ディープテック領域におけるスタートアップのコミュニティ拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」ついに開業

MIT教授陣などが登壇するオープニングイベントも実施

東急不動産

 東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明、以下「当社」)は、ディープテック領域におけるスタートアップの日本最大級のコミュニティ拠点を目指す「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」(サクラ ディープテック シブヤ、以下「SDS」)を、渋谷の中心地「渋谷サクラステージ(東京都渋谷区)」に2025年1月23日(木)に開業し、同日、開業イベントとして「DEEPTECH INNOVATORS DAY 2025」を開催しました。

■SAKURA DEEPTECH SHIBUYAとは

 「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」とは、ディープテック領域におけるスタートアップの育成・支援を目的とするグローバルなコミュニティ拠点です。全世界で注目が集まるバイオテクノロジー、エネルギー、AI、ロボティクス、クライメートテックなどのディープテック領域に挑戦するスタートアップを対象に、スタートアップの成長に寄り添う場所の提供、継続的な出資サポートによる成長の支援、産官学の様々なプレイヤーとの連携機会の創出などを通じて、新しい産業の創出を支援します。

 SDSでは国内外の産官学連携による様々な支援を展開します。マサチューセッツ工科大学(以下、MIT)の産学連携プログラム(以下、MIT ILP)を通じたMIT教授陣※1との連携や、日米に拠点を持つスクラムスタジオ株式会社が推進するアクセラレータープログラムの提供、国内外の様々なスタートアップや事業会社とのネットワークを構築するラーニング・コミュニティを展開します。主に事業について具体的な検討を行い始めるアーリー・グロースステージ以降のスタートアップが抱える、事業拡大や国際社会への発信力という課題をサポートし、場所の提供にとどまらない多角的な取り組みや支援を通じて、広域渋谷圏※2においてグローバルイノベーションエコシステムの構築をめざします。

“渋谷から、世界を動かす。”をコンセプトに、今後SDSで取り組みを展開していきます。

 ※1 マサチューセッツ工科大学の教授と個人契約を締結し、助言を得ています。

 ※2 東急グループが定義する渋谷駅を中心とした半径約2.5km圏内。

■施設概要

名称:SAKURA DEEPTECH SHIBUYA -Global Innovation Hub-

場所:渋谷サクラステージ セントラルビル 12階(東京都渋谷区桜丘町1-2)

開業日:2025年1月23日(木)

床面積:778㎡

対象領域:エネルギー、燃料、素材、ケミカル、AI、ロボティクス ほか

主な特徴:

・ディープテック・スタートアップのための日本最大級のコミュニティ/エコシステム

・MIT教授陣監修のアクセラレータープログラムを実装

・国内外のグローバルな産官学連携による支援

・大企業との事業共創やVCからの投資機会の創出

・海外スタートアップへの日本・アジア進出支援、日本スタートアップの海外進出支援

URL:https://www.sakuradeeptechshibuya.com/

■オープニングイベント「DEEPTECH INNOVATORS DAY 2025」を開催

 2025年1月23日(木)、開業を記念してMIT ILPと共催でオープニングイベント「DEEPTECH INNOVATORS DAY 2025」をSDSおよびオンラインで開催し、合計1000名以上のディープテック・スタートアップの関係者が参加しました。

 オープニングイベントでは、基調講演としてMITのMechanical Engineering DepartmentからKripa K. Varanasi(クリパ・バラナシ)教授が「ディープテック・エコシステムの現在地」と題し海外の事例を交えながらエネルギーやバイオテックのディープテック領域が経済や社会にどれだけ影響を与えるのか」、「ディープテックの技術が市場に広がる際の課題や政府と民間の支援に関する現況」、「日本のディープテック・スタートアップにおける課題」など、スタートアップを取り巻く環境や支援、解決に向けた提言など示唆に富むオピニオンが発表されました。

 またスクラムスタジオが運営するアクセラレータープログラムの募集領域である「ロボティクス・AI」「クライメートテック」のセッションでは、海外スタートアップ創業者が自らの創業ストーリーやディープテック・イノベーションへの考察について語りました。SDSのアドバイザーでもあるMIT Mechanical Engineering DepartmentのHermano Igo Krebs教授、今年のCES (コンシューマー・エレクトロニクス・ショー) に登場したヒューマノイドロボットスタートアップApptronik社の共同創業者Luis Sentis氏、MIT発CCUSスタートアップ Verdox の創業者 Brian Baynes氏、同じくMIT発CO2活用スタートアップ Helix Carbonの創業者・CEOのEvan Haas氏が登壇しました。最後に、先端科学技術(量子コンピュータ)と大企業による大型イノベーション探索最前線の事例紹介などを行いました。

