【LINEヤフー】LINEヤフーとキラメックス、香川県と連携し、県内におけるデータ・AI人材の育成を支援
「LINEヤフーテックアカデミー」を通じて、職種を問わずに完全未経験から約3カ月でデータ分析や生成AIを実務で活用できるカリキュラムを提供
LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)とキラメックス株式会社(以下、キラメックス)は、本日、香川県と連携し、県内におけるデータ・AI人材の育成を支援することを発表しました。
本件は、香川県が主催する「データ分析・ChatGPT人材活用講座」の運用企業を公募する中で、キラメックスが業務委託契約を締結し採択されたもので、LINEヤフーとキラメックスが共同で運営するリスキリングプログラム「LINEヤフーテックアカデミー」を通じてデータ分析や生成AIを実務で活用するためのノウハウを香川県に提供します。
本日から30名を上限に募集を開始し、7月8日(月)から開始する本講座では、職種を問わず、完全未経験から約3カ月でデータ分析・生成AIを理解し、実務で活用するために必要なスキルを習得できるカリキュラムを提供します。
2023年が「AI元年」と呼ばれるほど急速に拡大を続ける生成AIですが、その活用状況は、企業規模や業界に加えて、地域によっても異なっています。
帝国データバンクが実施した生成AIに関する調査(※1)では、都道府県ごとに導入状況を分析した結果、「生成AIを業務で活用している」と回答した方は、全国平均9.1%に対して香川県を含む四国エリアでは4.9%と低い一方で、「活用を検討している」と答えた方は53.7%(全国平均52.0%)と高いことがわかっています。しかし、そのうち46.3%(全国平均37.8%)の四国エリアの方が「活用イメージが沸かない」と高い水準となっており、「興味はあり活用したいが、どう使ったらいいかが分からない」といった傾向があることがうかがえます。
そうした状況の中、生成AIの業務利用を積極的に行っている香川県は、デジタル技術を活かしたイノベーションの推進を目指し、オープンイノベーション拠点「Setouchi-i-Base」(※2)において、新規事業の推進や革新的なテクノロジーについて学ぶ機会を提供することを目的に、「プロンプトエンジニアリング」やビッグデータを分析するスキルを取得できる講座の開講を決定し、委託先の公募を実施しました。
LINEヤフーとキラメックスは2023年1月に、プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリング(学びなおし)を支援する「LINEヤフーテックアカデミー」を開始しており(※3)、2024年からは生成AIなどの学習プログラムを法人向けに提供開始(※4)しています。
このたび、より多くの方のリスキリングを支援すべく、本講座の運営に参画することが決まりました。
受講生は「データ分析コース」「ChatGPTコース」の2コースを約12週間(約3カ月間)かけて受講します。
「データ分析コース」は、約8週間でデータ分析の基礎的な考え方を身につけ、実践での活用までを学習する内容となっており、Excelを利用したデータ分析手法の理解やRPA(robotic process automation)を利用した作業の自動化などのスキルが身につきます。本コースでは、週に2回、キラメックスと契約する現役エンジニアの専属メンターとの1on1を通じて質問や相談が可能です。
「ChatGPTコース」は、約4週間で言語モデルと、生成AIから望ましい出力を得るために最適な指示や命令を行う「プロンプトエンジニアリング」の基礎を学ぶ内容となっており、実務でChatGPTなどの生成AIを活用するためのスキルを身につけることができます。
いずれのコースにおいても、チャットサポートでいつでもメンターに質問が可能なため、安心して学習を継続できます。
また、講義はオンラインでの自習形式を中心に行いますが、LINEヤフーの社員による特別講義(期間中に1回)や、中間発表会や最終課題発表会といったオフラインのイベントも実施する予定です。
■本講座について
概要:約12週間(約3カ月間)でデータ分析・生成AIを理解し、実務で活用するために必要なスキルが身につくオンライン講座です。詳細は以下のホームページをご覧ください。
https://setouchiibase.jp/pub/event/detail/w10uyexfq5hmcakgj7
コース概要:
「データ分析コース」:2024年7月8日(月)〜9月1日(日)
データ分析の基礎的な考え方を身につけ、実践での活用までを学習する内容となっており、Excelを利用したデータ分析手法の理解やRPA(robotic process automation)を利用した作業の自動化、データ分析レポートの作成をするためのスキルが身につきます。
