B2福岡|高さと決定力に苦しみ、攻守に主導権を握れず敗戦
2025年12月27日(土)に開催した、りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 シーズン【ライジングゼファーフクオカ vs.ベルテックス静岡】戦は、“福岡 76-88 静岡”で福岡の敗戦となりました。

【試合結果】
【福岡】76-88【静岡】
1Q 12-22
2Q 21-18
3Q 19-24
4Q 24-24
【戦評】
<前半>
2025年最後のホームゲームとなる今節。福岡は静岡を迎え、シーズン中締めのGAME1に挑む。試合は立ち上がりから、静岡のインサイドの柱・#26ブラントに連続得点を許す苦しい展開となる。それでも福岡は#8青木が迷いなく3Pシュートを沈め、反撃の意思を示す。しかしその後はファウルが重なり、攻撃のリズムをつかみきれない時間が続く。それを打ち破るように#5リードが3Pシュートを沈め、離れかけた点差を引き戻しにかかるが、福岡はリバウンドで後手を踏み、静岡に主導権を握られる苦しい展開となる。
10点のビハインドを背負って迎えた2Q。重たい空気を切り裂いたのは#34アギラール。立て続けに3Pシュートを沈め、福岡は一気に点差を縮めにかかる。しかし、静岡#11増田にこの試合2本目となる3Pシュートを沈められるなど、静岡も簡単には流れを渡さない。それでもアギラールは止まらない。3本目の3Pシュートを沈めると、青木も続き、会場のボルテージを一気に引き上げる。しかし、#3山本にペイントを割られるなど、追い上げはあと一歩届かない。我慢の時間が続く中、リードがファウルを受けながらも粘り強いアタックを決め、気迫のこもったプレーでチームを鼓舞する。福岡は7点のビハインドにとどめ、後半への反撃の火種を残して前半を終える。
<後半>
反撃の流れを手繰り寄せたい後半。立ち上がりに静岡の得点源・#5ンドウの3Pシュートで先手を取られる。それでも、アギラールから青木への連携が噛み合い、福岡は流れを引き戻しにかかる。その後も青木の手から次々と得点が生まれ、会場は一気に熱を帯びていく。一方の静岡も落ち着いた試合運びで応戦し、簡単には主導権を渡さない。さらに静岡は山本、ンドウの3Pシュートで応戦し、再び点差を広げる。福岡はディフェンスの強度を高め、流れを引き戻そうと必死に食らいつく。
12点のビハインドを背負い迎えた勝負の最終クォーター。勢いを一段と増した静岡の攻撃に押し込まれ、苦しい時間帯が続く。それでも、リードや#23村上が果敢にアタックを仕掛け、反撃の糸口を探る。青木がこの試合4本目の3Pシュートを沈め、会場を再び沸かせるが、点差を大きく縮めるには至らない。その後も静岡は攻撃の手を緩めず、試合を通して静岡のリバウンドと決定力に苦しんだ福岡がGAME1を落とした。
【コメント】
福島雅人HC
静岡さんは外国人選手が揃い、こちらは揃っていない中で、チームとして何が必要なのか、こちらはどう相手の優位性をどう消すか、静岡さんは優位性をどう突いてくるかという、せめぎ合いの試合でした。
その中で、18本のオフェンスリバウンドを取られ、セカンドチャンスを与えてしまった。すべてを防ぐことは難しいにしても、あと5~6本は減らせたと思います。また、ズレが生じた場面で、良い判断ができなかった。3Qの出だしで少しリズムに乗りかけたところでライブ・ターンオーバーが起き、逆に相手の3Pファウルにつながってしまった。そうした局面が一つでも出ると、試合が歪んでしまいます。
もう少し効果的に、楽にオフェンスをしたかったですが、攻め手を見つけてあげられなかったのは、僕の責任です。難しいショットは相手もこちらも打っていましたが、後半はリバウンドの強度やディフェンスのプレッシャーが少し上がった一方で、前半はピックアップラインも低く、そこは残念でした。
明日もう一度チャンスがあるので、何とか1勝1敗に持ち込みたいと思います。
パブロ・アギラール選手
前半は相手と競うことができていました。やるべきことができている時間帯は良かったですが、リバウンドを数本逃してしまった点は良くなかったと思います。後半は、自分たちがやるべきことを遂行できず、流れが止まってしまいました。そうした展開が今シーズンは多いと感じているので、改善していきたいです。
明日は試合の入りからアグレッシブに入ることが大事になります。相手のフィジカルとアグレッシブさに対抗し、リバウンドなどでしっかり戦っていきたいと思います。
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