【LED TOKYO】日本企業で初めて“DCI認証”取得のHDR対応LEDシネマを開発
LED TOKYO は日本企業として初めて、HDR対応のDIRECT VIEW型LEDビジョンにおいてDCI認証を取得いたしました。

■概要
LED TOKYO株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:鈴木直樹、以下「LED TOKYO」)は、映画上映における国際的な技術基準である「DCI認証(DCI certification)」を満たす、HDR対応のDIRECT VIEW型LEDビジョンの開発に成功しました。
このたび当社は、日本企業として初めて、HDR対応のDIRECT VIEW型LEDビジョンにおいてDCI認証を取得いたしました。
本製品は、従来の映画館のような大規模常設設備を必要とせず、移動型・仮設型として短期間で設営・撤去が可能です。これにより、映画館が存在しない地域や屋外、多目的施設などにおいても、最新映画をDCI準拠の高画質で上映できる新しい上映環境を提供します。
■DCIとは?
DCI(Digital Cinema Initiatives)は、ディズニー/パラマウント/ソニー・ピクチャーズ/ユニバーサル/ワーナー・ブラザーズの5大映画会社によって2002年に設立されたコンソーシアムであり、デジタルシネマの上映に関する国際基準を定める団体です。
DCIが定めた「DCI仕様書(DCI Specification)」は、映画コンテンツの解像度、フレームレート、カラースペース、音声仕様、暗号化・セキュリティといった幅広い項目に関して、映画館で上映されるデジタルコンテンツの品質保証・保護を目的とした業界標準です。
■プロダクト開発の背景と意義
これまで、日本国内ではDCIに準拠した映画上映は主にプロジェクター機器に限られており、LEDビジョンによる上映は事実上困難でした。加えて、DCIに未対応のLEDビジョンでは新作映画の上映が認められておらず、機動性のある新たな上映手段は求められ続けていました。
LED TOKYOは、約2年にわたる開発と技術検証を経て、HDR対応のDIRECT VIEW型LEDビジョンにおけるDCI認証取得を実現しました。これは技術面だけでなく、日本の映画配信・上映インフラをアップデートする大きな挑戦であり、今後の地域映画文化や移動型エンターテイメントの発展に資するものと自負しております。
■今後の展開LED TOKYOでは、今回のDCI認証取得を皮切りに、全国各地での移動型シアターの展開や、野外イベント/フェスティバル/自治体との連携による地域活性化企画など、“映画館のない場所にも映画を届ける”社会的意義のあるプロジェクトを積極的に推進してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
LED TOKYO株式会社 広報担当
所在地:東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル13階
E-mail:info@led-tokyo.co.jp
Web:https://led.led-tokyo.co.jp/
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