育てネットワーク・ピッコロ様のこれまでの子ども支援の活動に対しても、とても感謝をしている。今回開所する「メットライフ財団支援ピッコロのおうち・たんぽぽ」は、清瀬市内2カ所目の子ども第三の居場所ということで、この居場所がこれから子どもたちが安心して過ごすことのできる場所となり、地域の発展のために活躍してくれることを期待している。
●開所式の写真素材は、以下のリンクよりダウンロード頂けます。
https://www.dropbox.com/sh/1cf0enwvib9ltmj/AAC85GsJ2iEAjdHPyhrsje6Da?dl=0
※写真素材をご使用される場合、「提供:日本財団」とクレジットの明記をお願いします。
※上記写真素材のリンクは予告なくアクセスできなくなることがあります。
メットライフ生命について
メットライフ生命は日本初の外資系生命保険会社として1973年に営業を開始し、現在は世界有数の生命保険グループ会社、米国メットライフの日本法人として お客さまに常に寄り添い、最適な保障を選ぶお手伝いをしています。多様な販売チャネルを通じて、個人・法人のお客さまに対し幅広いリスクに対応できる、 革新的な商品の提供に努めています。https://www.metlife.co.jp
メットライフ財団について
米国ニューヨークのメットライフ財団は、メットライフの寄付活動と地域社会への長期的な貢献を実現するために、1976年に設立されました。以来、メットライフが事業を展開する地域での9億ドルの支援を行ってきました。メットライフ財団は、世界中の十分な機会に恵まれない人々や少数派コミュニティを支援し、経済の流動化・活性化をもたらすことに注力しています。非営利団体と協働し、経済的包摂、ファイナンシャル・ヘルスの課題解決と強固な地域社会の構築の3つの エリアに注力し、メットライフの社員がボランティア活動に積極的に参加しています。www.MetLife.org
日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。 https://www.nippon-foundation.or.jp/
子育てネットワーク・ピッコロについて
「預かる理由を問わない」「困ったときはすぐ手を差し伸べる」をモットーに、地域の中で顔の見える住民参加型の24時間対応訪問保育サービスを行っている団体です。「ファミリー・サポートきよせ」の受託をはじめ、市内ひとり親ホームヘルプサービス、市内9学童クラブ指定管理者としての運営など、様々な子育て支援に取り組むとともに、ダブルケアの課題に対応できる、柔軟性のある住民参加型介護サポート事業にも取り組んでいます。
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