オラクル、Multicloud Universal Creditsを発表

業界初のクロス・クラウド消費モデルにより、希望のクラウド環境でOracle AI DatabaseとOCIサービスを迅速かつ簡単に購入可能に

日本オラクル株式会社

Oracle AI World、ラスベガス ― 2025年10月15日

(本資料は米国2025年10月14日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクルは本日、新たなライセンスオプションとなる「Oracle Multicloud Universal Credits」を発表しました。これによりお客様は、「Oracle AI Database」と「Oracle Cloud Infrastructure (OCI) サービス」を、希望するクラウド上で従来よりも迅速かつ簡単に調達できるようになります。この新しい「Multicloud Universal Credits」は、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、および「OCI」で利用可能となり、お客様は調達を効率化し、クラウド間で一貫した契約を利用しながら、クラウドサービスプロバイダーのマーケットプレイスのポリシーに従い、希望するリージョンでオラクルのデータベースを運用できます。

IDCのリサーチ・バイスプレジデントであるDave McCarthy氏は次のように述べています。「調達やガバナンスが、イノベーションの妨げとなることがよくあります。オラクルはすでに、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureを通じたマルチクラウド製品の提供を行ってきましたが、今回はさらに一歩踏み込み、調達、契約、ガバナンスを簡素化することで、顧客にさらなる柔軟性を提供しています。『Oracle Multicloud Universal Credits』は、オラクルのマルチクラウドサービスの普及を一気に加速させる原動力になるかもしれません。」

統合されたクラウド間エクスペリエンス

「Oracle Multicloud Universal Credits」は、お客様に次のような独自の利点を提供します。

  • クラウドをまたいだ単一の消費モデル: 「Oracle Database」を複数のクラウド上で調達・運用するためのシームレスな管理とガバナンスを実現します。さらに、このプログラムを利用して、あらゆるOCIサービスも調達できます。

  • 複数クラウドのリージョンによるアクセスの拡大: 利用可能なAWS、Google Cloud、Microsoft Azure、またはOCIリージョンで、OCI上のOracle AI Databaseのワークロードをデプロイできるようになり、アプリケーション実行の選択肢が広がります。

  • ワークロードのポータビリティと柔軟性: お客様は「Oracle AI Database」のワークロードを複数のクラウド間で自由に運用でき、商業的な柔軟性を得られるほか、一貫したデータベース管理が可能になります。

Oracle Cloud Infrastructure担当シニア・バイスプレジデントであるカラン・バッタ(Karan Batta)は次のように述べています。「オラクルの業界をリードするマルチクラウド・ソリューションは、お客様がアプリケーションをモダナイズし、クラウド移行を加速できるように設計されています。現在AWS、Google Cloud、Microsoft Azureで複数のマルチクラウド・リージョンが稼働しており、さらに『Oracle Multicloud Universal Credits』の提供開始も間近に控えています。オラクルは、業界初となる柔軟なクロス・クラウド消費モデルの導入と、契約の簡素化によって、かつてない選択肢と柔軟性をお客様に提供します。」

「Oracle Multicloud Universal Credits」への早期アクセスもお申し込みいただけます。

参考リンク

オラクルの分散クラウドについて

オラクルの分散クラウドは、クラウドの利点をそのままに、優れた管理性と柔軟性を提供します。オラクルの分散クラウドには以下の製品があります。

  • パブリック・クラウド:  あらゆる規模の組織がハイパースケールのパブリック・クラウド・リージョンを活用しており、これには厳格なEU主権管理が求められる組織も含まれます。リージョンのリストはこちらをご参照ください。

  • 専用クラウド: 「OCI Dedicated Region」を利用することで、お客様のデータセンター内で全ての「OCIクラウドサービス」を運用できます。また、パートナーは「Oracle Alloy」を用いて、「OCIクラウドサービス」の再販やカスタマイズが可能です。オラクルはまた、米国、英国、オーストラリア政府向けの「Government Clouds」や、米国の国家安全保障を目的とした「Isolated Cloud Regions」も提供しています。これらはいずれも、お客様がソブリン・クラウドとして導入できるフルスタックのクラウドおよびAI機能を提供します。

  • ハイブリッド・クラウド: OCIは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、「Compute Cloud@Customer」を介してオンプレミス環境でクラウドサービスを提供し、60カ国以上でインフラストラクチャを管理しています。さらに、堅牢でポータブルな高性能デバイスの複数構成から成る「OCI Roving Edge Infrastructure」は、エッジ環境でのリモートAI推論を支援します。

  • マルチクラウド: AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなどすべてのハイパースケール・クラウドプロバイダーにOCIを物理的に実装することで、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、「Oracle HeatWave on AWS」、「Oracle HeatWave on Microsoft Azure」などの低レイテンシかつネイティブに統合された「Oracle AI Database」サービスを提供しています。 「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」と「Oracle Interconnect for Google Cloud」により、お客様は複数のクラウドの主要な機能を組み合わせて利用することができます。

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE: ORCL)について、詳しくはwww.oracle.comをご覧ください。

Oracle AI Worldについて

Oracle AI Worldは、お客様やパートナー企業が最新の製品・テクノロジーのイノベーションを発見し、AIがさまざまな業界でどのように活用されているかを知ることができるイベントです。業界の専門家や同じ関心を持つ方々とつながり、すぐに組織にインパクトをもたらす実践的なヒントやインサイトを得ることができます。また、オラクルがクラウドとAIの持つ可能性をいかに最大限に引き出すかを探る絶好の機会でもあります。イベントでは新機能の実演や、識者・業界リーダーの講演も予定されています。詳細は oracle.com/ai-world、最新情報やニュースは oracle.com/news および linkedin.com/company/oracle でご確認ください。

 

商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。

 

将来の製品に関する免責条項

上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。なんらかの資料、コード、または機能を提供することを約束するものではなく、購入を決定する際に根拠とされるべきものではありません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。


会社概要

日本オラクル株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月