「ピークをずらしたお出かけ」が定着化! 休み方改革の波、おでかけ市場にも変革をもたらす/いこーよ総研ユーピークをずらしたお出かけザーアンケート
いこーよユーザーアンケートをもとに、ピーク時を避けたお出かけについてユーザーアンケートをもとに調査・分析
《トピックス》
ピーク時をずらしてお出かけしたいという人は97%
ここ1.2年はすいている時期にお出かけすることがトレンドに
土日を避け、平日に出かける人も多い
ピーク時をずらしたお出かけは増加傾向、理由は「混雑緩和」「価格」のほか生活様式の変化も影響
できない理由は「学校を休ませたくない」「平日に休みが取れない」
まとめ
(本リリースは、「ピークをずらしたお出かけ」調査レポートを一部抜粋して作成しています。全文はこちらhttps://research.iko-yo.net/solutions/research/10544.html)
ピーク時をずらしてお出かけしたいという人は97%
まず、「土日祝日」「GW」「お盆」「夏休み・春休み」などのおでかけピーク時を避け、すいている時期にずらしてお出かけしたいと思うかを尋ねました。
「とても思う」が80%と、圧倒的多数という結果になりました。「やや思う」(17%)を合わせると、97%もの人がピーク時を避けてお出かけしたいと考えています。
ここ1~2年はすいている時期にお出かけすることがトレンドに
つぎに、実際にここ1~2年の間で、ピーク時期をずらして出かけたことがあるか尋ねました。
およそ30%の人が「よくある」と回答。「時々ある」と回答した人も44%で、時期をずらして出かけたという人はとても多く、全体の約4分の3にも及んでいます。
土日を避け平日を狙って出かける人も多い
ピーク時からずらして出かけたことがあると回答した人に、どの時期にそうしたかを聞きました。
「土日を避け、平日におでかけ」という回答が最も多く、60%でした。土日は、おでかけ施設や観光地はどうしても混雑しやすくなります。日帰りや短期間のお出かけであれば、お休みも比較的取りやすく、平日を狙って出かけるという人も多いと推測されます。
次いで、「お盆を避けたその前後」が続いています。近年、夏休みを自身の希望の日程で取れる企業も増えており、お盆を避けて出かけるという人も多くなってきていると思われます。
ピーク時をずらしたお出かけは増加傾向、理由は「混雑緩和」「価格」のほか生活様式の変化も影響
「ピーク時をずらして出かけたことがある」という方に、直近の1~2年より前に比べてその機会が増えたかを聞きました。
「とても増えた」(19%)、「やや増えた」(33%)で、合わせると半数以上の人が「増えた」と回答しています。ピーク時をずらしたお出かけが、特別なものではなくなっていることに加え、この1~2年で増えたという回答が半数以上あることは予想以上の結果でした。
「増えた」と回答した人に、その理由を聞きました。
「観光地や施設が空いているから」75%、「交通手段が取りやすい、渋滞に巻き込まれないで済むから」67%で、やはり混雑を避けたいという理由が特に多く目立ちます。
また、「ずらした方が価格が安くなる」という実利的な理由も多く見られました。
そして、「コロナ禍で習慣になった」という人も20%、「働き方改革・休み方改革の影響」という人も20%程おり、コロナ禍で人混みを避けるなど様々な生活習慣の変化があったことや、ワークライフバランスの推進などの社会変化の追い風も大きく影響していることが伺えます。
できない理由は「学校を休ませたくない」「平日に休みが取れない
では、ピークをずらして出かけない理由はどこにあるのでしょうか。
「子どもに学校を休ませたくない」という理由が最も多く、約6割となりました。いこーよ総研が実施したラーケーション調査レポートでも見られたように、「学校は休むべきではない」という考えが根強いことがこの調査でも表れています。
つぎに、「仕事が忙しくて平日に休みが取れない」という理由が続いています。働き方改革や休み方改革の促進はあるものの、現実的に平日は休むのが難しいと感じている人が多いということでしょう。
まとめ
今回の調査結果では、ほとんどの人が「ピークをずらしてお出かけしたい」と考えていることがわかりました。その中でも「とても思う」が8割で、「ピークをずらしたお出かけ」への需要は非常に高いと言えます。実際に、ここ1~2年で、時期をずらして出かけたという人はとても多く見られました。具体的な時期としては、土日を避けて平日にお出かけする、お盆を避けるというケースが多く見られます。
そして、コロナ前よりも、ピーク時をずらしたお出かけは増加していることもわかりました。その理由としては、「混雑緩和」や「価格」という実利的な理由の他にも、「コロナ禍での習慣」や「休み方改革」などの社会情勢の変化が背景にあります。
一方で、ピーク時をずらせない理由としては、「子どもの学校」や「仕事が平日に休めない」という現実的な制約も依然として見受けられました。
今後も、企業や行政による働き方改革や休み方改革の促進、休みをどう取るかという生活スタイルの個性化は進んでいくでしょう。また、一斉に同じタイミングでお出かけをしてお互い混雑に疲弊するというレジャーのあり方に、変化が求められてきているということだと思います。お出かけ市場にとってもメリットの多い「ピークをずらしたお出かけ」について、今後も注目していきたいと思います。
■いこーよ施設アンケートの調査概要査方法
調査方法/インターネットアンケート
調査地域/全国
調査対象/いこーよ及びいこーよアプリを利用したユーザー
調査期間/2023年11月6日~11月15日
サンプル数/300サンプル
調査分析/いこーよ総研
■「ピークをずらしたお出かけ」調査レポート全文はこちら
https://research.iko-yo.net/solutions/research/10544.html
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<構成コンテンツ>
【市場レポート】https://research.iko-yo.net/report
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【調査データ】https://research.iko-yo.net/solutions/research
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