黄金町で4 月7 日(土)から鷲尾和彦「Station / Station」展 -移動するとは何か、滞在するとは何かを考える-
横浜市中区でアートによるまちづくりを進めるNPO 法人黄金町エリアマネジメントセンターでは、2018年度の企画展第一弾として、4月7日(土)から写真家・鷲尾和彦の個展「Station / Station」を開催いたします。
鷲尾氏は、移り変わりのなかにいる人々を主な被写体として、撮影を行ってきました。今回は、作家が2015年9月にウィーン西駅で偶然遭遇したドイツへと向かう難民たちを収めた新作写真シリーズ「NEXT TRAIN」を日本初公開いたします。 また、かつて「山谷」と呼ばれた日雇い労働者の町(東京・南千住)にある外国人旅行者専門の簡易宿で撮影したバックパッカーたちのポートレート写真「極東ホテル」シリーズを、同時に展示します。
■■開催概要■■
タイトル|鷲尾和彦「Station / Station」展
会期|2018年4月7日(土) - 4月30日(月・祝) 11:00 - 19:00
会場|高架下スタジオSite-A ギャラリー(横浜市中区黄金町1-6 番地先)
休場日|月曜(4月30日は祝日のため開場)
入場料|無料
オープニング・レセプション|2018年4月6日(金)18:30 ‒ 20:00
主催|認定NPO 法人黄金町エリアマネジメントセンター
■■本展の見どころ■■
1. 新作「NEXT TRAIN」シリーズを日本初公開
中央ヨーロッパの大都市を目指し移動する難民たちの写真を、インスタレーション作品として構築し、日本で初公開いたします。撮影から数週間後には、オーストリア共和国の政局が変わり、難民流入経路は遮断され、撮影が行われたウィーン西駅も難民たちに対しては封鎖されてしまいました。現在では見ることのできない、しかし今も行き場を探しさまよう難民たちのつかの間を、空間として立ち上げます。
2. 高架下のギャラリーという特性を活かした展示
京急線が度々通り、電車が通過する音と振動が伝わるギャラリーの特性を活かして展示を構成します。人や物が実際に移動していることが体感できる空間を用いることで、サイト・スペシフィックでありながらも遠く離れた場所とのつながりを生み出します。
3. レジデンス・アーティストとの連携企画
移動するとは何か、滞在するとは何かを問いかける本展は、周りに滞在制作を行っているアーティストがいる黄金町とゆるやかにつながっています。そこで、本展のプログラムとして、レジデンス・アーティストと滞在制作や移動についてのトークセッションを開催いたします。日時は決まり次第、ホームページにて発表いたします。
詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-2329.html
■■アーティスト・プロフィール ■■
鷲尾 和彦 Kazuhiko Washio
兵庫県生まれ。1997 年に独学で写真を始める。世界的な視線から自らの居場所である「日本」をとらえた作品制作の姿勢を貫く。2009 年、『極東ホテル』を出版。2011 年、作家・詩人の 池澤夏樹氏とともに東日本大震災発生直後から被災地をフィールドワークし、書籍『春をうらんだりはしない』と写真集『遠い水平線 On the Horizon』を刊行。2014 年には日本全国の海岸線の風景を約 15 年間にわたり撮影したシリーズ『To the Sea』を刊行(序文はノーベル文学賞受賞作家であるジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオが寄稿)。
主な個展は「A la Mer - 海へ -」(ESPACE KUU 空、東京、2016 年)、「WANDERING SOULS」展(Gallery Tanto Tempo、神戸、2012年)、「極東ホテル Hotel Fareast」展(AKAAKA、東京、2010年)など。「ふたしかなその日−Seize the Uncertain Day」展(東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、2017年)や「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」(オーストリア、2016 年)などに参加。
■■本件に関する問い合わせ先■■
認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
TEL:045-261-5467
FAX:045-325-7222
E-mail:info@koganecho.net
鷲尾氏は、移り変わりのなかにいる人々を主な被写体として、撮影を行ってきました。今回は、作家が2015年9月にウィーン西駅で偶然遭遇したドイツへと向かう難民たちを収めた新作写真シリーズ「NEXT TRAIN」を日本初公開いたします。 また、かつて「山谷」と呼ばれた日雇い労働者の町(東京・南千住)にある外国人旅行者専門の簡易宿で撮影したバックパッカーたちのポートレート写真「極東ホテル」シリーズを、同時に展示します。
「NEXT TRAIN」シリーズより、2015 年 ©Kazuhiko WASHIO
《Zelie from Paris, France. 2008.8.5.》「極東ホテル」シリーズより、2008 年 ©Kazuhiko WASHIO
■■開催概要■■
タイトル|鷲尾和彦「Station / Station」展
会期|2018年4月7日(土) - 4月30日(月・祝) 11:00 - 19:00
会場|高架下スタジオSite-A ギャラリー(横浜市中区黄金町1-6 番地先)
休場日|月曜(4月30日は祝日のため開場)
入場料|無料
オープニング・レセプション|2018年4月6日(金)18:30 ‒ 20:00
主催|認定NPO 法人黄金町エリアマネジメントセンター
■■本展の見どころ■■
1. 新作「NEXT TRAIN」シリーズを日本初公開
中央ヨーロッパの大都市を目指し移動する難民たちの写真を、インスタレーション作品として構築し、日本で初公開いたします。撮影から数週間後には、オーストリア共和国の政局が変わり、難民流入経路は遮断され、撮影が行われたウィーン西駅も難民たちに対しては封鎖されてしまいました。現在では見ることのできない、しかし今も行き場を探しさまよう難民たちのつかの間を、空間として立ち上げます。
2. 高架下のギャラリーという特性を活かした展示
京急線が度々通り、電車が通過する音と振動が伝わるギャラリーの特性を活かして展示を構成します。人や物が実際に移動していることが体感できる空間を用いることで、サイト・スペシフィックでありながらも遠く離れた場所とのつながりを生み出します。
3. レジデンス・アーティストとの連携企画
移動するとは何か、滞在するとは何かを問いかける本展は、周りに滞在制作を行っているアーティストがいる黄金町とゆるやかにつながっています。そこで、本展のプログラムとして、レジデンス・アーティストと滞在制作や移動についてのトークセッションを開催いたします。日時は決まり次第、ホームページにて発表いたします。
詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.koganecho.net/contents/event-exhibition/event-exhibition-2329.html
■■アーティスト・プロフィール ■■
鷲尾 和彦 Kazuhiko Washio
兵庫県生まれ。1997 年に独学で写真を始める。世界的な視線から自らの居場所である「日本」をとらえた作品制作の姿勢を貫く。2009 年、『極東ホテル』を出版。2011 年、作家・詩人の 池澤夏樹氏とともに東日本大震災発生直後から被災地をフィールドワークし、書籍『春をうらんだりはしない』と写真集『遠い水平線 On the Horizon』を刊行。2014 年には日本全国の海岸線の風景を約 15 年間にわたり撮影したシリーズ『To the Sea』を刊行(序文はノーベル文学賞受賞作家であるジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオが寄稿)。
主な個展は「A la Mer - 海へ -」(ESPACE KUU 空、東京、2016 年)、「WANDERING SOULS」展(Gallery Tanto Tempo、神戸、2012年)、「極東ホテル Hotel Fareast」展(AKAAKA、東京、2010年)など。「ふたしかなその日−Seize the Uncertain Day」展(東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、2017年)や「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」(オーストリア、2016 年)などに参加。
■■本件に関する問い合わせ先■■
認定NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
TEL:045-261-5467
FAX:045-325-7222
E-mail:info@koganecho.net
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