本コースは、キラメックスが提供する「データ分析コース」の内容を基にしており、これまで企画・マーケティング職、営業職、事務職など幅広い職種の方が受講し、「意見や現状把握の根拠として常にデータを活用する習慣を身につけることができた」、「定期的なメンタリングと指導力が高いメンターの方に伴走いただけるシステムが大変ありがたかった」、「メンタリングでは自身の業務においてデータ分析できそうなことを相談させていただき、アイデアなどを提案してもらえたため非常にためになった」などといった感想がありました。
「ChatGPTコース」:2024年9月2日(月)〜9月29日(日)
言語モデルと、生成AIから望ましい出力を得るために最適な指示や命令を行う「プロンプトエンジニアリング」の基礎を学ぶ内容となっており、実務でChatGPTなどの生成AIを活用するためのスキルを身につけることができます。
本コースは、キラメックスが提供し、募集開始から約2カ月で1,000名を超える申し込みがあった「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」の内容を基にしています。本コースを修了した100名の受講生を対象にした調査では、業務で生成AIを「頻繁に活用している」「活用している」と回答した人の数が受講前に比べて2倍に増加しました。また、本コースで身につけたスキルにより、「生成AIの活用がしやすくなった」と回答した人は80%に上りました。
申込期間:
2024年4月23日(火)14時〜6月10日(月)10時
※応募状況に応じて適宜締め切ります。
実施方法:
オンラインを中心とする、自習形式の講座です。
中間発表や最終課題発表会といったオフラインイベントも実施予定です。
受講料:5万円
※香川県主催の講座のため、消費税は発生しません。
定員:30名
受講対象者:香川県の在住は必須ではありませんが、応募者多数の場合、申込書記入の内容および以下の優先事項を踏まえ、県が受講者を決定します。
(1)香川県内で働く意欲が高い方(起業・フリーランス等を含む)
(2)講座を完遂する意欲が高い方
(3)県内在住の方
(4)社会人については、県内に主要な事業所を有する企業(個人事業主を含む)の当該事業所に所属されている方
(5)申込順位が早い方
特別講義について:
LINEヤフーの社員による特別講義を実施します。「生成AI活用の最新事例と実践」をテーマに、生成AIを活用するコツを学べるワークショップや、実際に業務の中で生成AIが活用された事例などといった内容を講演する予定です。
<テーマ:生成AI活用の最新事例と実践>
・時期…2024年9月26日(木)
・時間…17時30分~
・実施方法…オンライン(Zoom)
※講義内容は受講生の状況やAIを取り巻く情勢などにより一部変更になる可能性があります。
申込方法:以下URLにて申し込み可能です。
https://setouchiibase.jp/pub/event/detail/w10uyexfq5hmcakgj7(外部サイト)
■事前説明会について
本講座開講にあたり、オンラインの事前説明会(無料)を実施します。
日時:2024年5月9日(木)20時~21時
実施方法:オンライン開催(Zoom)
申込期間:2024年4月23日(火)14時~2024年5月9日(木)15時
申込方法:以下URLにて申し込み可能です。
https://setouchiibase.jp/pub/event/detail/eqdg8at4jynh6l7vms(外部サイト)
※1:(株)帝国データバンク「生成AIの活用に関する企業アンケート」
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p230608.pdf(外部サイト)
※2:情報通信関連分野の人材を育成する講座を実施するとともに、コワーキングスペースや3Dプリンター等を共同利用できる創作工房に加え、専任のコーディネーターによる各種相談対応や伴走支援等を提供する、オープンイノベーション拠点。https://setouchiibase.jp/(外部サイト)
※3:プレスリリース「プログラミング未経験者からエンジニアへのリスキリングを支援する『Yahoo!テックアカデミー』、本日から講義を開始」(「Yahoo!テックアカデミー」は2023年10月に「LINEヤフーテックアカデミー」に改称)
https://www.lycorp.co.jp/news/archive/Y/ja/ja20230123_B.pdf
※4:プレスリリース「LINEヤフー、生成AIの業務活用法などが学べるリスキリングプログラムを法人向けに提供開始し、「文系デジタル人材」の育成を支援」
https://www.lycorp.co.jp/ja/news/release/001246/
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