 さらに、渋谷区の長谷部 健 区長より、SDS開業に際し区の取り組みやスタートアップ共創に向けたメッセージを頂くなど、熱量の高い参加者・登壇者らが交流し合い、盛況のうちに終わりました。

 なお、当日の様子は、SDSのYouTubeにて後日公開予定です。(https://www.youtube.com/@sakura-deeptech-shibuya

 SDSでは今後、会員となる様々な大企業、スタートアップ、VC、大学の方々に向けた各種イベントを開催予定です。詳細スケジュールについてはSDSオフィシャルサイトをご確認ください。

■イベント登壇者

■MIT教授 Hermano Igo Krebs氏のコメント

When I think about the future, when I think about Japan, when I think about a “brave new world,” I visualize Shibuya Crossing. It is somehow exciting that a vision becomes reality at SAKURA DEEPTECH SHIBUYA, a place where creativity, energy, and “can-do-attitude” come together to let us all dream about a future that goes to Mars and beyond. And I am excited to be part of this vision.

未来について考えるとき、日本について考えるとき、「素晴らしい新世界」について考えるとき、私は渋谷交差点を思い浮かべます。SAKURA DEEPTECH SHIBUYAで、創造性、エネルギー、そして「できる」という精神が集まり、未来が現実になるというビジョンに心が躍ります。この場所で火星をも越えてさらに先の未来を夢見ることができるのです。そして、このようなビジョンに携われることを非常に楽しみにしています。

■アクセラレータープログラム、ラーニング&コミュニティへの参加スタートアップ募集中

 現在、東急不動産とスクラムスタジオが推進するアクセラレータープログラムに参加する、グローバルな展開を見込む国内外のディープテック・スタートアップを募集しています。

 SDSでは世界トップクラスのパートナーとともにディープテック・スタートアップを支援するグローバルなアクセラレータープログラムとして「Sakura Deeptech Accelerator」を実施します。本アクセラレーター プログラムは、「グローバル」「一流のディープテック・メンターシップサークル」「広域渋谷圏・渋谷カルチャー」「日本最大級の大企業コミュニティ」の4つの柱を掲げ支援を行います。本アクセラレータープログラムは、米・日における幅広いネットワークを活かし、スタートアップ投資とオープンイノベーションを通じた新規事業創出の実績のあるスクラムスタジオ株式会社が運営します。

 またSDSでは、偶発的なイノベーションが発生するようなグローバルコミュニティをめざし、アクセラレータープログラムのほか、有識者を招聘したテーマ別勉強会、グローバルなディープテックのトレンドに関する講演、博士研究員学生と企業のマッチングイベント、アクセラレータープログラム採択スタートアップやコミュニティ会員とのミートアップイベントなど、ラーニング・コミュニティの取り組みを通じて、国内外のスタートアップの新たな市場進出を支援します。

 詳細やエントリー要綱はウェブサイトをご覧ください。

募集スタートアップ

 ・主な対象:アーリー・グロースステージ(PMF※3を確認・実証済み)

 ・対象地域:グローバル(国内・海外)

 ・対象領域:クライメートテック 及び AI・ロボティクス

URL:https://www.sakuradeeptechshibuya.com/

応募フォーム:https://tinyurl.com/4ra7hj23

 ※3「Product Market Fit」の頭文字を取った言葉。顧客の課題を満足させる製品を提供し、それが適切な市場に受け入れられている状態を指します。

■パートナー一覧

MIT Industrial Liaison Program、Dynamo Energy Hub, Inc.、Brinc Japan 株式会社、Apprecia Capital、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、九大OIP株式会社、沖縄科学技術大学院大学、Beyond Next Ventures株式会社、日本貿易振興機構、Hello Tomorrow Japan 、Tokyo Innovation Base、渋⾕区  ほか

■会社概要

▼東急不動産株式会社

所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ

代表者:代表取締役社長 星野 浩明

設立:1953年

HP:https://www.tokyu-land.co.jp/    

 

▼スクラムスタジオ株式会社

所在地:東京都港区西新橋1-1-1

代表者:代表取締役社長 髙橋 正巳   

設立:2020年

HP:https://scrum.vc/ja/studio/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

東急不動産株式会社

118フォロワー

RSS
URL
https://www.tokyu-land.co.jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-21-1 渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121
代表者名
星野 浩明
上場
未上場
資本金
575億5169万円
設立
1953年12月