松戸市立博物館開館30周年・千葉県誕生150周年・松戸市制施行80周年記念 館蔵資料展「どきどきクロノロジー」
~新しい土器?古い土器?何年前の土器かなんでわかるの?~
令和5年度、松戸市立博物館は開館30周年を迎えます。また、千葉県誕生150周年、松戸市制施行80周年も重なっております。年月の重みを感じる佳節に合わせて、「時間」について考える展覧会を開催します。
本展覧会では松戸市域の縄文土器を題材にして、「クロノロジー(編年)」の基本的な方法や理論をわかりやすく紹介します。
本展覧会では松戸市域の縄文土器を題材にして、「クロノロジー(編年)」の基本的な方法や理論をわかりやすく紹介します。
松戸市内には約200の遺跡があり、半数以上が縄文時代の遺跡です。今回は、松戸市域で見つかった縄文土器166点を展示します。遺跡から見つかったものがいつ頃のもので、どのような順番で変化したのかを調べることをクロノロジーと言い、考古学の中でも基礎的な研究分野の1つです。展示は3章構成で、クロノロジーの基本となる方法を各章1つずつ紹介します。
●会期:令和5年4月29日(土・祝)~6月11日(日)※月曜日、5月26日(金)は休館
●開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
●会場:松戸市立博物館、企画展示室
●観覧料:無料
●展示の構成
I. 土の重なり、土器の古さ
地面の下には古い土の上に新しい土が積み重なって地層ができており、上の方ほど新しくできた層だといえます。これを「地層塁重の法則」と言います。考古学では、この原則を利用して、上の層で見つかった土器ほど新しいと判断しています。
ここでは貝の花遺跡(松戸市小金原)で見つかった土器を展示し、見つかった層との関係から土器ごとの古さ/新しさを紹介します。
II. デザインの変化
縄文土器の形や文様には、様々な種類があります。これは、長い時間の中で形や文様が少しずつ変化したためと考えられ、形や文様が似ていればいるほど、近い時期に作られたものと判断することができます。この方法に基づいて、松戸市域の各遺跡で見つかった縄文時代中期~晩期の土器を古い順に並べて展示し、どのような変化が見られるのかを紹介します。
III.古さの測り方
I・II章で紹介した2つの方法は、土器同士の相対的な古さ/新しさを判断する方法ですが、土器が何年前に作られたものかを知ることはできません。具体的に何年前くらい前のものかを知るために、縄文時代研究では主に「放射性炭素年代測定」という方法を使っています。ここでは、放射性炭素年代測定の原理と、実際にわかった年代についてパネルで紹介します。
●関連企画
(1)学芸員講演会「土器の古さの測り方」(博物館友の会共催)<要申込>
日時:5月20日(土)13時~15時
会場:松⼾市⽴博物館講堂
講師:当館学芸員 西村広経(にしむらひろつね)
定員:67人(応募多数の場合は抽選)
申込方法:5月8日(月)までに当館ホームページまたは往復はがき(1人1枚)に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・返信用宛名を記入して、
〒270-2252 松戸市千駄堀671 市立博物館「5月20日学芸員講演会」係へ
(2)ワークショップ①:ゲームでまなぶ土器の古さ/新しさ
日時:5月5日(金・祝)、6月10日(土)10時~11時、13時30分~14時30分
会場:プレイルーム
対象:どなたでも(小学生向けの内容です)
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
(3)ワークショップ②:縄文文様おえかき伝言ゲーム
日時:5月3日(水・祝)、13日(土)、6月11日(日)
10時~11時、13時30分~14時30分
会場:企画展示室前ロビー
対象:どなたでも(小学生向けの内容です)
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
(4)ギャラリートーク:当館学芸員が展示解説いたします
日時:4月29日(土・祝)、30日(日)、5月14日(日)、20日(土)、27日(土)
11時~12時、13時30分~14時30分
※5月20日(土)は11時~のみ
会場:企画展示室前ロビー
対象:どなたでも
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
【本件に関するお問い合わせ先】
■松戸市教育委員会 文化財保存活用課(博物館)
所在地:松戸市千駄堀671
TEL:047-384-8272(西村・加藤) FAX:047-384-8194
●会期:令和5年4月29日(土・祝)~6月11日(日)※月曜日、5月26日(金)は休館
●開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
●会場:松戸市立博物館、企画展示室
●観覧料:無料
●展示の構成
I. 土の重なり、土器の古さ
地面の下には古い土の上に新しい土が積み重なって地層ができており、上の方ほど新しくできた層だといえます。これを「地層塁重の法則」と言います。考古学では、この原則を利用して、上の層で見つかった土器ほど新しいと判断しています。
ここでは貝の花遺跡(松戸市小金原)で見つかった土器を展示し、見つかった層との関係から土器ごとの古さ/新しさを紹介します。
※VII群土器はIV群土器より上層で見つかるので、上の土器は下の土器より古いと判断できます。
II. デザインの変化
縄文土器の形や文様には、様々な種類があります。これは、長い時間の中で形や文様が少しずつ変化したためと考えられ、形や文様が似ていればいるほど、近い時期に作られたものと判断することができます。この方法に基づいて、松戸市域の各遺跡で見つかった縄文時代中期~晩期の土器を古い順に並べて展示し、どのような変化が見られるのかを紹介します。
※突起の形が似ているので、近い時期のものと判断できます。しかし、胴部は上が扁平、下は球に近く、少し変化があります。
III.古さの測り方
I・II章で紹介した2つの方法は、土器同士の相対的な古さ/新しさを判断する方法ですが、土器が何年前に作られたものかを知ることはできません。具体的に何年前くらい前のものかを知るために、縄文時代研究では主に「放射性炭素年代測定」という方法を使っています。ここでは、放射性炭素年代測定の原理と、実際にわかった年代についてパネルで紹介します。
●関連企画
(1)学芸員講演会「土器の古さの測り方」(博物館友の会共催)<要申込>
日時:5月20日(土)13時~15時
会場:松⼾市⽴博物館講堂
講師:当館学芸員 西村広経(にしむらひろつね)
定員:67人(応募多数の場合は抽選)
申込方法:5月8日(月)までに当館ホームページまたは往復はがき(1人1枚)に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・返信用宛名を記入して、
〒270-2252 松戸市千駄堀671 市立博物館「5月20日学芸員講演会」係へ
(2)ワークショップ①:ゲームでまなぶ土器の古さ/新しさ
日時:5月5日(金・祝)、6月10日(土)10時~11時、13時30分~14時30分
会場:プレイルーム
対象:どなたでも(小学生向けの内容です)
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
(3)ワークショップ②:縄文文様おえかき伝言ゲーム
日時:5月3日(水・祝)、13日(土)、6月11日(日)
10時~11時、13時30分~14時30分
会場:企画展示室前ロビー
対象:どなたでも(小学生向けの内容です)
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
(4)ギャラリートーク:当館学芸員が展示解説いたします
日時:4月29日(土・祝)、30日(日)、5月14日(日)、20日(土)、27日(土)
11時~12時、13時30分~14時30分
※5月20日(土)は11時~のみ
会場:企画展示室前ロビー
対象:どなたでも
参加方法:希望者は企画展示室前ロビーに集合 事前応募不要
【本件に関するお問い合わせ先】
■松戸市教育委員会 文化財保存活用課(博物館)
所在地:松戸市千駄堀671
TEL:047-384-8272(西村・加藤) FAX:047-384-8194
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