READYFOR、医療機関によるクラウドファンディングプロジェクトの公開件数が300件を突破
累計支援額は45億円超、累計支援者は延べ10万人超に。救急車両の購入・更新が最多の使途となり、公的病院によるプロジェクトも増加

READYFOR株式会社(所在地:東京都千代田区、代表:米良 はるか、以下:READYFOR)が運営する日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」において、医療機関によるクラウドファンディングのプロジェクト公開件数が300件に到達しました。
2023年に100件、2025年に200件を突破して以降、活用は全国の医療機関に広がっています。これまでの累計支援額は45億円超、支援者は延べ10万人を超え(※1)、全国43都道府県の医療機関に活用いただいています。200件以降のプロジェクトでは、救急車・ドクターカーの購入・更新が最多の資金使途となり、公的病院による実施も増えています。
あわせて、複数回にわたりクラウドファンディングに取り組む医療機関や、クラウドファンディングを入口に常設の寄付窓口や遺贈寄付の受け入れ体制を整える医療機関が出てきています。
※1 2026年9月時点。累計支援額・支援者数は、READYFORにおいて公開され成立した医療機関によるプロジェクトの合計。支援者数は延べ人数
■2025年の支援総額は約11億4,000万円、3年連続で過去最高に
READYFORにおいて、医療機関によるクラウドファンディングのプロジェクトが初めて公開されたのは2015年です。2020年以降に医療機関への寄付が広がり、2021年に年間の支援総額が3億円を超えた後、2023年約6億5,600万円、2024年約9億2,500万円、2025年約11億4,000万円と、READYFORに掲載された医療機関のプロジェクトとして3年連続で過去最高となっています(※2)。
また、公開件数も2023年49件、2024年51件、2025年60件と増え、2026年は9月時点で47件(募集中を含む)が公開されています(※3)。

※2 READYFORにおいて各年に公開され、成立した医療機関によるプロジェクトの支援額の合計。2026年9月時点
※3 READYFORにおいて各年に公開された医療機関によるプロジェクトの件数。2026年は9月時点で、募集中を含む
■医療機関のクラウドファンディングにおける4つのトレンド
1) 救急車・ドクターカーの購入・更新が最多の資金使途に
資金使途別では、2024年に続き2025年も、救急車・ドクターカーなど救急車両の購入・更新を目的とするプロジェクトが増え、2024年の10件から2025年は19件へ約2倍となり、資金使途の中で最多になりました(※4)。
一方、コロナ禍の2021年に最も多かった「運営費」を目的とするプロジェクトは2025年には2件まで減り、資金使途の中心は救急車両・医療機器・施設改修といった設備投資へ移っています。
2024年度の診療報酬改定では、初期診療後に連携先の医療機関へ転院搬送する際の評価として、一定の要件のもとで算定できる「救急患者連携搬送料」が新設されました(※5)。こうした制度の動きも背景の一つとなり、病院間連携の要となる救急車やドクターカーを地域住民の寄付により整備する医療機関が各地で増えつつあります。

※4 READYFORにおいて各年に公開された医療機関によるプロジェクトの、資金使途別の件数
※5 厚生労働省「令和6年度診療報酬改定」において新設
2) 公立病院をはじめとする、公的病院による実施が増加
実行者の属性別では、都道府県や市町村が設置する公立病院や、地方独立行政法人が運営する病院によるプロジェクトが2024年の6件から2025年は9件と増加しています。国立病院機構や労働者健康安全機構、地域医療機能推進機構を含めた公的病院(※6)全体でも、2024年の8件から2025年は17件へ増えました。公的病院でも、救急車両や医療機器の更新などのために寄付を募る事例が見られます。

※6 公的病院:都道府県・市町村が設置する病院、地方独立行政法人、国立病院機構、労働者健康安全機構、地域医療機能推進機構、国立研究開発法人等が運営する医療機関
3) 1件あたりの規模が拡大。3,000万円以上のプロジェクトが13件に増加し、全体の2割超に
目標金額を達成したプロジェクトの1件あたりの支援額(中央値)は、2023年の約1,330万円から2024年約1,360万円、2025年約1,640万円へ増加しました。支援額3,000万円以上のプロジェクトも2024年の6件から2025年は13件に増え、2025年に達成したプロジェクトの2割超を占めています(※7)。
※7 支援額の中央値および3,000万円以上の件数は、READYFORにおいて2023年から2025年の各年に公開され、目標金額を達成した医療機関によるプロジェクトを対象に算出
<実行者様からのコメント>
「『地域と繋がるきっかけ』当院では、病院救急車の更新を目的に、クラウドファンディングを実施しました。その結果、目標の2,000万円を大きく上回る、4,700万円を超えるご寄付と、温かい応援の言葉をいただきました。若手事務職員を中心に病院全体で取り組み、地域の皆さまが当院の救急医療をともに支えてくださっていることを実感しました。実施後に返礼として行った院内見学ツアーも好評で、当院の取り組みを地域の皆さまに直接お伝えする機会となっています。これからも地域との繋がりを大切にし、期待に応えられるよう救急医療に取り組んでまいります。」
(地方独立行政法人北九州市立病院機構 北九州市立八幡病院 事務局経営企画課 課長 木戸 啓介 様)
北九州市立八幡病院「何があっても、駆けつける。救急医療の生命線「病院救急車」の更新へ」
https://readyfor.jp/projects/yahatahospital2025

4) 被災した医療機関を支えるプロジェクトが継続。熊本地震関連プロジェクトでは支援者の9割超が県外から
被災した医療機関によるクラウドファンディングは2023年2件、2024年4件、2026年は9月時点で7件となりました。災害別では、2024年の能登半島地震で3件、2026年の令和8年熊本地震で5件、令和8年8月千葉豪雨で2件が公開されています(※8)。
支援者の地域にも違いがみられ、通常の医療機関によるプロジェクトでは、支援者数の約65%が病院と同じ都道府県からなのに対して、令和8年熊本地震の関連プロジェクトでは、支援者の9割超が熊本県外からの支援でした。地域別の支援者数で見ると、関東が約4割、九州・沖縄が約2割を占め、災害時には普段は接点のない地域からも支援が集まっています(※9)。
なお、令和8年熊本地震や令和8年8月千葉豪雨で被災した医療機関をはじめ、災害に関連して募集中のプロジェクトは、下記の「READYFOR 緊急災害支援プログラム」ページよりご覧いただけます。
https://cf.readyfor.jp/emergency
※8 2026年9月時点。募集中を含む
※9 令和8年熊本地震で被災した医療機関によるプロジェクト5件が対象。2026年9月時点。募集中を含む。地域別の割合は、支援時に配送先として設定された住所の都道府県をもとに、支援者数で算出。配送先が設定されていない支援者は除く
■プロジェクト実施の「その後」
1) 2回目以降のプロジェクトに取り組む医療機関も
2026年に公開された医療機関のプロジェクト47件のうち、7件が同一の医療機関による2回目以降の実施です。これまでに13の医療機関が複数回のプロジェクトに取り組んでおり、1回目を経て、数年後に新たな目的で再び挑戦する医療機関もあるなど、クラウドファンディングが一度きりの手段にとどまらない資金調達の選択肢として活用されています。
<実行者様からのコメント>
「『クラウドファンディングの成功は、地域住民との絆を深めるツール』当院は、2回のクラウドファンディングに挑戦しました。1回実施して寄付は終了するのではなく、一定期間をあけ、テーマを適切に設定し2回目の実施をしっかり戦略的に推進すれば素敵なプロジェクトになります。2回のクラウドファンディングを通して、地域医療機関にとって通院する患者さんへの対面的アプローチが成功の鍵をにぎることや、1回目で構築された「当院のファン」がリピーターとして支援してくださったことも強みとなり、更にREADYFOR担当者の「伴走支援」も大きな成功要因でした。今後は、支援により整備された療養環境の価値を地域に還元するとともに、外部パートナーや地域住民と協働する「地域密着型ファンベース経営」の確立を目指したいと考えています。」
(社会福祉法人恩賜財団済生会 富山県済生会富山病院 事務部次長 兼 経営企画室長 前田 伸明 様)
1回目:富山県済生会富山病院「済生会富山病院|2次救急指定病院としての役割を。救急処置室の改修へ」
https://readyfor.jp/projects/toyama2023
2回目:富山県済生会富山病院「済生会富山病院|安心して自宅に戻れるように電動ベッド導入にご支援を」
https://readyfor.jp/projects/toyama2026

2) クラウドファンディングを入口に、常設寄付・遺贈寄付へ
クラウドファンディング終了後に、READYFORの常設寄付(※10)を使って通年で寄付を受け付ける医療機関や、遺贈寄付の受け入れ体制を整える医療機関も出てきています。なお、READYFOR遺贈寄付サポートサービスに寄付先として登録されている医療機関は9団体(2026年9月時点)となっています。
READYFORでは、クラウドファンディングを実施した医療機関を対象に、READYFOR上での常設寄付ページの開設、遺贈寄付の受け入れ登録、病院のホームページや院内パンフレットでの寄付案内の制作までを一体で支援するサービスを提供しています。クラウドファンディングで生まれた支援者とのつながりを、通年の寄付や遺贈寄付へ広げ、医療機関が地域から継続的に支えられる仕組みづくりを後押しします。
こうした取り組みの中で、岡山旭東病院は、2023年のクラウドファンディングを経て、遺贈寄付サポートサービスに登録するとともに、2026年10月より常設寄付ページを公開し、通年での寄付の受け付けを開始しました。
※10 READYFORが提供する、募集期間を設けずに通年で寄付を受け付けられる仕組み
<実行者様からのコメント>
「当院では、クラウドファンディングを通じて、多くの皆さまから温かいご支援と応援メッセージをいただきました。
患者さんやご家族、元職員をはじめ、当院にゆかりのある多くの方々が病院の想いに共感し、応援してくださっていることを改めて実感できたことは大きな成果です。一歩を踏み出したことで、病院を支えてくださる方々とのつながりを再認識し、その輪を広げることにつながりました。この経験を常設寄付や遺贈寄付など、新たな仕組みの検討にもつなげ、このたび寄付受付の間口を広げることにいたしました。クラウドファンディングは資金調達にとどまらず、地域医療を支える仲間づくりになると感じています。」
(公益財団法人操風会 岡山旭東病院 リハビリテーション課 課長 兼 経営企画室 新谷 修平 様 / 企画課 学術管理室 井上 朝美 様)
クラウドファンディング:岡山旭東病院「適切な診断と治療を届ける続けるために、MRI機器を更新させたい!」
https://readyfor.jp/projects/kyokutoMRI
常設寄付:岡山旭東病院「地域とともに、これからの医療を創る 岡山旭東病院へのご支援を」(2026年10月5日公開)
https://readyfor.jp/projects/kyokuto

■READYFOR株式会社 医療部門 責任者 多田 絵梨香 コメント
2022年には年間30件程度であった病院クラウドファンディングは、数年の時を経て年間にご一緒する病院様の数は倍以上となりました。救急車両の購入をはじめとする設備投資への活用や、公的病院での実施への広がりなど、地域医療を支える手段として着実に定着しつつあることを実感しております。全国の病院様が素敵な形でクラウドファンディングを実施いただいていることこそ、その大きな原動力であり、改めてご一緒いただいた病院様に心より感謝申し上げます。
クラウドファンディングに複数回挑戦する病院様や、常設寄付・遺贈寄付へと発展させる病院様も増えており、一過性の寄付にとどまらず、地域住民と医療機関との継続的なつながりを生み出す仕組みとして、”寄付”が機能し、進化していることも意義深いことと感じております。
地域とともに支えあい、選ばれつづける病院様がさらに増えるよう、今後とも想いの乗ったお金の流れをつくり、伴走支援を続けてまいります。
なお、300件突破のこの節目に、病院クラウドファンディングに伴走する担当者(キュレーター)の鼎談記事も公開しております。キュレーターという職種を設け、クラウドファンディングの準備段階から終了まで密に寄り添う伴走を提供することは、READYFORの一番の特徴と言っても過言ではありません。
キュレーターが実際にどのような役割を担っているのか、また、どのような思いで個々の病院様に寄り添っているのか、ぜひご一読いただけましたら幸いです。
https://sapuris.readyfor.jp/posts/interview-member-curator-medical
■READYFOR株式会社について
READYFOR株式会社は「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」というパーパスを掲げ、クラウドファンディング事業、ファンドレイジング・コンサルティング事業、プログラム事業、フィランソロピー事業を運営しています。
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会社名:READYFOR株式会社
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代表者:米良 はるか
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所在地:東京都千代田区二番町11-7 住友不動産二番町ビル6階
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設立:2014年7月
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資本金:1億円
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会社ページURL:https://corp.readyfor.jp
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クラウドファンディングサービス READYFOR URL:https://readyfor.jp
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医療クラウドファンディングページURL:https://cf.readyfor.jp/medical
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